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生涯にわたって投資を続けてチャンスを掴み取りましょう【鹿子木健】
短期目線で投資を行い、短いスパンでの損益に一喜一憂する人は多いですが、そもそも投資は長期目線で行うものです。
さらに長期といっても、10年や20年ではなく、生涯に渡って投資を続けることで利益が大きくなるチャンスがあります。
今回は、投資を続けることの大切さについて解説していきます。
1.投資で一番重要なのは継続すること
投資は負けない限り、勝つチャンスがあります。ここでの「負け」とは相場からの退場、または途中で止めることです。
退場とは損失が大きくなりすぎて、投資を続けるための資金がなくなり、投資を続けられなくなることです。これは誰が見ても明確な敗北です。
また、勝ち続けている人が途中で止めても負けです。「勝っているので勝ち逃げでは?」と思うかもしれません。
しかし、投資で利益を出している人が途中で止めてしまうのは、将来的に得られた利益を放棄したことになります。
例えば、年収1000万円の人は単純計算で、10年勤めれば1億円の収入になります。しかし、もし3年で辞めてしまうと3000万円しか稼げず、残りの7000万円を稼ぐ機会を失うという考え方です。
将来的に稼げた利益を失う機会損失も、投資における敗北です。
そもそも、投資は長期的に行うものです。
例えば、株式投資の本質は成長に期待する会社の株式を購入し、会社が成長したら株式を購入した分の利益を得ることです。会社が1年や2年で大きく成長することは少なく、10年や20年といった長期で成長していきます。
投機やギャンブルであれば利益が出た時に勝ち逃げするべきですが、投資は生涯に渡って続けていくものと思ってください。
逆に、一生続ける覚悟がない人は安易に投資を始めるべきではないと思います。
2.続けていればチャンスが訪れる
投資では年に数回はチャンスがやってきます。簡単に儲けを出すチャンスが来ることもあります。
しかし、投資を続けていないとチャンスを掴むことはできません。また、投資を継続して投資経験を積んでいないと、チャンスが来たのかが分からず、みすみす逃してしまう可能性もあります。
投資で一番重要なのは、相場に居続けることです。一生続けるからこそ、時折やって来るチャンスを掴める可能性があります。また、短期的な損益に一喜一憂しなくなり、精神的にも安定するメリットがあります。
3.継続していれば複利で利益を増やしていける
投資を継続させるメリットには、複利効果を活かせることもあります。
複利とは、最初の資金に運用益を足した額を元本として運用をしていく手法です。雪だるまに例えられることが多いです。
例えば、最初の資金が100万円だとして、1年目は10万円の利益が出たとします。
2年目は最初の100万円に1年目の利益の10万円を足した110万円で運用をします。1年目と同じ年利10%の利益が出た場合、11万円になります。
そして、3年目は2年目の元本である110万円に2年目の利益である11万円を足した121万円で運用していきます。
このように、毎年の利益を元本に足していくことで、より大きな利益獲得を狙うのが複利運用です。
そして、毎年の利益を足しながら運用するため、時間が長くなるほど投資元本が大きくなり、得られる利益も大きくなっていきます。
投資を生涯続けることで、複利効果を最大限に発揮でき、大きな利益を手にできる可能性があるということです。
若い人だろうが高齢の人であろうが、投資を始めるのであれば、死ぬまで投資を続けていくという気持ちを持ちましょう。
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