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2020/04/16
シストレ活用事例

山中康司のループイフダン戦略レポート(2020年4月号②)

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ループイフダン「2020年4月の戦略・月中レビュー」

●移動平均で攻めるループイフダン戦略

2月からスタートした新戦略も2か月半経過しましたし、戦略自体はとてもシンプルですから、既に皆さんの理解も十分だとは思いますが、念のため最初に戦略概要を示しておきます。

*コンセプト

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。リスク管理はこれまで同様で最大ポジション数10(ポンド円のみ5)、損切設定はあり、とします。

*チャート

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また1か月を紫の四角で囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。

*今月の補足

3月の変動が大きかったことから全体に値幅の設定を拡げています。市場が落ち着いて以前のような狭いレンジが続く状況になった際に改めて値幅は見直すこととしますが、当面は拡大した現状の値幅設定を用いた運用を継続します。



●ドル円

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4月15日までのレンジ=106.92〜109.38

4月15日時点の戦略=4月3日終値で2週連続移動平均線を下回った(ラインマーカー)ため、4月6日(矢印)から「S50」で運用開始

4月前半のドル円は、2月前半までの相場に戻ったかのように比較的静かな値動きを続けています。新型コロナウイルスの感染拡大は続いているものの、FRBを中心として各国中銀が協調して流動性供給にコミットしたこともあり、3月後半に見られたようなドル資金逼迫も解消されました。ここからはコロナショックの現実を悲観するか、コロナショック後の期待を楽観するかといった流れになってきそうですが、ドル建て金価格と為替市場を見ていると、従来型リスクオフ(実体経済の悪化による円買い)を懸念した動きになってきている様子が伺えます。

4月1日レポートに書いた通り、新規ポジションから値幅設定を50銭とすることを決めましたので、4月6日から「S50」で新規運用を開始しました。現時点のポジションはありませんが、買い戻される局面で売りポジションの運用が再開されることとなります。なお、4月15日までの確定損益は9,460円の利益となっています。

●ユーロ円

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4月15日までのレンジ=116.35〜119.04

4月15日時点の戦略=「S40」を継続

4月15日時点のポジションは4単位(4万ユーロ)、19,473円の含み損となっていますが、下降局面での買い戻しを待っている状態です。また4月15日までの確定損益は63,187円の利益となっています。

●ポンド円

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4月15日までのレンジ=132.50〜135.75

4月15日時点の戦略=「S100」を継続

4月前半のポンド円は、他の主要通貨同様に比較的静かな値動きを続けていますが、動きとしては目立った押しも見られず底堅い動きとなりました。これは、一時期新型コロナウイルスに感染し集中治療室にも入ったジョンソン首相が回復し、無事に退院したということもありそうです。現状ではまだ英国も含め欧州全体がウイルス感染拡大への対応とコロナショック後の景気後退対応に追われているため棚上げ状態となっていますが、落ち着きを取り戻したときに改めてブレグジット移行期間へと協議が再開するであろうことを考えると、ポンドが一方的に買われるということも難しいと思われます。

ポンド円は「S100」、最大ポジション5(5万ポンド)での運用を再開しています。4月15日時点のポジションは3単位、35,245円の含み損となっていますが、下降局面での買い戻しを待っている状態です。また4月15日までの確定損益は29,900円の利益となっています。

●豪ドル円

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4月15日までのレンジ=64.39〜69.26

4月15日時点の戦略=「S40」を継続

4月前半の豪ドル円は、底堅い推移となっていますが、これは豪ドルが対ドルで強い動きとなっていることを反映した結果です。豪州でもウイルス感染問題は続いていますが、発生源の中国武漢市では都市封鎖が解除され、すでに新型コロナウイルス問題が終息している状況です。資源国通貨として中国との貿易の最悪期は脱し、今後は着実に改善していくとの見方が豪ドルを下支えしている要因です。引き続き底堅い動きが続きそうですが、既に3月安値からは9円以上もの上昇を見せていることから、いったん調整が入る可能性も考えてておいたほうがよいというのが個人的な見通しです。

豪ドル円の4月15日時点のポジションは9単位(9万豪ドル)、135,335円の含み損となっていますが、下降局面での買い戻しを待っている状態です。また4月15日までの確定損益は損切設定(4円)にかかったポジションが2単位あったことから28,628円の損失となっています。

●ユーロドル

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4月15日までのレンジ=1.0769〜1.1037

4月15日時点の戦略=「S60」を継続

4月前半のユーロドルは、月初に下げた後に買い戻しが入ったところまではユーロ円と同様の動きでしたが、今週に入りユーロ円が下げるいっぽうで、ユーロドルは底堅い動きを継続しています。これはドル円の項に書いた通り、資金市場におけるドル資金逼迫が緩和されたことから、ユーロドルにおいてもドル売り(ユーロ買い)の動きが出たことの影響が大きいと言えます。直近ではドル円に比べてユーロドルの上げが少ないことから、ユーロ円は下げているということになります。欧州でも感染者拡大が収まれば景気は上向くという点は他の地域と同じですが、もともと欧州はコロナショック前から景気が弱かったため、市場が正常化した後は相対的にユーロが弱くなりやすいということも事実です。

ユーロドルの4月15日時点のポジションは4単位(4万ユーロ)、34,156円の含み損となっていますが、下降局面での買い戻しを待っている状態です。また4月15日までの確定損益は25,002円の利益となっています。

 

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●スイス円(チャート、ゾーンのみ)

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4月の戦略=「B80」を継続

●ランド円(チャート、ゾーンのみ)

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4月の戦略=「S50」を継続

●トルコリラ円(チャート、ゾーンのみ)

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4月の戦略=「S50」を継続

●メキシコペソ円(チャート、ゾーンのみ)

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4月の戦略=「S50」を継続

●NZドルドル(チャート、ゾーンのみ)

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●豪ドルNZドル(チャート、ゾーンのみ)

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4月の戦略=「S80」を継続

 

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【参考】

フィボナッチ・ピボットをもっと詳しく

◆山中康司の確率を味方につけるループイフダン戦略とは?

ピボットをもっと詳しく

◆テクニカル解説集 ピボット|アイネット証券



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