投資先としてのメキシコ(ペソ)を分析!経済成長率や政策金利の推移を分かりやすく解説 【なおころ】
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本記事では高金利でおなじみ、メキシコの経済状況を分析してみましょう。日本と比較しながら人口・経済成長率・政策金利の推移をまとめて解説します。
以前の記事では、なおころが実際に運用している豪ドル(オーストラリア)に焦点を当てました。豪ドルへの投資を検討中の方は合わせてご覧くださいませ。
関連:投資先としてのオーストラリア(豪ドル)を分析!2019年の政策金利は何%?
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メキシコの人口は1億2千500万人
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まずは経済のエンジンとなる人口の推移(2010年〜2019年)を確認しましょう。グラフ上で微減を続けている赤線が日本、右肩上がりが続いているのがメキシコの人口です。
2010年時点では1億1千400万人だったメキシコの人口は、2019年には1億2千500万人を突破!次回の調査ではメキシコの人口が日本を上回る可能性が高いですね。
人口の増減では正反対の進捗を見せる両国、果たして経済成長率はどのように推移しているのでしょうか?さっそく次章で確認してみましょう!
メキシコの経済成長率(実質GDP)は2.7%
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両国の経済成長率(実質GDP)の推移をグラフ上にプロットしてみると予想外の結果となりました。
前章で確認した「人口」の増減を踏まえると、実質GDP成長率についてもメキシコが日本を大きく上回っているかと思いきや、2019年時点においては日本が優勢です。
メキシコの低成長の主要因としては、個人消費の鈍化など内需の伸び悩みが挙げられるでしょう。次章で紹介する政策金利の高止まりも大いに影響を与えています。
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メキシコの2019年の政策金利は7.12%
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最後に、FX投資のひとつの醍醐味スワップポイントに直結する「政策金利」の推移を確認します(2国間の金利差が大きいほどスワップポイントが発生)。
0%前後で低迷する日本。一方でメキシコの政策金利は2014年を境に急上昇していることが分かりますね。
政策金利が上昇するとなれば銀行や各種ローンの金利も連動するのが一般的。メキシコでも自動車ローンが上昇したことを受け国内販売台数が減少。結果的にGDPの低成長に寄与しています。
確かに日本のFX投資家にとって、メキシコペソなどの高金利通貨はスワップポイントによる旨味が大きい魅力的な投資先です。一方、政策金利の高止まりが内需に陰りをもたらしている可能性も頭の片隅に入れておくべきでしょう(経済成長の鈍化は為替差損につながる恐れも…)。
投資先としてのメキシコ(ペソ)分析 | まとめ
本記事ではループイフダンで投資できるメキシコ(ペソ)の投資材料を3点に絞って解説しました。
・人口は1億2千500万人
・経済成長率は約2.7%
・2019年の政策金利は7.12%
メキシコペソは確かに高金利通貨ですが経済成長率には大きな陰りが見られます。投資する通貨ペアを選ぶ際は、スワップポイントだけを指針にせず、国の経済状態も考慮しつつ賢明な意志決定を下しましょう。
次回以降も諸外国の人口や経済成長率、政策金利の推移について解説します。将来的には日本を含めた複数国の数字を比較予定、お楽しみに!
【参考文献】
・World Economic Outlook Database, October 2019, International Monetary Fund(IMF)
・FRED ECONOMIC RESEARCH
・日本銀行 主要時系列統計データ表
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