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暴落した時こそ利益を狙える大きなチャンスです【鹿子木健】
相場において暴落というイベントは必ず起こります。だからこそ、暴落時にどのような行動をするべきかしっかり準備しておく必要があります。
相場はずっと下落するわけではなく、上昇へと転換するときが来ます。だからこそ、暴落が起きた時は恐れずに買っていくことで、利益を取れるチャンスが生まれます。しかし、暴落が起きたときに損失の恐怖で投げ売りをする人が多いのが現状です。
今回は、暴落はなぜチャンスなのかを解説していきます。
1.成功する投資家は大きく下落する時を狙っています
投資において、利益を狙えるチャンスは大きく以下の3つがあります。
1.暴落後の大底(買いチャンス)
2.価格が上昇し始める兆候が見られる時(買いチャンス)
3.暴落の可能性が高まっている時(売りチャンス)
1と2は買いで利益を取るチャンス、3の暴落の可能性が高まっている時は売り、いわゆる空売りで利益を取るチャンスです。
FXは売りから入れることは一般的に知られていますが、株式投資で売りから入るのは信用取引になるため、投資初心者にはハードルが高いかもしれません。株式投資の場合は、買いチャンスである1と2に絞って取引をすると良いと思われます。
これら3つの取引チャンスのうち、暴落が関係するものが2つあります。それだけ暴落時の対応が投資で成功するには重要ということです。
暴落するとほとんどの人は恐怖から投げ売りをし、その後は様子見をします。しかし成功する投資家は、暴落し、大底になったと思ったら恐れずに買いを選択します。
大きく動く時に様子見するのは間違いではありません。しかし、トレードで大きな利益を狙うには、暴落時は勇気を持って買う局面といえます。
2.暴落は相場を構成する要素の一つ
投資で成功する人の中で暴落時に買いを選択できる人が多いのは、「暴落は相場の正常な動き」であることを知っているからです。
相場が動く大きな要因は需要と供給です。買いたい人が多くなれば相場は上昇し、売りたい人が多いと相場は下落します。
重要なポイントは、買いたい人や売りたい人は無限にいるわけではないということです。買いたい人がいなくなれば、あとは売る人だけになるので価格は下落し始めます。反対に、売る人がいない状況になれば、あとは買う人だけになるので価格は上昇し始めます。
つまり、相場はずっと上昇を続ける、もしくはずっと下落することは基本的にありえないということです。どこかのタイミングで暴落が起きたのなら、どこかのタイミングで上昇に転換するのは当たり前なのです。
例えば、2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックで株価は暴落しました。しかし、その後の株価は上昇に転じ、リーマンショック前やコロナショック前の水準まで戻しています。もし、大底を見極めて買っておけば、大きな利益を出せたと思われます。
投資で成功する人は、相場は上昇や下落がずっと続くわけではないことを理解しているからこそ、暴落時に恐れずに買えるのです。
3.相場は暴落が必ず起こることを忘れてはいけません
暴落は周期的に起こります。
例えば、近年で大きく相場が下落した代表的な事例は、2008年のリーマンショック、2015年のチャイナショック、2020年のコロナショックが挙げられます。
大暴落は何年かごとにやってくるため、ほとんどの人は忘れてしまう、あるいはそもそも〇〇ショックがあったことを知らずに投資を始める人もいるでしょう。
過去に起きたことを忘れてしまう、あるいは知らないからこそ、いざ暴落が起きた時に「こんなに下落するのは想定外だった」と焦り、狼狽し、せっかくのバーゲンセール状態なのに買えないという事態に陥りやすくなります。
相場はバブルが起きるのと同様に、暴落が起きることも必然だということを忘れてはいけません。暴落時は、絶好の買いチャンスであることを肝に銘じておきましょう。
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