FX自動売買とは?初心者にもわかりやすく特徴と注意点を解説!
投資に興味をお持ちの方なら「自動売買」という言葉を耳にしたことはあると思います。また、「自動売買を始めたいと思っているけど難しそう」「FX自動売買ツールはたくさんあってどれを選べば良いかわからない」という方もいると思います。
このページでは投資初心者に向けて、自動売買の基礎的な知識、メリットやデメリット、成功するためのポイント、おすすめの自動売買ツール等を紹介していきます。
目次
FX自動売買について動画でチェック!
1.FX自動売買とは?
FX自動売買は、あらかじめ決められたルールをもとにシステムが自動で売買を行ってくれるものです。システムトレードやシストレと呼ばれたりもします。
FX自動売買を利用すると、プログラムが24時間相場状況を監視して売買をしてくれますので、仕事中や真夜中に、世界各国のニュースをずーっとチェックしなくても忙しくてチャートを見ている暇がないという人でも、取引タイミングを逃さず売買をすることができます。
また、FXの細かな知識を習得しなくても利用ができる初心者向けの自動売買も多くありますので、専門的な知識やテクニックがない人でも手軽に始めることができます。
自分の投資目的やレベルにあった自動売買を見つけることができれば、無理なくFX取引を継続できますので、長期的に資産運用を続けていきたいと考えている人にはおすすめです。
2.FX自動売買取引と裁量取引の違い
自動売買取引
自動売買は、一定の売買ルールを実行するように組まれたプログラムが機械的に売買処理を行う取引手法です。設定したルールに従って「システムが自動で」売買をしてくれるので感情が入り込む余地がなく、淡々と取引を継続することができます。設定した条件が相場の動向に適したものであれば大きな利益が得られる可能性があります。
ただし、相場に適さない条件設定をした場合は、上手く利益が得られないことになるでしょう。相場の状況に合わせて自動売買に設定する戦略を変更してみたり、裁量取引と自動売買を組み合わせて運用することでそれぞれのメリットを活かすこともできます。
裁量取引
自動売買に対して裁量取引という言葉があります。裁量取引とは、経済指標や政治などのニュースやチャートから投資家自身が売買銘柄やタイミングを判断する取引のことです。自分の判断による取引なので相場状況に応じた柔軟性が高い取引ができるメリットはあります。
しかし、様々な局面で判断が必要となり心理的な不安や過度な期待によって感情に左右されてしまうことが最大のデメリットです。実際にプロの投資家でも感情をコントロールすることは非常に難しく、取引の失敗につながる例も多々あります。
自動売買 | 裁量取引 |
---|---|
ひとことで言うと | |
規則的な取引 | 自由な取引 |
取引方法 | |
システムのルールに従って、システムが注文を出す。 | 自分の判断で、自分で注文を出す。 |
成功するには | |
自分の運用目的にあった売買システムを選ぶ 資産状況は定期的にチェック | 豊富な知識が必要 トレードに充てる時間が必要 感情のコントロールが必要 |
失敗パターン | |
放置しすぎ | 知識不足 仕事中など相場が動いているときに動けない 感情による判断ミス |
3.FX自動売買のメリット・デメリット
メリット
- 24時間休みなく取引できる
- FXは日本・ヨーロッパ・アメリカなど世界中で取引が行われているので、24時間相場が動き続けます。その為、利益獲得のチャンスが多い反面、仕事中や睡眠中など目を離している隙に損をしてしまうリスクもあります。
- しかし、自動売買を利用すればシステムが24時間相場を監視してルールに従った売買をしてくれます。その為、急な相場変動が起きたときにもチャンスを逃がさず、且つリスク管理をすることもできます。
- 感情による判断ミスがない
- FX取引をしていると、多くの人が「今は損が出ているけど、もう少し耐えれば相場が反転するかも」、「もう少し待てばもっと利益をだせるかも」と相場動向ではなく、自らの感情で売買をしてしまい、損をすることが多々あります。
- FX自動売買を利用すれば、感情に左右されがちな人でも売買の判断を必要とせず、設定したルールに従ってシステムが注文を出してくれますので、自分で決めたルール通りの損切りに踏み切れずに損失を拡大してしまったり、利益の深追いによって決済タイミングを逃してしまったりすることを避けられる点もメリットです。
- 難しい知識が不要だから初心者でも簡単にできる
- トレードスタイルにもよりますが、FX取引を裁量トレードで始めると、テクニカル分析や世界各国の経済指標、ニュースなどマーケット情報を読み解く知識が必要となります。 せっかくFX取引を始めようとしてもこれらの知識の習得が必要となると躊躇してしまう人も多いはずです。
- FX自動売買であれば、ルールに従ってシステムが売買をしてくれるので、様々なマーケット情報を分析をしながらタイミングを見計らう必要がありません。プログラムを選択するタイプの売買システムならランキングや自分の運用資金にあわせて設定を選ぶだけなので初心者でも取引を始めやすいです。
但し、FX取引の基礎知識など最低限のことは理解できるようにしておきましょう。
デメリット
- 自動売買ツール売買システム選びが難しい
- メリットがある一方、デメリットもあります。FX自動売買には、自分で売買ルールをプログラムするシステムや、プロの投資家が提供するシステムなど多くのシステムがあります。初心者にとっては、システムを自分で作ることはできませんし、プロの投資家が作ったシステムが自分にマッチしているかを判断することは時には為替相場を予想するよりも難しいです。
- その為、初心者ならシンプルでわかりやすい自動売買ツールを選ぶべきです。運用資金の大小や通貨ペアによって結果が大きく異なってしまうような自動売買ツールは避けるようにしましょう。
- 相場が急激に変化した時に対応が難しい
- FX自動売買はどんな相場にも対応する万能なものではありません。その為、過去の運用成績は良かったものでも、相場が急激に変化した場合には今まで結果が出ていたとしても相場の急激な変化に対応できず、損失が出てしまう場合があります。
- 重要な指標の発表、要人発言には相場が大きく反応しやすいので注意しておきましょう。 また、安定している相場の時も自動売買だからといって放置しすぎず、定期的に口座状況をチェックしておくことも大切です。
4.FX自動売買のリスク
FX自動売買を利用していても、強制ロスカットなどのリスクはあります。特に、ポジションを保有して運用している途中で強制ロスカットになってしまうと、利益を得るどころか投資元本が減少してしまい元も子もありません。証拠金が不足しないように、取引に投入している取引証拠金に対する含み損益を反映した有効証拠金の割合が300%を下回ってきたら資金を追加するなどの対応をとるようにしましょう。
FX自動売買を利用しているときは、細かい相場動向に注視する必要はありませんが自分の資産状況がどうなっているかは必ずチェックするようにしましょう。
5.FX自動売買の種類(自動売買ツール編)
FX自動売買は、自動売買ツールによってどのように売買プログラムを稼働させるかが異なり、主に3つの種類に分類されます。難易度も大きく異なり、初心者にはハードルが高い自動売買ツールもありますので、ここでチェックしておきましょう。
選択型の自動売買ツール
FX会社が提供している売買プログラムの中から選択するタイプの自動売買ツールで、初心者向けです。売買プログラムは各FX会社によって異なりますが、提供元のFX会社が損益ランキングや利用者割合などを公表しているので、初心者はその情報を元に選ぶこともできます。FX取引の経験がなくても始めやすく、人気が高いです。
設定型の自動売買ツール
FX会社が提供している売買プログラムのパラメーターなどを自分で設定できるタイプの自動売買ツールです。自分好みにカスタマイズができる反面、FXの経験や知識が必要になるので初心者には難しく感じるかもしれません。
開発型の自動売買ツール
自分で作成した売買プログラムやシステム開発者から購入した売買プログラムを使って稼働させる自動売買ツールです。使いこなすにはFXだけではなくプログラミングの知識なども必要になります。設定自体も複雑で、上級者向けと言えます。
6.FX自動売買の種類(売買プログラム編)
自動売買ツールは売買プログラムに従って売買を実行します。売買プログラムは主に5つの種類に分類されます。それぞれ特徴について解説していきます。
リピート注文型の売買プログラム
買値より価格が上昇したら売却、売値より価格が安くなったら購入というシンプルな取引を行うプログラムです。初心者でも理解しやすい為、管理も簡単でおすすめです。
リピート型の特徴はレンジ相場に強いことです。上げ下げが明確な相場をトレンド相場、方向感に乏しく小さな値動きを繰り返す相場をレンジ相場と呼びます。レンジ相場は全体の7割を占めると言われており、プロの投資家でも売買タイミングが難しいとされています。
一定間隔で売買を繰り返すリピート型ならこのレンジ相場で収益チャンスを広げることができます。
ミラートレード型の売買プログラム
様々な投資家のトレード手法を鏡のように写してコピートレードを行うプログラムです。運用成績の良いトレーダーを見つけられれば良い成果を出すことも期待できます。過去の実績から選定することもできますが、始めるタイミングや止めるタイミングなどで結果は変わりますので、同じ利益が必ず出るとは限りません。プログラムが自分にあっているかを検証するのは意外と難しいので、プログラムの特徴などを十分に理解してから利用するようにしましょう。
オリジナル型の売買プログラム
FX会社などが独自に提供している売買プログラムです。ミラートレード型と同様に、プログラムが自分にあっているかを検証するのは意外と難しいので、プログラムの特徴などを十分に理解してから利用するようにしましょう。
MT4(メタトレーダー)型の売買プログラム
投資家自身がシステム開発やカスタマイズをするプログラムです。金融知識やトレード知識の他にプログラミングの知識も必要となります。そのため、上級者向きのシステムです。
7.FX自動売買ツールを選ぶときの比較ポイント
運用実績
実績の比較は自動売買ツールを選ぶ上で重要なポイントです。自動売買ツールを調べて比較していると、利益額や、利益率が紹介されていると思います。しかし、ここで大切なのは金額や増加率ではなく、『その自動売買ツールの取引の条件が自分のやろうとしている取引と合っているか』です。
例えば、運用資金を10万円用意して、1,000万円で運用した結果の広告を見て取引をしても良い結果は得られません。運用資金やリスクの許容度が自分の考えにマッチしているものを抜粋して比較するようにしましょう。
また、実績の対象期間はどれくらいかを比較することも重要です。対象期間が短い場合、たまたま良い結果が出ていることがあります。対象期間は最低1年以上を目安にして、長期的に利益を出せている売買システムなのかを確認しましょう。
使いやすさ
自動売買ツールにとって使いやすさは重要です。自動売買ツールの中には設定をすることが難しいものや、売買システムの種類の数が多すぎてどれを選んで良いかわからないものがあります。 なるべく複雑なものはやめて、シンプルなものを選ぶことをお勧めします。 また、売買システムの開始や停止の操作、運用状況の確認の仕方など簡単にできるかの操作性も重要です。売買システムを実際に利用できるデモ口座は少ないですが、アイネット証券のループイフダンのように無料でデモ口座を使えるものがあれば事前に操作性を試してみてください。
手数料(取引コスト)
FXのコストには主に手数料とスプレッドがあります。自動売買ツールを提供しているFX会社の手数料やスプレッドは、比較的高い傾向にあります。1回あたりの売買に手数料がかかったり、手数料が0円と謳っていてもスプレッドが非常に広くコストが思っていた以上にかかってしまっては意味がありません。1取引当たりの手数料やスプレッドの大小で獲得利益に差がつきますので、プログラムが似たような自動売買システムを選ぶ際には、コストも比較をしましょう。
スプレッドとは?
8.FX自動売買で初心者が成功する為のポイント
相場に合ったシステムを利用できる知識をつける
1つ目のコツは、相場に合ったシステムを選択できる知識を身につけることです。初心者が自動売買を行う場合は、FX業者で提供されているロジックを選ぶのが一般的です。しかし、そのロジックを選択しても、相場に合っていない戦略では利益は見込めません。価格の変動幅が大きいトレンド相場なのか、狭い値幅で上下するレンジ相場なのかなどを見極める必要があります。
ただし、その判断は難しいため、利益を出している人と同じ戦略を選択するというやり方もありますが、相場動向や投下資金、リスク許容度は人によって様々な為、トレーダーブログをチェックして今後の相場動向予想などを参考にするなど、どのような投資戦略をとるのが効果的かを判断することは必要になります。
複雑な売買システムは使用しない
2つ目のコツは、複雑な売買システムを使用しないことです。いくら優れた売買システムであっても仕組みが複雑で理解できないようなものは使わないようにしてください。プログラムの内容がわかっていないで利用すると思わぬ損が発生したときに続けるべきかやめるべきかの判断を裁量取引のように感情で決めてしまうことになりかねません。これでは、自動売買のメリットがなくなってしまいます。ループイフダンのようなシンプルな仕組みのものを選ぶようにしましょう。
感情移入はしない!客観的視点を大切にする
3つ目のコツは、感情移入しないことです。客観的な視点を常に失わないことがポイントになります。自分なりのルールをあらかじめ決めて必ず従うようにすると勝率はアップするでしょう。
例えば、「利益が何パーセントになったら必ず売却する」「損が何パーセントに達したら確実に損切りを行う」などのルールを設定することが重要です。初心者のうちは、プロが設定しているルールを参考に決めるのも選択肢の1つです。初心者にありがちな傾向としては、為替の予想よりも目先の利益や損失を考えてしまうということがあげられます。客観的な視点を失わないためにも、あらかじめルールを決めて取引に臨みましょう。自動売買システムは感情を排除する為にとても役に立つツールです。
強制ロスカットに注意する
4つ目のコツは、強制ロスカットに注意することです。「4.FX自動売買のリスク」にもありますが、強制ロスカットになってしまうと取引を継続することができず、全てのポジションが決済されてしまいます。こうならない為にも裁量取引と同様にレバレッジはあまりかけすぎないように注意してください。
初心者なら2倍程度に抑えておくべきです。
スワップポイントに注意する
5つ目のコツは、スワップポイントに注意することです。FX自動売買を使って長期的な投資をする場合、注意しておきたいのはスワップポイントの存在です。スワップポイントは金利差調整分として受け取れる場合と支払う場合があります。
例えばメキシコペソなど金利が高い通貨を買っている場合は受け取ることができます。逆に低金利の通貨を買う場合はスワップポイントを支払うことになります。このスワップポイントの支払いによる損失を避ける為、スワップポイントはプラスのものを選びます(但し、今後必ずプラスであることは保証されません)。
メジャーな通貨ペアを選ぶ
6つ目のコツは、メジャーな通貨ペアを選ぶことです。FX会社が取り扱っている通貨ペアの種類は、会社ごとに違います。マイナーな通貨ペアは、取引量が少なく取引が成立しにくい、値動きが粗いなどのデメリットがあります。その為、初心者なら 米ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ユーロ/米ドルなどのメジャーな通貨ペアを選ぶようにしましょう。
また、リピート注文型の売買プログラムであれば、豪ドル/NZドル、ユーロ/ポンドも選択肢に入れると良いでしょう。
9.FX自動売買に関するよくあるご質問
FX自動売買はいくらから始められますか?
数千円で始められる売買システムもあります。
しかし、少ない資金だと長期的な値動きには耐えられず、すぐに自動ロスカットということにもなりかねません。利用する売買システムによりますが、最低でも10万円程度から開始することをお勧めします。
FX自動売買は無料ですか?
FX業者が提供している物はほとんどが無料です。 しかし、投資運用会社やトレーダーが販売している有料ツールもあります。
FX自動売買の詐欺がある?
残念ながら存在します。ただし、金融庁に登録されている国内業者なら、詐欺ツールや出金詐欺といった心配はありません。 また、万が一トラブルがあった場合には、消費者センターに相談し仲介してもらうことができます。 運営元がわからないツールや、海外FX業者は詐欺の可能性があるので利用しないようにしましょう。
※法令に基づく登録をしていない海外FX業者は違法となります。詐欺の有無に関わらず、ご利用しないようにしてください。
FX自動売買で利益が出た場合、確定申告が必要になりますか?
FXの場合は、FXの「為替差益」や「スワップポイント」で得られた利益からかかった経費を差し引いた金額が、確定申告の対象になります。具体的にどのくらいの額からが課税対象となるのか、税率等を詳しく纏めているページがございますのでご覧ください。
10.初心者向けのFX自動売買は?
初心者がFX自動売買に挑戦するなら、まずは3つのポイントを満たしているものを選びましょう。
強制ロスカットのリスクを回避する意味でも少額から運用できる売買システムを選ぶことで初心者でも無理なく運用することができます。
長期的な運用をするときに抑えておきたいのが前述のスワップポイントです。FX会社によって大きな差がありますので、スワップポイントがほとんどもらえないような売買システムではなく、受取のスワップポイントが高い売買システムを選ぶと将来の利益に大きな差がでます。
【スワップポイントの注意事項】
※豪ドル/NZドルは1万通貨あたりの売りスワップポイントです。買いポジションでは支払いとなります。
※上記スワップポイントは2024年7月~9月の平均値です。(当社実績値)
※損益結果はループイフダンS20(AUD/NZD) 1万通貨で運用した場合で実績はデモ口座で運用した結果となります。
※スワップポイントが予告なく変更される場合がございます。
FX自動売買のデメリットや比較ポイントでも説明したように仕組みが理解できないような売買システムは使うべきではありません。様々なテクニカル分析などを駆使した売買システムは一見優れているようにも見えますが、使うタイミングなどを誤ると失敗に終わります。
また、プログラムの詳細を隠して提供している売買システムも多いので過去の実績だけで儲かりそうだと判断するのは控えてください。初心者にもわかりやすい売買システムを選ぶようにしましょう。
これらのポイントを踏まえた上でおすすめのFX自動売買はアイネット証券のループイフダンです。
ループイフダンは、一定値幅レートが動いたら自動で売買を繰り返すだけの「わかりやすい取引」で、設定はとてもシンプルです。投資ノウハウがなくても、少額から誰でも簡単に始められる売買システムです。
FXと聞いて難しい印象を持たれる方でも、ループイフダンなら予め設定した条件に従ってシステムが自動で取引を行うため、簡単にFX取引ができます。
なんと、実績ではループイフダンをご利用されたお客様の5年間の損益平均はプラス136万円でした!※
- 2019年4月1日~2024年3月31日にループイフダン口座で運用中のお客様を対象とし、各口座の損益額を平均した金額です。(当社調べ)
ループイフダンで投資を始めて
理想の未来を手に入れましょう!
FX自動売買で使う専門用語
自動売買ロジック(アルゴリズム、・ストラテジー)
自動売買にプログラムされた取引ルールのことです。
プロフィット・ファクター(PF)
自動売買運用中の総利益と総損失の割合を示したもので、数値が大きいほどプラス収支であることを示します。 勝率の同じ自動売買ツールでも、プロフィット・ファクターが低い場合は設定や売買ルールを検討する必要があります。
例の売買システムBのように、勝率の高い自動売買ツールでもプロフィット・ファクターが低い場合は設定や売買ルールを検討する必要があります。
自動売買に慣れてきた際にプロフィット・ファクターを確認してみると、より資産運用に興味を持ってもらえるのではないでしょうか。
最大ドローダウン
自動売買を運用中には、一時的な資産の落ち込みが発生します。この落ち込みを表したものが「ドローダウン」です。最大ドローダウンとは運用期間中に資産の下落幅が一番大きいものを指します。
上の図で言うと、運用しようとしているシステムの過去の実績を検証する際には、スタート地点からの下げ幅ではなく、最大ドローダウンを想定しておくことが大切です。