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人生でも投資でも取捨選択は重要です【鹿子木健】
どのテクニカル指標を使うか、通貨ペアはどれを取引するか、裁量取引にするか自動売買にするかなど、FXでは選択肢が多いです。
この「選択」はFXだけでなく投資全般、生活、そして人生でも日常的に行われています。私たちは日々、選ぶことを繰り返して、今に至ります。
今回は、「選択すること」の重要性を説明していきます。
1.選択を繰り返して現在に至る
人生の本質は「選ぶこと」だと私は思っています。例えば、人と話す時は言葉を選びますが、どんな言葉を選ぶかで相手との関係性が変わります。乱暴な言葉を出してしまうと険悪になりますし、丁寧な言葉なら相手も丁寧に返してくれるでしょう。
時間の使い方もそうです。今日は何をするか、どこに行くのかは全て自分が選びます。選択によってはビジネスや出会いのチャンスがあるかもしれないし、逆に事故に遭うかもしれません。
人生は選択の繰り返しです。学校、就職、ビジネス、勉強、食べ物、娯楽、趣味、住む場所、交友関係など、選択をしない時はありません。
人生よりスケールが小さくなりますが、FXや株式などの投資も選択の繰り返しです。エントリーやイグジットのタイミング、使うテクニカル指標、レバレッジの大きさ、資金の範囲、銘柄など、選ばない場面はほぼありません。私としては、そもそも投資で資産形成をするにあたって、本当にFXを選んで良いのかも考えてほしいと思っています。
そして、選び方によっては、安定した利益を得られる可能性がありますし、大きな損失を抱える場合もあります。
選ぶことで将来が大きく変化します。だからこそ、選ぶことに怠惰になってはいけないし、軽んじてもいけません。
例えば、FXの場合だと、「レバレッジは25倍でいいや」みたいに気軽に選んでしまうと、最悪でロスカットという結果に繋がる可能性があります。
選択をする際は、慎重かつ将来的にどうなりそうかをよく考えることが大切です。
2.選択するには何かを捨てる必要がある
人生はあらゆる局面で何かを選ぶことになりますが、全ては選べません。何かを選ぶには、何かを捨てる必要があります。
A社とB社から内定をもらっても、両方に入社することはできません。A社を選んだらB社を、B社を選んだらA社を捨てないといけません。
結婚もそうです。AさんとBさんの両方と結婚はできません。Aさんを選んだらBさんを、Bさんを選んだらAさんを捨てないといけません。
選ぶということは、何かを捨てることを同時にします。全部選ぶのは、何も選んでいないのと同じです。
これはFXでも同じです。表示するテクニカル指標を捨てる、参考にしている情報を捨てる、エントリーチャンスを捨てるなど、取捨選択が重要です。
選択をする裏側では、何かを捨てていることを肝に銘じておきましょう。
3.捨てたことを後悔してはいけない
捨てた後は後悔せず、自分とは関係ないことだと考えましょう。
例えば、表示するテクニカル指標で移動平均線を選び、他のインジケーターは捨てたとします。それで負けても「移動平均線以外のテクニカル指標なら勝てたかもしれない」「やっぱりボリンジャーバンドの方が自分に合ってた」みたいに、くよくよと後悔しても時間の無駄です。
一つのことを選んだのなら、その選択としっかりと向き合いましょう。もし心に引っかかるのなら、次に生かせば良いのです。あの時にこんな失敗したから、次は失敗しないようにしようと考えることは大切です。
投資も人生も、隣の芝生が青く見えないように歩みましょう。
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