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2022/10/21
FX投資

テクニカル指標を表示しすぎる人に、ひとつアドバイスがあります【鹿子木健】

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チャート上にテクニカル指標をたくさん表示するほど高度な分析ができると考えている人もいますが、チャートにテクニカル指標が多く表示されているほど判断基準も増えてしまい、かえって売買の判断が難しくなります。テクニカル指標は表示させすぎない方がチャート分析がしやすいです。



1.複雑になるほど判断基準が狂う

私自身はテクニカル指標よりも資金管理の方が重要だと思っていますが、テクニカル分析にこだわる人は非常に多いです。その中には、テクニカル指標をたくさん使うほど高度な分析ができる、もしくは勝てるようになると考えてしまう人がいます。これは大きな間違いです。

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これはドル/円のチャートに、期間75の移動平均線、期間200の移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表、MACD、RSIの6種類のテクニカル指標を表示させている状態です。

ごちゃごちゃしすぎて、何を基準に判断すればいいのやらという感じです。

いくつものテクニカル指標を表示し、使いこなす人ほど上級者という風潮がありますが、そんなことはありません。

テクニカル指標が多くなるほど判断基準も増え、どこで買えばいいのか、どこで売ればいいのか迷うようになります。反対に、シンプルにすれば判断基準もシンプルとなり、売買のタイミングが判断しやすくなります。

2.シンプルにすると判断がしやすくなる

例えば、移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表の3種類のテクニカル指標を表示させたとして、移動平均線が買いを示し、ボリンジャーバンドは売りを示し、一目均衡表は中立を示していた場合、どれを選択しますか??

仮に移動平均線を優先して買いでエントリーをする場合、ボリンジャーバンドの売りを無視する必要がありますが、どのような判断基準でボリンジャーバンドではなく移動平均線を優先するのでしょうか。

複数のテクニカル指標が示す方向が一致することは稀です。それぞれ別の方向を示す場合、どれを優先するべきなのかを判断するのは非常に難しいです。

「複数のテクニカル指標の中から現在の相場状況に合う指標を使えば良い」と考える人もいるでしょう。その人にお聞きしますが、現在の相場に合うテクニカル指標がどれか判断できますか??

例えば、「今日の相場はボリンジャーバンドよりも移動平均線の方が機能しているから移動平均線を優先しよう」「今日の相場だとボリンジャーバンドが機能しそう」と判断できるのであれば良いのですが、そんな高度な分析ができる人ならテクニカル指標にこだわらなくても勝てると思います。

テクニカル指標はシンプルに1種類、もしくはトレンド系1つとオシレーター系1つの計2種類程度に絞ると判断基準も減り、買いか売りかもしくは見送りかの判断が明確になるし、検証もしやすくなるメリットがあります。

3.勝率100%を狙う必要はない

テクニカル指標をたくさん使って判断しようとするのは、勝率100%を狙っているからではないでしょうか。「絶対に損失を出したくないから、たくさんの判断材料がほしい」と考えていませんか?

FXはプロでも勝ち負けを繰り返しています。何度もトレードをして勝率100%なんてありえません。勝率100%を狙う時点で成功から遠ざかっています。

「複数のテクニカル指標を表示すれば判断基準が増えて勝てるかもしれない」とテクニカル分析の方法だけを考えるよりも、勝ち負けを繰り返しながら利益を取れるように資金管理、トレード戦略、トレードシナリオなどを総合的に考えていくことの方が、トレードで勝つためには大切なのです。

もちろん、資金管理やトレード戦略もできるだけシンプルな方が勝ちパターンに繋がります。



4.直近の相場から勝ちパターンを探る

私はFXで利益を出すために、勝ちパターンという考え方を提唱しています。

勝ちパターンは何かというと、あえて抽象的に書きますが、「相場の方から、おいしい局面なのでぜひエントリーしてください」とお願いされている状態のことです。

「ここでエントリーしたら勝てるかな?」という迷いは一切生じません。儲かって当然と判断できる形になっていることが、すなわち勝ちパターンです。

勝ちパターンを構成するものは、チャート分析やトレード手法だけではありません。資金管理、相場の地合、メンタルやマインドなど、全てが揃った状態こそ、勝ちパターンです。

ですが、現在のFXの業界では、チャート分析やトレード手法のみが追い求められているように感じます。

もちろんチャートや手法は大切なのですが、それらを単体で見るのではなく、それらを含んだ総合的な判断をしていくことが、FXを資産運用としてとらえていくベースになる考え方になります。

私が皆さんにお教えしている勝ちパターンは1〜10まであるのですが、現在注目の通貨ペアと分析の例を紹介します。

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著者プロフィール
鹿子木健
鹿子木健
お金を扱う能力を高めるための普遍的な知恵を伝えることがライフワークとして、 2004年から個人投資家として活動。投資分野は、FXを中心に、不動産、株式、商品CFD、株価指数CFD、保険、暗号資産など多岐に渡る。 代表を務める株式会社メデュは、2020年5月に金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録が完了。現在、外国為替投資助言「FX UNLIMITED」、FX学習コミュニティ「勝ちパターンFXの学校」を提供中。