ペンタゴンチャート®
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ペンタゴンチャート®とは
「正五角形」を意味するペンタゴンチャート®は、チャート上に正五角形を描画して値動きの方向や、サポート/レジスタンスとなる重要な価格帯を予測するテクニカルツールです。正五角形は対角線を含めた各辺の比率が「1:0.618」の黄金分割比で構成されており、ペンタゴンチャート®はチャート横軸の「時間」と縦軸の「価格」を同時に黄金分割比で捉えます。黄金分割比は自然界で最も均整のとれた比率としてマーケットの価格変動にも度々出現する比率で、目標価格の予測などにも広く利用されています。
AC:AB=1:0.618
BE:BJ=1:0.618
BJ:BF=1:0.618
ペンタゴンチャート®の特徴
- 各点に磁石のように引き寄せられる。
- 各点の位置する時間帯に相場の変化が起こりやすい。
- 各辺に沿って動くことが多い。
- 各辺は抵抗線や支持線として機能する。
- 「時間の逆行」は起こらない。
各辺に沿って動いたり、交点や頂点または中心点に吸い寄せられるように動くことが多くあります。その為、対角線に沿って向かっている点や吸い寄せられていく点が一つの目標値となります。
ペンタゴンチャート®の中での値動き
ペンタゴンの交点や頂点付近に位置するところの時間帯は値が変化を起こしやすくなります。
各点に値が到達した場合は以降の動きに、上昇/下降に関わらず”新しいトレンド”が生まれやすくなります。
到達しなかった場合は、以降の値動きが反転しやすくなります。
ペンタゴンチャート®の描き足し方
しかし、相場が急騰/急落して赤方向に描き足されることになった場合は右から左へと逆の動きになってしまうので、これを「時間の逆行」と言い、あってはならないとこととされています。 ですので、赤方向の辺は強烈な抵抗線や支持線になると考えられます。
もし、「時間の逆行」が生じた場合は、ペンタゴンチャートのスタート位置や大きさが間違っていたことになりますので、描き直す必要があります。
「ペンタゴンチャートが正しく引けていれば逆行は発生しない」ため、強烈なレジスタンスに成り得ますが、値がADのラインを越えて下落してしまうと時間の逆行になってしまうので、ADラインは強烈な下値支持線になると考えられます。 左のチャートでは、ACラインでまずは下落が止まる可能性もありましたが、ACラインを越えたらADラインが次の強烈な支持線として現れ、ここで値動きが反発しています。
ペンタゴンチャート®の作成ポイント
ペンタゴンチャートを作成する際のポイントは2つです。
POINT
- スタート地点の決定
- ペンタゴンチャート®の大きさの決定
- スタート地点の決定
トレンドの転換点が良いでしょう。
過去の値動きの中で天井をつけたり底値をつけたりした箇所を見つけ、そこをペンタゴンチャート®のスタート地点候補とします。
うまくチャートの節目を見つけられればペンタゴンチャート®が綺麗にフィットするケースが多くなります。候補は複数見つかるはずで、人それぞれスタート地点は異なって当然です。例えば、市場において注目度の高い指標が発表された時間などは値動きが大きくなりやすくスタート地点のポイントと言えます。 - ペンタゴンチャート®の大きさの決定
ペンタゴンの一辺にどのくらいのデータを入れるかという観点で考えます。
期間においても、明確にこの期間がよいというのはありませんので各人の考え方、相場観が影響します。一案として、ペンタゴンが黄金分割比でできていますのでフィボナッチ級数の数字(3,5,8,13,21,34,55等)から選ぶのも良いでしょう。目安となる数字を決めたらチャートに合うように微調整をします。
まとめ
ペンタゴンチャート®の特徴が現れているか確認して下さい。
もしずれていれば、スタート地点や大きさを変えたりフィットするポイントを探してみて下さい。
逆行が生じた場合も同じです。
i-NET TRADERでの操作方法
- ツールからペンタゴンチャート®を選択
- スタート地点(始点)を決めて
- ドラッグすると、ペンタゴンチャート®が描画されます。
ドラッグの長さでペンタゴンチャート®の大きさ(期間)が決まります。
- ■をクリックするとペンタゴンチャート®がコピーされますのでチャートに合わせて追加していきます。
こちらの例は、期間を21日に設定してペンタゴンチャートを描画したところ、うまくいきました。
POINT
1つ目を作成した時点で、ペンタゴンチャートの中に①②の特徴が現れているか確認して追加してください。
- ローソク足が各辺に沿っているか
- 各点でトレンドの変化があるか
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