このエリアにHTML要素を追加する
5すくみの結果は一つのテクニカル指標として使えます。示唆が多い情報となっています。【SSS】
ループイフダンの5すくみの利益の出方を更に考察していきます。すくみとは様々な通貨ペアをつないでぐるっと回す両建てシステムです。
アイネット証券
ドルでユーロを買い、ユーロで円を買い、円でNZドルを買い、NZドルで豪ドルを買い、豪ドルでドルを買いますので、ドルでドルを買っていることになります。つまり、両建てになっています。そのため、上に上がっても含み損が増えますし、下に下がっても含み損が増えます。これは良くも悪くも、含み損が増える形ができます。含み損のケアはとても重要です。またどうせ両建てになるならと、証拠金を活かすための、逆回転もさせています。アイネット証券
このループイフダンの5すくみによって、得られた利益はとても多くの示唆を含んでいます。トレンドであったり、レンジであったり、ずっとすくみの結果を追い続けることから、現在為替がどこにいるか、何をしたがっているのか理解することができます。
ループイフダンの2年半弱の結果はこちらになっています。
確定利益の一定の増え方はわかりやすいですし、またトレンドとレンジの状態も見えます。含み損がほとんど増えず、積みあがっていく日々はレンジですし、逆に一気に含み損が増えていく日々はトレンドであるということです。またトレンドがおわって再度実質損益が伸びている今のタイミングは、物凄い大きな形ではレンジとなってきているわけです。このように、レンジがしっかりと取れる状態やトレンドで含み損が出ている状態など、様々な情報が取れるわけです。すくなくとも利益が乗るタイミングと利益がないタイミングは数か月から数週間で回転しています。この回転が実質損益の傾きが変化するタイミングで理解できるわけです。この点だけでも本結果を追い続けることがとても良いツールとなります。
もっとも外側にできてしまう、ポジションを通称「くそポジ」=「英雄」と名付けて、国境警備をさせます。国境が広がれば、どんどん安全な領域が広がってきます。
ループイフダンは常に買い続け、売り続けますので、一番遠くに常に大きな含み損を抱えます。これを通称「くそポジ」と揶揄されるわけですが、くそポジはこのループイフダンを止めない限り、どうしても出続けるシステム上のポイントです。ループイフダンを止めれば発生しないために、止めればいいのですが、止めたとして次いつやればいいのかとか、悩みます。では止めなければということで、動かし続ける前提で考えました。この常に一番外側にくそポジができることを逆手に取り、くそポジ以上大きな含み損を持つポジションがないなと考えて見ました。このくそポジで囲まれた領域を、領土と呼んでおります。
下記が現時点でのくそポジの各最大、最小値ですが、1500〜2000pipsづつくらい広がりましたね。
この外側に囲まれた領域を図示したのが、下記です。少しづつ、絶対値を合わせてわかりやすくしています。
この結果を見ていると、ある程度の動きが出た後に、内部に戻るととても良い利益が出ます。赤が領土の外側、青も領土の内側です。この領土をしっかりとみていくと、内部の現在地がよく見えてきますし、現在地が内部にいる時間が増えてきます。つまり、どんどん安定した値動きができ続けると思われます。
ループイフダン5すくみをしっかりと見続けることで、FXがとても上手くなりました。様々な示唆を得つつ、利益につなげていきたいと思います。5すくみから得られる様々な示唆をテクニカル指標として活用していきたいと思います。
ループイフダンの5すくみはしっかりと利益が出ますし、このシステムを動かし続けると様々な情報を得続けることが可能です。実質損益の結果からは、現在がトレンドなのか、レンジなのか、レンジが変わるタイミングなのか、様々なことを理解できますし、そのスピード感も実質損益の情報の格差から大きく見える化することが可能です。実質損益が増減する角度は相場のスピードを表していますし、スピードが速い時には、行き過ぎることも多くなります。それらの情報を解析することで、その他ポジションの本体を上手く為替に突っ込ませることができます。
また、領土がどの程度広がったかを見続けることで、領土内のどこにいるのか、どんな状態なのかを比較をしながら為替を追い続けることができます。チャートを作った方もいたでしょうし、様々な指標を作った方もいたでしょうし、これまでも様々なテクニカル指標ができ続けてきました。私の考えたこの5すくみの各データも一つのテクニカル指標として動かせる気がしており、テクニカルアナリストの一翼になればと思っております。今後も活用を考えていきたいと思います。
著者の他の記事も読んでみよう
<著者運営ブログをチェック!>
【注意事項】
- 本レポートは筆者の主観及び経験に基づき執筆されており、内容の正確性や完全性を保証するものではありません。両建てやすくみは株式会社アイネット証券が推奨するものではありません。筆者及び株式会社アイネット証券は、本レポートの利用あるいは取引により生ずるいかなる損害の責任を負うものではありません。
- 本レポートはあくまでも参考情報であり、筆者及び株式会社アイネット証券は、為替やいかなる金融商品の売買を勧めるものではありません。取引を行う際はリスクを熟知した上、完全なる自己責任において行ってください。
- 筆者及び株式会社アイネット証券の許可無く当レポートの全部もしくは一部の転送、複製、転用、検索可能システムへの保存はご遠慮ください。
- 当コラムにてループイフダンの実績を紹介する際に使われている「年利」は元金に対する年間の利益率を指しており、金利や利息を指すものではありません。
- スワップポイントは一定ではなく変更される場合がありますのでご注意ください。また、変更により、「受取」から「支払」へ転向する可能性がありますのでご注意ください。