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2018/02/15
シストレ活用事例

山中康司のループイフダン戦略レポート(2018年2月号②)

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ループイフダン「2018年2月の戦略」月中レビュー

2月1日に示した各通貨ペアの戦略と現時点(2月15日時点)における状況を見ていきます。

?●ドル円

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2月15日までのレンジ=106.42〜110.48

2月前半は米国発の株価急落とその後も続く株式市場に対する懸念からリスクオフ旋風が吹き荒れる流れとなっています。リスクオフの動きからドル円、クロス円全般での円買いが目立ち、昨年安値を割り込む展開となりました。

2月の戦略はSタイプを考え「S25」を109.347から1万通貨単位最大ポジション数10で運用していますが、思惑通りにドル安・円高が進み現時点で95,498円の利益が出ています。現在のポジションは1単位、1,160円の含み損となっていますが、下げ局面での買い戻しを待っている状態となっています。

また、1日レポートでは「ドル安が進行し107.74に到達した場合、いったん売りポジションを全て利食い月末まで運用STOPとするか「B25」、「B50」に買い転換するのも良い」と書きましたが、他のポジション(豪ドル円の項目参照)との兼ね合いから、ドル円の「S25」はこのまま月末まで運用を継続とします。

●ユーロ円

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2月15日までのレンジ=131.61〜137.50

?2月前半はドル円を筆頭にリスクオフの動きから他のクロス円も総じて円高の動きとなりました。ユーロ円は年初来安値を割り込んでからは上値が重たい展開となっているものの、株式市場が小康状態となっていることから直近ではユーロドルによるドルでの動きに戻りつつあります。しかし引き続き株式市場に左右される相場展開が続きそうです。

?2月の戦略はSタイプを考え「S40」を135.822から1万通貨単位最大ポジション数10で運用していますが、思惑通りにユーロ安・円高が進み現時点で131,131円の利益が出ています。現在のポジションは4単位、20,530 円の含み損となっていますが、下げ局面での買い戻しを待っている状態となっています。

?また、1日レポートでは「ユーロ安が進行し133.31に到達した場合、売りポジションを全て利食い月末まで運用STOPとするか「B40」に買い転換するのも良い」と書きましたが、他のポジション(豪ドル円の項目参照)との兼ね合いから、ユーロ円の「S40」はこのまま月末まで運用を継続とします。

●ポンド円

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2月15日までのレンジ=147.97〜156.61

?2月前半はポンド円もまたリスクオフの動きから大きく下げる展開となりました。ユーロ円同様に年初来安値を割り込んでからは上値が重たい展開となっていますが、ここからはポンドドルによるドルでの動きに戻るかも見極めながらの後半戦となります。

?2月の戦略はSタイプを考え「S50」を155.186から1万通貨単位最大ポジション数10で運用していますが、思惑通りにポンド安・円高が進み現時点で191,703円の利益が出ています。現在のポジションは4単位、19,873 円の含み損となっていますが、下げ局面での買い戻しを待っている状態となっています。

?また、1日レポートでは「ポンド安が進行し150.79に到達した場合、いったん売りポジションを全て利食い月末まで運用STOPとするか「B50」、「B100」に買い転換するのも良い」と書きましたが、他のポジション(豪ドル円の項目参照)との兼ね合いから、ポンド円の「S50」はこのまま月末まで運用を継続とします。

●豪ドル円

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2月15日までのレンジ=83.32〜88.13

?2月前半は豪ドル円も例外とはならずリスクオフの動きから大きく下げる展開となりました。年初来安値を割り込んでからの下げは大きいものがあります。リスクオフの動きでは特に高金利通貨での円買いが目立つため、教科書通りに豪ドル円も下げたと言えるでしょう。

?2月の戦略はテクニカルな観点からBタイプを考え「B20」を87.953から1万通貨単位最大ポジション数10で運用していました。しかし、豪ドル安の進行とともに「思惑に反して86.22以下の豪ドル安となった場合には、運用STOPとして」の水準に到達したため、現在は豪ドル円の運用はSTOP(到達した翌日にSTOP)しています。

?現時点で確定損失が183,407円、そしてSTOPした時点のポジションは1単位、5,887 円の含み損となっていますが、こちらは上げ局面での売りを待っている状態となっています。

?また、豪ドル円の確定損失は、ドル円、ユーロ円、ポンド円での確定利益で十分にカバーはしているものの、円高トレンドが継続していることから豪ドル円の損失をカバーできる可能性も考量して運用を継続としています。

●ユーロドル

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2月15日までのレンジ=1.2206〜1.2523

?2月前半はリスクオフの動きからドル円、ユーロ円が下げ、ユーロドルもユーロ円の下げにリードされる形で売りが先行しました。その後はドル円のドルの動きに追随し、ユーロドルもまたユーロ買い(ドル売り)の動きへと転じてきています。月後半に年初来高値を上抜けることがあれば、もう一段のユーロドル上昇が見込まれます。

?2月の戦略はBタイプを考え「B40」を1.24205から1万通貨単位最大ポジション数10で運用していますが、ユーロが下げから上昇に転じる動きとともに現時点で57,170円の利益が出ています。現在のポジションは2単位、7,585 円の含み損となっていますが、上げ局面での売りを待っている状態となっています。

?また、1日レポートでは「ユーロ高が進行し1.2600に到達した場合、いったん買いポジションを全て利食い月末まで運用STOPとするか「S40」、「S60」に売り転換するのも良い」と書いた通り、1.26台に到達した場合には全て利食った上で、月末まではポジション無しで様子を見る予定です。

 

【参考】

フィボナッチ・ピボットをもっと詳しく

◆山中康司の確率を味方につけるループイフダン戦略とは?

ピボットをもっと詳しく

◆テクニカル解説集 ピボット|アイネット証券

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著者プロフィール
山中康司
山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。