成行注文(クイックトレード)
値段を指定せず、レートを見ながら発注する注文方法。
- クイックトレード注文の画面には、現在のレートが表示されており、レートを見ながら注文を出していく市場のダイナミックな動きを実感できる注文方法です。
指値注文
現在のレートよりも下がったら買い、あるいは上がったら売りの注文を成立させるため、あらかじめレートを指定する注文方法です。
逆指値注文
指値注文のレート指定と反対に、現在のレートよりも高くなったら買い、現在のレートよりも安くなったら売りを発注する注文方法です。
- 指値注文は、レートが下がってきたら買いを入れるため、流れに逆行した逆張り注文となります。反対に逆指値は、ここまで上がってきたら買うというように相場推移の流れを追う順張り注文です。それぞれ注文方法の特徴を理解し、テクニカル分析と合わせて利用してみましょう。
IFD
新規注文と決済注文を同時に出し、新規注文が成立(約定)すると、自動的に決済注文が有効となる注文方法です。
- 1. 利益を確定させる
- 現在ドル/円が95.50円とします。
アイさんは、予測として一度ドルが下落しその後上昇すると見込みました。
その為、95円で買い指値(注文1)、同時に注文1が約定後、発注される96円の
決済注文(注文2)を出しました。
- 2. 損失を限定させる
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現在ドル/円が95.50円とします。
アイさんは、予測として一度ドルが下落しその後上昇すると見込みました。
しかし思惑と反対に動いた場合、50銭の損失発生で損失幅を限定させる為、
95円で買い指値(注文1)、同時に注文1が約定すると有効となる94.50円の決済注文(注文2)を出しました。
- 一般的に、新規注文と同時に利食い注文を予約する利用の方が比較的多いようです。
OCO
OCO注文は、2つの注文を同時に発注して一方が約定するともう一方が自動的にキャンセルされる注文です。
- アイさんは、先日100円でドルを買いました。
現在、ドル円は、102円で推移しています。
しかしアイさんは、今後106円まで上昇することを見込んでいますが仮に下落した時でも、1円の利幅は確保したいと考え、106円の決済指値注文(注文1)、同時に101円の逆指値注文(注文2)もだしました。
このケースでは(注文1)が先に約定すれば(注文2)が自動的にキャンセルされ、逆に(2)が先に約定すれば(1)はキャンセルされます。
- 通常は、指値注文と逆指値注文を同時に出す方法がよく用いられます。
IFDO
IFD(イフダン)注文とOCO注文の複合型です。新規の条件に指値(または逆指値)を指定し、約定したらOCO決済注文が有効になる注文方法です。
IFD注文では、決済条件に利益確定または損失限定のどちらかしか指定できないが、IFDO注文では双方をOCO条件で派注することができます。
- 現在ドル/円が95.50円とします。
アイさんは、予測として一度ドルが下落しその後96円まで上昇すると見込みました。
しかし思惑と反対に動いた場合は、50銭分の損失で限定させる注文も同時に発注しました。
その為、95円で買い指値(注文1)、同時に注文1が約定後、発注される96円の決済注文(注文2)
及び94.50円の決済注文(注文3)を出しました。
- 相場に張り付いて見ていられない人には有効な注文方法かもしれません。ポジションの保有から決済までを一度の注文で完結することができます。
トレール
逆指値注文の派生型で、配信レートに応じて、逆指値の指定レートを有利に推移させる注文方法です。
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アイさんは、ドル/円のポジションを95円で保有し、損切りレート94円で逆指値注文を出しました。その後ドルが97円まで値上がり後に急落し94円の逆指値注文が成立すると、一時的に発生していた利益を失い結果的に損失で取引を終えることとなります。
このようなときに力を発揮するのがトレール注文です。
トレール注文では、レート推移に応じて逆指値の指定レートを有利な方向へ変更しますので、
トレール幅を1円にした場合、97円までの上昇で逆指値も96円まで引き上げられるのです。
引き上げられた逆指値はレートが下がっても変更されませんので、
急落したとしても96円で損切り注文が発注され、決済を有利に行うことができます。
- 慣れるまでは、設定するタイミングが難しいと感じるかも知れませんが、利益が乗ってきたポジションに設定すると一定利益の確保に有効性が実感できるでしょう。