【動画】覚えておきたいFXの基礎 「スプレッド」
アイネット証券のセミナー講師を務めるスノーキー氏が初心者にもわかりやすくイメージ図を使ってスプレッドのポイントを解説します。
1.はじめに
外国為替取引(FX)は、異なる通貨同士の交換が行われる市場で、多くの投資家が参加しています。FX取引を始める際に理解しておきたい重要な概念の一つが「スプレッド」です。
本記事では、FXのスプレッドについて初心者向けにわかりやすく解説します。
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2.スプレッドとは?
スプレッドとは、通貨ペアの売値(Bid)と買値(Ask)の差を指します。単純に言えば、取引を行う際に市場参加者が支払う手数料のようなものです。例えば、米ドル/円の場合、買値が100.55で売値が100.53なら、スプレッドは2銭となります。
この例ですと、100.55で買ったとき、売値と比較すると2銭分のマイナスが発生しています。1,000ドルを買った場合なら、2銭(0.02円)×1,000=20円のマイナスで取引がスタートすることとなります。
これが実質的なコストとなる所以です。別途、スプレッド分を費用として支払うわけではありません。
空港の両替などではスプレッドが5円ということもありますので、FXがいかにリーズナブルかがわかります。
3.スプレッドの単位は?
スプレッドの単位には「銭」と「pips」の2種類があります。
「銭」は、通貨ペアのうち一方が日本円の場合(米ドル/円、ユーロ/円など)に用いられます。
「pips」は、日本円以外の通貨ペアの場合(ユーロ/米ドル、豪ドル/NZドル)に用いられます。
4.スプレッドは同じではない?
「米ドル/円」や「ユーロ/米ドル」など通貨ペアによってもスプレッドは異なります。一般的には、取引量の多い通貨ペア(流動性の高い通貨ペア)ほどスプレッドが狭くなる傾向があります。
例えば取引量が多い通貨ペアである「米ドル/円」や「ユーロ/米ドル」はスプレッド狭く、取引量が少ない通貨ペアである「トルコリラ/円」や「南アフリカランド/円」はスプレッドが広い傾向にあります。
また、スプレッドはFX会社ごと、同じ会社でもサービスの種類ごとにその値は異なります。
5.スプレッドの変動要因
FX取引のスプレッドは常に変動します。その変動要因には以下の主な要素が影響を与えます。
市場の流動性
市場が活発であるほど、多くの取引が行われ、市場が安定するのでスプレッドが狭くなる傾向にあります。逆に、市場が不安定な時で取引が少ない時には、スプレッドが広がることがあります。
経済指標やイベント
経済指標の発表や重要なイベントが近づくと、市場が急激に変動する可能性があります。特に事前の市場予想に反した結果が起こった場合はこの傾向が大きくあらわれます。これによりスプレッドが広がるので、トレーダーは注意が必要です。
8.まとめ
スプレッドはFX取引において避けられないコストとなり、しっかりと理解することがトレードの成功への第1歩となります。自身のトレードスタイルに合わせて、スプレッドの特性がどのような影響を及ぼすのかを把握し、慎重に取引を進めることが必要です。初めてのFX取引ではデモ口座を利用したり、少額から始め、経験を積んでいくことも大切です。成功を目指して、安全で効果的なトレードを心掛けましょう。
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