お金の勉強サイト 金銭改革 お金の勉強サイト 金銭改革
2023/01/25
シストレ活用事例

日本の金利が上がることで教科書通り不況となるか。逆にバブルとなるか。円安か円高か。【SSS】

SSStitle.jpg

遂に日本の金利も上がってきそうです。

インフレが来て、給料が上がってくるかが次の焦点ですね。

日本はインフレが来ると感じています。
金利が上がってきそうですので、とりあえずは円高になります。

さてここからが全く不明瞭な点であり、このあと、インフレに伴い内需が拡大するかどうかですね。

一つ新しい産業として防衛産業が発達してきそうな気がしますが、外圧から防衛というのはなんともさみしい話ですが、防衛産業は内需は拡大する可能性があります。

防衛はある程度というか、かなり広範囲な準備を必要とすると思います。
装備といっても、一般的な武器、防御態勢から、輸送、情報システム、更には携帯食や備蓄兵糧まで、様々な分野の様々な準備が必要不可欠となります。

最近の日本の一般家庭は財布のひもが堅いですが、防衛産業への増税などから始まり、大きなお金の動きがあれば、思ったよりも早くお金が回りだすのではと思います。

一般家庭ではなく、政府からお金が回り始めることと、増税を同時に行うと、インフレはちぐはぐになりそうですが、少なくとも円高と需要増にはなるはずです。

また日本の人口は減少の一途をたどっており、この減少が続くのであれば、人間に対する支払いも増えてくるとは感じます。
これらの前提を踏まえると、サラリーマンの給料が上がってくる土壌は整いつつありますし、現に少しずつ上がっている印象を得ています。

給料が上がってきて、本格的なインフレが来るのであれば、会社が抱える借金も実質は減額しているわけですし、思った以上に好景気となる可能性が出てきます。

金利支払いがどのような影響を取り始めるのか。

金利が上がる、つまり通貨の信頼は下がるわけで、どこまでその金利で様々な影響が生じるかが、また重要です。

給料が上がって、防衛産業をはじめとする内需拡大が起こり、そのうえで、借金が大きく実質の負担を減額していくとすると、次の仕掛けとしては、値上げができ、金利増加に対して実質的に対応ができる会社と、そうでない会社が大きく差が開いてくると感じます。

金利が上がり、通貨の信用やその本質的価値自体は薄れ、その結果、モノや不動産や会社、株などに対して通貨の価値が減じるインフレが来るとすると、現在借金をしている会社で、うまくレバレッジがかかり、値上げができる会社においてはとても高い価値が出てくる可能性が高いです。

実質の売り上げや利益は増加し、またその利益から金利支払いは可能となりますし、自己資本比率も大きく改善していく正の好循環となります。
この循環が生まれれば、金利が上がれば上がるほど、借金自体が薄まっていくため、とても高い資金効率改善効果が生まれてくると思います。

先に借金をしていたメンバーが大きく得をする社会が来る可能性が出てきています。
この金利上昇からくる、大きな変化は次のバブルを引き起こしても全然おかしくないと感じます。



バブルが起きながらわからないのが、、、

円安となるか、円高となるかですね。金利が実質上がっていくのであれば、やはり最終的には円安の可能性が高いとみていますが、ただ、思った以上に日本のインフレ対応力は強いです。

給料が上がらないことが全ての原因と思いますが、日本のインフレ対応力というか、値下げ圧力はとても強いと思っています。
日本国民の質へのこだわりと、その市場で鍛えられたデフレマインドはなかなか好転するまでは変化が起きにくいとも感じます。

今回のモノのインフレが生じた後、この後給料のインフレが起きるかどうか、全てはそこにかかってきますが、日本の雇用流動性の弱さ低さは本当にひどいため、一度入ってしまったお荷物となっている社員を出すことは出来なくなっています。
この状態からだとなかなか、賃金自体を大きく上げていくのは困難となると感じます。

賃金自体を上手く最大化するためには、同時にお荷物となっている人材を上手く流動させる施策が必要不可欠ですが、この施策を取ることができるのかどうか。
難しいかじ取りとなってくると感じます。

実質賃金が上がっていかないとすると、インフレが起きにくい土壌があるままとなりますので、この土壌からは、円の価値希釈は起こりにくいと感じます。

つまりまだまだ円高になる要素はあるので、円安一辺倒とはいかないと感じています。

円安にならないかと言ったら円高かといえば、、、

それもまた稚拙な議論と思っています。今後は大きく上がったり下がったりした際にのみ動きます。

インフレ圧力に強い日本ではありますが、人口は減っているため、給料の下限はこれ以上は下がりにくいと感じています。
社会保険料が実質の受け取り賃金の低下を招いているため、給料の低下がないにせよ、実質的な消費量は下がり続けていますが、今後この社会保険料をこれ以上は上げづらくなると思っています。

ぎりぎり上がり続けるか、老人への介護や福祉を大きく切り離す時期が来ているのではと思いますし、そのような動きを出し始めるかもしれません。

ただ、老人福祉をどうしても政治が切り離せず、結果、老人福祉をし続けることを選ぶとすると、やはりその福祉の前提となる国債や、増税自体を薄めるため、給料増及びインフレを誘導していく可能性がやはり残ります。

その流れからは円高ではなく、円安の流れも十分考えられると感じています。
このように、円高も円安もどちらもあり得るこの状態ですと、両建てと同じ減少となる「すくみ手法」や、下がり続けたときに買い、上がり続けた時に売る手法などはとても高い価値を持つと思っています。

今後はより一層上がったら売り、下がったら買う、様々な通貨に分散するのが重要となる日々が来るとみています。
間では買わないのも重要かなと思いますね。


SSS前.png

SSS次.png

著者の他の記事も読んでみよう

SSS.png

<著者運営ブログをチェック!>

SSSの世界観

【注意事項】


    • 本レポートは筆者の主観及び経験に基づき執筆されており、内容の正確性や完全性を保証するものではありません。両建てやすくみは株式会社アイネット証券が推奨するものではありません。筆者及び株式会社アイネット証券は、本レポートの利用あるいは取引により生ずるいかなる損害の責任を負うものではありません。
    • 本レポートはあくまでも参考情報であり、筆者及び株式会社アイネット証券は、為替やいかなる金融商品の売買を勧めるものではありません。取引を行う際はリスクを熟知した上、完全なる自己責任において行ってください。
    • 筆者及び株式会社アイネット証券の許可無く当レポートの全部もしくは一部の転送、複製、転用、検索可能システムへの保存はご遠慮ください。
    • 当コラムにてループイフダンの実績を紹介する際に使われている「年利」は元金に対する年間の利益率を指しており、金利や利息を指すものではありません。
    • スワップポイントは一定ではなく変更される場合がありますのでご注意ください。また、変更により、「受取」から「支払」へ転向する可能性がありますのでご注意ください。
著者プロフィール
SSS
SSS

大変運が良いため人生楽しく過ごしています。変動と金利と消費効率の最大化が大好きです。主にシステムトレードで両建てと独自の「3〜すくみ」の考えを使い、安定的に為替差益を取りながら運用しています。加えて株、仮想通貨、不動産など他の投資も比較しつつ資産形成を行っており、SSSの世界観というブログにまとめています。