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2021/08/30
シストレ活用事例

5すくみの結果は一つのテクニカル指標として使えます。示唆が多い情報となっています。【SSS】

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ループイフダンの5すくみの利益の出方を更に考察していきます。すくみとは様々な通貨ペアをつないでぐるっと回す両建てシステムです。

アイネット証券ループイフダン5すくみはこのように仕掛けています。買いも売りも同時に仕掛けてみています。含み損が増えつつ、確定利益も確実に出続けるシステムとしています。それにより、いつでも確定利益を取ることができます。今回はループイフダンで仕掛けられる5つの通貨ペアを介し、ぐるっと回していますので、5すくみと命名しています。

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ドルでユーロを買い、ユーロで円を買い、円でNZドルを買い、NZドルで豪ドルを買い、豪ドルでドルを買いますので、ドルでドルを買っていることになります。つまり、両建てになっています。そのため、上に上がっても含み損が増えますし、下に下がっても含み損が増えます。これは良くも悪くも、含み損が増える形ができます。含み損のケアはとても重要です。またどうせ両建てになるならと、証拠金を活かすための、逆回転もさせています。アイネット証券のループイフダンは、売り買いの証拠金は相殺されますので、証拠金の有効活用ができます。さらに、この間をなんども往復することで、利益が出続けるわけです。ただ問題はひたすら、一つの方向に動いてしまうと大きな含み損が増えていく状態になります。両建て状態なので、常に片側は損が増える状態となります。



このループイフダンの5すくみによって、得られた利益はとても多くの示唆を含んでいます。トレンドであったり、レンジであったり、ずっとすくみの結果を追い続けることから、現在為替がどこにいるか、何をしたがっているのか理解することができます。

ループイフダンの2年半弱の結果はこちらになっています。

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確定利益の一定の増え方はわかりやすいですし、またトレンドとレンジの状態も見えます。含み損がほとんど増えず、積みあがっていく日々はレンジですし、逆に一気に含み損が増えていく日々はトレンドであるということです。またトレンドがおわって再度実質損益が伸びている今のタイミングは、物凄い大きな形ではレンジとなってきているわけです。このように、レンジがしっかりと取れる状態やトレンドで含み損が出ている状態など、様々な情報が取れるわけです。すくなくとも利益が乗るタイミングと利益がないタイミングは数か月から数週間で回転しています。この回転が実質損益の傾きが変化するタイミングで理解できるわけです。この点だけでも本結果を追い続けることがとても良いツールとなります。





もっとも外側にできてしまう、ポジションを通称「くそポジ」=「英雄」と名付けて、国境警備をさせます。国境が広がれば、どんどん安全な領域が広がってきます。

ループイフダンは常に買い続け、売り続けますので、一番遠くに常に大きな含み損を抱えます。これを通称「くそポジ」と揶揄されるわけですが、くそポジはこのループイフダンを止めない限り、どうしても出続けるシステム上のポイントです。ループイフダンを止めれば発生しないために、止めればいいのですが、止めたとして次いつやればいいのかとか、悩みます。では止めなければということで、動かし続ける前提で考えました。この常に一番外側にくそポジができることを逆手に取り、くそポジ以上大きな含み損を持つポジションがないなと考えて見ました。このくそポジで囲まれた領域を、領土と呼んでおります。

下記が現時点でのくそポジの各最大、最小値ですが、1500〜2000pipsづつくらい広がりましたね。

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この外側に囲まれた領域を図示したのが、下記です。少しづつ、絶対値を合わせてわかりやすくしています。

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この結果を見ていると、ある程度の動きが出た後に、内部に戻るととても良い利益が出ます。赤が領土の外側、青も領土の内側です。この領土をしっかりとみていくと、内部の現在地がよく見えてきますし、現在地が内部にいる時間が増えてきます。つまり、どんどん安定した値動きができ続けると思われます。



ループイフダン5すくみをしっかりと見続けることで、FXがとても上手くなりました。様々な示唆を得つつ、利益につなげていきたいと思います。5すくみから得られる様々な示唆をテクニカル指標として活用していきたいと思います。

ループイフダンの5すくみはしっかりと利益が出ますし、このシステムを動かし続けると様々な情報を得続けることが可能です。実質損益の結果からは、現在がトレンドなのか、レンジなのか、レンジが変わるタイミングなのか、様々なことを理解できますし、そのスピード感も実質損益の情報の格差から大きく見える化することが可能です。実質損益が増減する角度は相場のスピードを表していますし、スピードが速い時には、行き過ぎることも多くなります。それらの情報を解析することで、その他ポジションの本体を上手く為替に突っ込ませることができます。

また、領土がどの程度広がったかを見続けることで、領土内のどこにいるのか、どんな状態なのかを比較をしながら為替を追い続けることができます。チャートを作った方もいたでしょうし、様々な指標を作った方もいたでしょうし、これまでも様々なテクニカル指標ができ続けてきました。私の考えたこの5すくみの各データも一つのテクニカル指標として動かせる気がしており、テクニカルアナリストの一翼になればと思っております。今後も活用を考えていきたいと思います。



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著者プロフィール
SSS
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大変運が良いため人生楽しく過ごしています。変動と金利と消費効率の最大化が大好きです。主にシステムトレードで両建てと独自の「3〜すくみ」の考えを使い、安定的に為替差益を取りながら運用しています。加えて株、仮想通貨、不動産など他の投資も比較しつつ資産形成を行っており、SSSの世界観というブログにまとめています。