投資先としてのカナダ(加ドル)を分析!経済成長率や政策金利の推移を分かりやすく解説 【なおころ】
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そんな悩みを抱える投資初心者のあなたへ。なおころが運用中のFX自動売買「ループイフダン」で投資できる諸外国の特徴を国別に分かりやすくお届けします!
本記事では原油や天然ガスなど自然エネルギーが豊富なカナダの経済状況を分析してみましょう。日本と比較しながら人口・経済成長率・政策金利の推移をまとめて解説します。
?※本記事のカナダ以外にも諸外国の分析を実施中です。あなたが投資を検討・実践している国の記事もぜひご一読ください!意外な発見があるかも?
その他の国家分析
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カナダの人口は3千700万人
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まずは経済のエンジンとなる人口の推移(2010年〜2019年)を確認しましょう。グラフ上で微減を続けている赤線が日本、安定的に増加している青線がカナダの人口です。
2019年時点の人口総数は日本1億2千万人に対してカナダは3,700万人。数字を調べる前は、広大な国土を有するカナダの人口が日本のそれを圧倒的に上回っていると予想していましたが見事に裏切られる展開となりました。両者の差は徐々に狭くなっていますが、逆転するには数十年単位の時間が必要と思われます。
人口の増減では正反対の進捗を見せる両国、果たして経済成長率はどのように推移しているのでしょうか?さっそく次章で確認してみましょう!
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カナダの経済成長率(実質GDP)は約2.1%
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人口総数とは打って変わって両国の経済成長率(実質GDP)の推移はおおむね予想通り、人口の増加が続くカナダが日本の成長を上回っていることが分かりました(単純平均で年間2.1%成長)。
人口の自然増に加えて移民の受け入れによる人口増加が経済成長を下支えしていることが伺えますね。
カナダの2019年の政策金利は1.75%
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最後に、FX投資のひとつの醍醐味スワップポイントに直結する「政策金利」の推移を確認します(2国間の金利差が大きいほどスワップポイントが発生)。
0%前後で低迷する日本。一方でカナダの政策金利は安定して0.5%以上をマーク。2018年には1.75%まで上昇しています。
ただ、コロナウイルスによる影響で2020年3月時点の政策金利は0.75%まで利下げが進みました。2015年には0.5%をマークしているため、もう一段階の利下げがあっても何ら不思議ではありません。
日本との金利差が猛烈に小さくなっているため、少なくとも短期的にはスワップ投資の旨味が薄くなるでしょう。為替差益(キャピタルゲイン)を狙うなら問題ありませんが、スワップ狙いなら他の通貨に軍配が上がりそうですね。
投資先としてのカナダ(加ドル)分析 | まとめ
本記事ではループイフダンで投資できるカナダ(加ドル)の投資材料を3点に絞って解説しました。
- 人口は3千700万人
- 経済成長率は約2.1%
- 2019年の政策金利は1.75%
足元では新型肺炎を起因とした移動制限により、カナダの強みであるエネルギー産業への需要減少も予想されます。2020年3月には政策金利も1%を下回りスワップポイントの旨味は薄れてきたと言えるでしょう。
とは言え、カナダでは安定的な人口の増加や経済成長が続いています。キャピタルゲインを狙った投資先として有力候補のひとつであることは違いありません。
次回以降も諸外国の人口や経済成長率、政策金利の推移について解説します。将来的には日本を含めた複数国の数字を比較予定、お楽しみに!
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【参考文献】
- World Economic Outlook Database, October 2019, International Monetary Fund(IMF)
- Bank of Canada
- 日本銀行 主要時系列統計データ表
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