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2021/07/27
FX投資

主要国通貨の特徴とは?政治・経済・値動きを確認してトレードにいかそう!【Invest Naviチャンネル】

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FX市場の中で特に取引の割合が高い主要国通貨があります。主要国通貨は、先進国であり、経済の安定性と各中央銀行が設定した金利といったこと、政治や国内情勢が他国と比較し安定しているということなど多くの共通点があります。主要国通貨とはどのようなものか詳しくみていきましょう。



1.世界で最も取引されているアメリカドル

アメリカドルは世界で最も取引されている通貨として人気が高いです。

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アメリカの注目ポイント

アメリカは世界各国の中で政治と経済が安定しており、FXで最もトレードされている通貨です。最も取引されている理由は、主要国通貨には多くない高金利であることやGDP世界1位の経済圏を誇り、多くの経済指標は市場に与えるインパクトが大きく注目される材料が多いなどが考えられます。
例えば雇用統計はアメリカ経済の雇用の状態を表し、雇用数が多い場合は景気がいい、雇用数が減少していれば景気が悪化していることがわかります。また雇用統計は他の中央銀行と異なりアメリカFRBは雇用の最大化という指名を請け負っているだけに、FRBの景気対策が数字で現れるため、注目されています。
市場関係者は、アメリカ経済力を背景にした経済指標を注視しトレードすることがおすすめです。



2.ユーロ

欧州連合のユーロはドルに対抗する通貨として高い取引量と人気があります。

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ユーロ圏の注目ポイント

ユーロ圏は加盟国19カ国3億人の人口がいますが、各国で財政主権を託されていて各加盟国の動きで値動きをする通貨です。
現在ユーロ圏で問題となっているのが、各国で財政主権を託されていて財政が強い国と弱い国が共存している状況になっています。経済の一致が難しいため、経済基盤が弱い国がクローズアップされている場合ユーロは売られる傾向にあり、強い国がクローズアップされるとユーロは買われるなど、巨大経済圏を築くことができている一方、集合体の弱点があるのも事実です。
2010年から起きたギリシャの財政難が発端となり、起債上限額を制限するというルールをギリシャは破り、ポルトガルやスペインといった他の財政赤字に苦しむEU加盟国に飛び火する可能性が生まれました。
ユーロ圏には財政の強い国と弱い国が共存しているため、足並みを揃えることが難しい状況になることもあるため、各国の動きやEU加盟国で発表する声明に注視してトレードする必要があります。

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3.値動きが激しいイギリスポンド

ポンドは第4の通貨として多くの取引量があります。

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イギリスポンドの注目ポイント

ポンドはドルやユーロと異なり取引量が少なく激しい動きがしやすい通貨です。例えばポンドは経済指標が好調で市場関係者が買いを始め、値が動くと、買いが買いを呼び取り止めがないほど上昇することがあります。また逆の値動きもあるため値動きが激しくなりやすい傾向にあります。
この値動きは経済指標だけでなく政治状況や経済状況でも大きく値動きすることが多いです。例えば2016年6月のブレグジットの国民投票でEU離脱決定になりました。イギリスはブレグジット後が2020年末まで移行期が続きました。この5年間にEU離脱に関することで大きく国内では議論がなされ、EU関係者と会談する声明発表で大きく値動きするなど激しい値動きがたくさんありました。
ポンドをトレードする際は、イギリスにプラス材料かマイナス材料で大きく値動きするため注意してトレードしてください。



4.オーストラリアドル

オーストラリアドルは金利が高く取引量が高い通貨です。

オーストラリアの注目ポイント

オーストラリアは各主要国通貨の中でアメリカと同様の高金利通貨です。
オーストラリアは輸出品の鉱物資源が6割に達していて、その中でも中国への輸出が3割を占めるなど鉱物と中国に頼った輸出をしています。そのため中国との関係性と政治経済の動向や鉱物資源の市場の値がオーストラリアドルに直結することが多く、連動を意識してトレードすることが求められます。
オーストラリアドルをトレードする際は、鉱物資源の市場値や中国経済や政治の動きとオーストラリアドルと連動することが多く、市場の値を確かめながらトレードしなければいけません。連動を意識してトレードすることで利益につながりやすい通貨です。

5.アメリカと立地的に近いカナダドル

カナダはアメリカと立地的に近く結びつきが強く、注目される通貨です。

カナダドルの注目ポイント

カナダは資源産出国やアメリカと国境を接していて市場の資源の価値やアメリカの影響を受けやすいです。
カナダはアメリカと国境を接しているためアメリカへの輸入や輸出が多く、アメリカ政治や経済の影響を他国と比較して受けやすいです。
またカナダは国土から石油といったエネルギー資源が出るため、資源国通貨ともいわれています。また近年アメリカで起こったシェール革命の影響を受け、カナダでも原油生産に大きなプラスとなりさらなる通貨価値が高まることが期待されている通貨です。
上記の理由でカナダドルは原油価格や金属の市場価値やアメリカドルの値動きと連動することが多いです。カナダドルをトレードする際は、アメリカ政治と経済の動きやエネルギー資源の影響を検討しトレードすることがおすすめです。

6.世界で2番目の信用度!日本経済とは

市場がリスクオフになった時に買いが集まる完全資産が日本円です。

日本円の注目ポイント

日本はGDPがアメリカ、中国に続く世界第3位の経済大国です。市場で日本円が安全資産と呼ばれている理由は、経済が巨大であるとともにデフレ通貨であるということがあります。デフレとはサービスやものの価格が下がるということです。物価が下がる一方で通貨の価値が上がります。なぜ通貨の価値が上がるのかというと世界経済に何か混乱が起きたとしたとしてもサービスやものの価格が低く設定していることで購買力が下がりにくい状態です。市場関係者は購買力が下がりにくい日本円を買っておいた方が安心という心理が働き、リスクオフの際は日本円が買われます。
中国という国は、南シナ海の領土問題といった多くの問題を抱えており、フィリピンの民間調査会社の中国への信頼度は21%と発表するなど信用に値する通貨とみなされていないため、FX市場での取引量は多くありません。中国が信用することができないため、GDP3位の日本は繰り上がり信頼度が2番目に高い通貨として、市場ではリスクオフの際に買いでトレードされることが多いです。
市場ではアメリカに続く政治と経済の安定が評価されています。



7.世界の安全資産スイスフラン

世界安全資産の2通貨目がスイスフランで市場が不安定な時に通貨買いが進んでいます。

スイスフランの注目ポイント

スイスは国土の立地上欧州圏に囲まれており、欧州圏の経済の影響を受けやすいです。スイスはユーロ圏に囲まれていながらユーロには所属していないため独自の特徴を持っています。スイスはスイス銀行を代表する個人情報の機密事項を守ってくれ安心してお金を預けることができることや永久中立国で戦争しないといった安全性が高い国として市場参加者は認識しています。戦争に加担しないということで地政学的リスクが低く、またお金を預けていたとしても個人情報が漏れる可能性が低いため安定しており、ユーロ圏の影響を受けやすいですが日本円に続く安全資産としてトレードされています。
スイスフランは安全資産なためリスクオフの際に市場では買われることが多い通貨である一方、ユーロ圏の経済の影響を受けやすいためユーロ圏に問題があった際はスイスフラン買いをするのではなく別の安全資産買いがおすすめです。



8.主要国の特徴を掴み市場の動きを理解しよう!

各主要国通貨にはそれぞれ特徴があり各通貨の動きを知っておかなければいけません。
各主要国はリスクオンの時に投資すべき通貨であるアメリカドルやポンドといった主要国通貨やリスクオフの時に買われる傾向にある日本円やスイスフランといった様々な通貨があります。各通貨の特徴を知り、投資すべき状況の時に的確に投資するようにして利益を上げましょう。

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