【AUD/NZD】通貨発行国の特徴分析 | 人口・GDP成長率・政策金利【なおころ】
いつもありがとうございます。
投資初心者のための資産運用ブログ『すべての投資家達へ』を運営中のなおころ(@Naokoro_)です。
「FX投資に挑戦してみたいけど、どの通貨を選んでいいのか分からない」
「外国の経済事情とかどうやって調べたらいいの?」
「誰か簡単に教えてくれ…!」
そんな悩みを抱える投資初心者のあなたへ。なおころが運用中のFX自動売買「ループイフダン」で投資できる諸外国の特徴を通貨ペア別に分かりやすくお届けします!
本記事では、2020年6月〜8月で最も人気の外貨ペア「AUD/NZD」、つまりオーストラリアとニュージーランドの特徴を分析してみましょう。両国を比較しつつ10年間の人口・経済成長率・政策金利の推移をまとめて解説します。
※本記事のAUD/NZD以外にも、日本円(JPY)と通貨ペアとなる諸外国の特徴を分析しました。あなたが投資を検討・実践している通貨ペアの記事もぜひご一読ください!意外な発見があるかも?
【その他の分析記事一覧】
- ★オーストラリア(AUD/JPY)←なおころも運用中
- ニュージーランド(NZD/JPY)
- 南アフリカ(ZAR/JPY)
- アメリカ(USD/JPY)
- イギリス(GBP/JPY)
- ユーロ圏(EUR/JPY)
- メキシコ(MXN/JPY)
- カナダ(CAD/JPY)
- スイス(CHF/JPY)
- トルコ(TRY/JPY)
関連:【68週間で+75,389円】ループイフダンの運用実績を全公開!投資成績を毎週更新
★☆★ シストレちゃんねる から?お得なお知らせ! ★☆★
AUD/NZDの特徴分析①人口
まずは経済のエンジンとなる人口の推移(2011年〜2020年)を確認しましょう。国土面積では20倍以上の差が存在する両国、果たして人口はどれくらい差があるのでしょうか?
【↑画像をクリックすると拡大します】
グラフ上部で大きく数を伸ばしている青線がオーストラリア、グラフ下部で微増しているのがニュージーランドの人口です(2020年時点でオーストラリアが2,597万人、ニュージーランドが513万人)。
国土面積では20倍以上の差が存在する両国ですが、人口については5倍程度しか違いがないのは意外でした。オーストラリアはニュージーランドに比べて国土を広々と使っていること、そして農業が盛んであることも伺えますね(実際にオーストラリアは国土面積の50%以上が農用地)。
上記で確認した人口の増減はGDP(国内総生産)への影響も大きい重要な変数。次章ではそんな両国の経済成長率(実質GDP)の推移を比較してみましょう!?
AUD/NZDの特徴分析②経済成長率
【↑画像をクリックすると拡大します】
経済成長率(実質GDP)の推移を確認したところ、2013年以降は一貫してニュージーランドの成長率がオーストラリアのそれを上回っていることが分かりました(2018年以降の数値はIMFの予測)。
2011年から2020年における年平均成長率(単純平均)はニュージーランドが2.8%、オーストラリアが2.5%です。とは言え、新型コロナウイルスによる影響で2020年はマイナス成長が見込まれるでしょう。
両国はGDPに占める観光業や貿易の割合が大きく、新型コロナウイルスに対する政府の舵取りが今後の経済成長に大きく影響すると考えられます。AUD/NZD通貨ペアへの投資前には各国の政治状況もチェックしておくのが得策ですね。
AUD/NZDの特徴分析③政策金利
【↑画像をクリックすると拡大します】
最後に、FX投資のひとつの醍醐味スワップポイントに直結する「政策金利」の推移を確認します(2国間の金利差が大きいほどスワップポイントが発生)。
新型コロナウイルスの影響により、2020年時点における両国の政策金利がほぼ0%まで下落していることに大きな疑問はありません。一方で、両国ともに2015年から徐々に利下げが続いていたとは知りませんでした。
その多くは物価や経済成長の低迷を受けてのものですが、上記で確認した通り、特にオーストラリアに至ってはGDPの低迷が続いています。
新型コロナウイルスへの対抗策として実施された大幅な利下げにより、両国の利下げ余地はもうほとんどありません。金融政策による景気刺激が難しくなった2020年、各国の次の一手は非常に興味深いですね。
また、両国の政策金利の値が徐々に近づいた結果、スワップポイントはほとんど発生しない状況です。スワップポイントによる損益は期待せず、システムによる売買取引を狙うのが得策でしょう。
ちなみに、著者のなおころはループイフダンで豪ドル円(AUD/JPY)を運用中。こちらもスワップポイントは少ないですが自動売買による為替差益が順調に積み上がっています。1年間運用した実績と注意ポイントをまとめた記事も併せてご覧ください↓
関連:【+68,777円】なおころがループイフダンで1年間運用した実績を公開!注意したポイントは?
AUD/NZDの特徴分析 | まとめ
本記事ではループイフダンで投資できる自動売買システム【AUD/NZD】の通貨発行国となるオーストラリアとニュージーランドの経済状況を3点に絞って解説しました。
|
オーストラリア(AUD) |
ニュージーランド(NZD) |
人口(2020年) |
2,597万人 |
513万人 |
経済成長率(10年平均) |
2.5% |
2.8% |
政策金利(2020年10月) |
0.25% |
0.25% |
急激に利下げが進みつつある両国。投資をする前には最新の政策金利を各国の中央銀行公式サイトでチェックしておくのがおすすめです。
関連:オーストラリア中央銀行公式サイト
関連:ニュージーランド中央銀行公式サイト
次回以降も諸外国の人口や経済成長率、政策金利の推移について解説します。ループイフダンで投資を検討・実践中の方はお楽しみに!
関連:【2020年】ほったらかし投資おすすめ5選を解説!No.1商品はどれ?
【参考文献】
- World Economic Outlook Database, October 2019, International Monetary Fund(IMF)
- オーストラリア中央銀行公式サイト
- ニュージーランド中央銀行公式サイト
P.S. 「外国の経済状況について〇〇が知りたい!」「〇〇の数値を比較してほしい!」などなど記事に関するリクエストや、投資に関する疑問や不安などあればいつでも下記メディアよりご連絡ください(LINEもしくはTwitterでご連絡いただくとすばやく返信可能です!)。
●運営メディア
【注意事項】
・本レポートは筆者の主観及び経験に基づき執筆されており、内容の正確性や完全性を保証するものではありません。筆者及び株式会社アイネット証券は、本レポートの利用あるいは取引により生ずるいかなる損害の責任を負うものではありません。
・本レポートはあくまでも参考情報であり、筆者及び株式会社アイネット証券は、為替やいかなる金融商品の売買を勧めるものではありません。取引を行う際はリスクを熟知した上、完全なる自己責任において行ってください。
・当コラムにてループイフダンの実績を紹介する際に使われている「年利」は元金に対する年間の利益率を指しており、金利や利息を指すものではありません。
・筆者及び株式会社アイネット証券の許可無く当レポートの全部もしくは一部の転送、複製、転用、検索可能システムへの保存はご遠慮ください。
・スワップポイントは一定ではなく変更される場合がありますのでご注意ください。また、変更により、「受取」から「支払」へ転向する可能性がありますのでご注意ください。