アイネット証券のスワップポイント

スワップポイントとは?

FXにおいて必ず理解しておきたい用語が「スワップポイント」です。このページではスワップポイントの仕組みやメリットを解説します。

スワップポイントとは、金利が異なる2種類の通貨の売買によって発生する、2通貨間の金利差調整額のことをいいます。

金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買った場合には、スワップポイントを受け取ることができ、
反対に金利の高い通貨を売って金利の低い通貨を買う場合には、スワップポイントを支払うことになります。
スワップポイントは、2国間の年間金利差を日割り計算により算出されます。


メキシコの金利が4.25%、日本の金利が-0.1%の場合 メキシコペソを買うと4.35%受け取り、日本円を買うと4.35%支払いとなる

高金利通貨を買った場合、2通貨間の金利差調整額によるスワップポイント(インカムゲイン)で利益を狙うこともできます
各国の金利情勢にもよりますが、ポジションを長期保有し、定期収益を狙うこともできます。
そして、原則的に決済期限はありませんので、スワップポイントを重視した長期的な運用もおすすめです。

POINT
中・長期運用の場合、高金利通貨の買いポジションを持つことにより、毎日積み重なるスワップポイントで定期収益を目的とした運用ができます。

スワップポイントの1ロットあたりの受け取り額は、米ドル8円、トルコリラ47円、南アフリカランド106円、メキシコペソ86円
  • 高金利の通貨を売った場合、または低金利の通貨を買った場合には、その取引数量相当のスワップポイントの支払い額が日々蓄積され、損失額が大きくなりますのでご注意ください。 また、両通貨の金利差が縮小または逆転した場合には、その受け取り金額が縮小したり、反対に支払いへと転ずる可能性がございます。

各国の金利差は異なっているため、通貨ペアによってスワップポイントの水準は大きく異なります
また、スワップポイントは各国の金利だけではなく、金融市場の動向にも左右されるので、必ずしも各国の政策金利の差と一致するわけではありません。
また、同じ通貨ペアでも各FX会社によって差がありスワップポイントの受取り額、支払い額の大小が損益に大きく影響することもあります。
運用中は、必ずスワップポイントの値も確認するようにしましょう。

政策金利が高い国として代表的なのは、南アフリカ、メキシコ、トルコといった新興国です。南アフリカは8.25%、メキシコは11.25%、トルコは30.00%に達しており、日本の-0.1%と比べて非常に金利が高いです(2023年10月時点)。

この3国に関して、アイネット証券のスワップポイントの買いポジションでの1万通貨あたりの受取り額は南アフリカランド/円が18円、メキシコペソ/円が26円、トルコリラ/円が25円(2023年7月~9月の平均値)となっています。

スワップポイントはマイナスになることもある

スワップポイントにおける注意点の一つは、金利の高い通貨を売って金利の低い通貨を買った場合、スワップポイントはマイナスとなり、支払いが生じてしまうことです。

長期間ポジションを保有する場合、取引開始時にはスワップポイントがプラスであっても市場金利が逆転してスワップポイントがマイナスになってしまうこともあります。
また、マイナスにならないにしても、その国が利下げをする、通貨レートが大きく下がるといったことがあれば、スワップポイントが大きく下がることもあります。

スワップポイントは、毎日同じ額というものではなく、日々変動しますので、こまめにチェックするようにして、知らない間にスワップポイントがマイナスになっていたということがないようにしましょう。

スワップポイントの利益は課税対象となる

FX取引の運用で得られた利益は課税対象となり、スワップポイントも為替差損益と同様に、20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)の税率が課されます
課税対象となるタイミングは、個人口座の場合は決済して実際に受け取った時点となり、法人口座の場合はスワップポイントが付与された時点となります。

スワップポイントを狙った運用といっても、土台となるのは為替相場です。
スワップポイントがプラスの買いポジションを持っていたときに、為替レートが下落すればスワップポイントを受け取ったとしても損失が発生します。逆に、為替レートが下落しきったところで買うことができれば、スワップポイントを受け取りながら為替レートが戻ってくるときに為替差益も得ることができます。
その為、スワップポイントでのFX運用のコツとしては、始めから投資金を全額使うのではなく、為替レートが一時的に予想と逆方向に変動した場合や利益方向へトレンドが発生した場合にポジションを追加できるようにしておき、スワップポイントと為替差益の両方で利益を得られるようにすることが重要です。

また、為替レートは上昇局面や下落局面であっても、一方向だけに動き続けることはなく、一時的な上げ下げを繰り返しながら動いていきます。
その為、ポジションを持ち続けてスワップポイントの受取りだけを期待するのではなく、利益が取れるタイミングでは利確決済をするようにしましょう。

このようにスワップポイント投資と言ってもFX取引であることに変わりはないので、為替損益を無視することはできません。
そこで、スワップポイント投資におすすめなのが、リピート型のFX自動売買のシステムを利用することです。

リピート型のFX自動売買のシステム「ループイフダン」であれば、為替相場に追従しながら一定間隔で売買を繰り返し、利益を積み重ねていく手法となるので、スワップポイントを狙いながら為替差益も狙うことができます。

2022年1年間のスワップポイントを年単位、月単位で集計しました。

より適用のスワップポイント

 
米ドル/円 0 1
ユーロ/円 0 1
英ポンド/円 0 1
豪ドル/円 0 1
NZドル/円 0 1
カナダドル/円 0 1
スイス/円 0 1
トルコリラ/円 0 1
メキシコペソ/円 0 1
南アランド/円 0 1
豪ドル/NZドル 33 -39
豪ドル/米ドル 0 -135
ユーロ/米ドル 60 -86
NZドル/米ドル 0 -150
豪ドル/スイス -180 15
ユーロ/豪ドル 0 -100
ユーロ/カナダドル 0 -110
ユーロ/スイス -235 85
ユーロ/英ポンド 48 -53
英ポンド/豪ドル -85 0
英ポンド/スイス -300 170
英ポンド/米ドル 0 -120
米ドル/カナダドル -105 0
米ドル/スイス -285 135
 
米ドル/円 0 1
ユーロ/円 0 1
英ポンド/円 0 1
豪ドル/円 0 1
NZドル/円 0 1
カナダドル/円 0 1
スイス/円 0 1
南アランド/円 0 1
豪ドル/NZドル 32 -36
豪ドル/米ドル 15 -135
ユーロ/米ドル 60 -86
NZドル/米ドル 0 -135
豪ドル/スイス -200 50
ユーロ/豪ドル 0 -100
ユーロ/カナダドル 0 -110
ユーロ/スイス -235 85
ユーロ/英ポンド 48 -53
ユーロ/NZドル 0 -80
英ポンド/豪ドル -85 0
英ポンド/スイス -300 170
英ポンド/NZドル 0 -90
英ポンド/米ドル 0 -120
米ドル/カナダドル -105 0
米ドル/スイス -285 135
 
米ドル/円
ユーロ/円
英ポンド/円
豪ドル/円
NZドル/円
カナダドル/円
スイス/円
トルコリラ/円
メキシコペソ/円
南アランド/円
豪ドル/NZドル
豪ドル/米ドル
ユーロ/米ドル
NZドル/米ドル
豪ドル/スイス
ユーロ/豪ドル
ユーロ/カナダドル
ユーロ/スイス
ユーロ/英ポンド
英ポンド/豪ドル
英ポンド/スイス
英ポンド/米ドル
米ドル/カナダドル
米ドル/スイス
 
米ドル/円
ユーロ/円
英ポンド/円
豪ドル/円
NZドル/円
カナダドル/円
スイス/円
南アランド/円
豪ドル/NZドル
豪ドル/米ドル
ユーロ/米ドル
NZドル/米ドル
豪ドル/スイス
ユーロ/豪ドル
ユーロ/カナダドル
ユーロ/スイス
ユーロ/英ポンド
ユーロ/NZドル
英ポンド/豪ドル
英ポンド/スイス
英ポンド/NZドル
英ポンド/米ドル
米ドル/カナダドル
米ドル/スイス
  • 各営業日の取引時間終了時に保有中のポジションに基いてスワップポイントを付与致します。
  • -(マイナス)表示のスワップポイントは、お客様の「支払い」となります。
  • スワップポイントは予告無く変更される場合がございますので予めご了承ください。変更により、「受取」から「支払」へ転向する可能性がございますのでご注意ください。
  • 上記記載のスワップポイントは、1日あたりに発生する10,000通貨単位の値です。
  • ループイフダン口座のスワップポイントは、1,000通貨単位(メキシコペソ/円、南アランド/円は10,000通貨単位)で発生します。また、スワップポイントの1円未満の端数は、ポジション保有時は累積され、決済時に切り捨てとなります。
  • 月、火、木、金曜日の取引時間終了時に保有中のポジションには、1日分、水曜日の取引時間終了時に保有中のポジションには、3日分のスワップポイントが発生します。
  • 祝祭日の影響により、通貨ペアによってスワップポイントの付与日数が通常と異なる場合や発生しない営業日がございますのでご注意ください。
スワップポイントはどのタイミングで付与されますか?
当社では、各営業日の取引時間終了時に保有しているポジションに基いて、以下の通り一定のサイクルでスワップポイントを付与致します。

■月、火、木、金曜日の取引時間終了時・・・1日分
■水曜日の取引時間終了時・・・3日分
スワップポイント付与タイミングのイメージ図

スワップポイントは、各営業日の締め処理後に付与されます。

現在のスワップポイントは本日のスワップポイントよりご確認頂けます。

祝祭日の影響により、通貨ペアによってスワップポイントの付与日数が通常と異なる場合や発生しない営業日がございますのでご注意ください。

≪≪ スワップポイントの付与イメージ ≫≫
月、火、木、金曜日の取引時間終了時点で保有しているポジションに対して、 1日分のスワップポイントが付与されます。
水曜日の取引時間終了時点で保有しているポジションに対しては、 3日分のスワップポイントが付与されます。
スワップポイントの付与イメージ
ループイフダンのスワップポイントについて教えてください。
ループイフダンのスワップポイントは、1,000通貨単位で発生します。※(1)
スワップ損益の1円未満の端数は累積され、 1円以上でお取引口座に反映されます。なお、ポジション決済時に1円未満の端数があった場合には、切り捨てとなります。 各通貨ペアごとのスワップポイントは、『本日のスワップポイント※(2)でご確認いただけます。

(1) 例外として、メキシコペソ/円、南アランド/円は10,000通貨単位となります。

(2)「本日のスワップポイント」に表示されているスワップポイントの金額は、1万通貨あたりで発生する金額です。 1,000通貨あたりに発生するスワップポイントは表示されている金額の1/10になります。

≪ 例 ≫ドル/円の買いポジション10,000通貨あたりのスワップポイントが4円の場合
ループイフダンでは、1/10の金額となりますので、1日保有すると0.4円のスワップポイントが発生します。

《例》ドル/円の買いポジション10,000通貨あたりのスワップポイントが4円の場合のイメージ図

ループイフダンで発生したスワップポイントは、取引画面内『レポート』⇒『スワップ明細』または『ポジション照会』画面よりご確認いただけます。 スワップ明細表とポジション照会の画面例

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