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投資で成功するために投資家マインドを身に付けましょう。【鹿子木健】
投資で成功するためには、投資家にならなければいけません。投資家になるためには、消費者マインドから投資家マインドに切り替える必要があると思っています。
多くの人は「投資家マインドとは何だろう?」と思われるかもしれません。ここでは私が考える投資家マインドについて解説していきます。
1.投資家マインドとは
私は、消費者のマインドと投資家のマインドがあると思っています。消費者のマインドとは資産を減らすマインドで、投資家のマインドは資産を増やすマインドと考えています。
マインドとは、日本語では精神や意識を意味します。マインドは行動に現れ、その行動がマインドを定着させます。例えば、毎日ギャンブルにお金を使う人は、それが当然だと思うようになり、ギャンブルを止められなくなります。
これはギャンブルだけでなく、ショッピングやソーシャルゲームなども同じで、自分の楽しみにお金を使う人はそれが習慣となります。そのうちに自分の楽しみにお金を使うことが正しいと考えるようになり、最終的には自分の楽しみのために持っている全てのお金を使うようになります。これが消費者マインドです。
もちろん、消費行動が一概にダメなのではありません。ストレス解消や趣味、健康管理など、必要だったり有意義な物にお金を使うのは全く問題なく、むしろ重要なことです。しかし、必要のない消費を続ける消費者マインドでは、お金はどんどんなくなってしまいます。
毎日ギャンブルを繰り返す、使わない物を毎月衝動買いしてしまう、ゲームに何十万円も課金してしまうような消費者マインドになってしまうと、資産を増やせなくなる可能性が高くなります。
投資で成功するためには、資産を増やす投資家マインドになることです。できるだけ無駄な支出を抑え、その抑えた支出分を資産を増やすために使いましょう。
例えばお金を使うなら、投資の勉強代、もしくは本業で役に立つスキル獲得などの自己投資に充て、資産を増やすための糧にするのが投資家マインドといえるでしょう。
2.自分の判断を信頼しましょう
長期投資の事例として、GAFAがよく挙げられます。
GAFAとは世界的なIT企業として市場を席捲しているグーグル、アップル、フェイスブック(現メタ社)、アマゾンの4社です。頭文字を取ってGAFAと呼ばれています。
これらGAFAはここ10年で大きく成長し、それに合わせて株価も大きく上昇しています。
例えば、「10年前にGAFAの株式を買って保有していたら大儲けしていた」とよくいわれるため、「あの時、買っておけば」と悔やむ人もいると思います。しかし、実際にはGAFAの株式を買って損をした人もいますし、そもそも買えなかった人の方が多いのが現実です。
現在、大きく成長した企業を見て、「あの時に買っておけば…」と考える意味は全くありません。「GAFAのように10年後は株価が大きく上がっていそうな将来性のある成長企業を探そう」と考え、調べ、行動する人こそが、10年前にGAFAを買えていたかもしれない人です。そして、そのような人は投資で成功する可能性が高いです。
例えば、アマゾンの株価を見ると、2023年現在は130ドル台ですが、10年前の2013年は10ドル台です。さらに20年前の2003年は1ドル〜2ドル台で推移しています。
企業が大きく成長した今だからこそ、アマゾンが有望企業だったと分かります。しかし、実際は未来のことは誰も何も分かりません。例えば、今株価が1ドルの企業があったとして、未来のことが分からない状態で買える人はどのくらいいるでしょうか。
成長企業を見抜けず、成長してから「あの時に買っておけば…」と後悔する人は、仮に当時に戻ったとしても買えていないと思います。
今は企業規模や事業規模が小さくても、将来的に大きく成長するかもしれない企業に投資できるマインドが投資家マインドなのです。
頭では理解できるかもしれません。しかし、いざ自分の資金を将来どうなるか分からない小規模の企業に投資できるかとなったら、ほとんどは二の足を踏むと思います。
他人の意見をうのみにするのではなく、さまざまな要因を基に、「誰がどう考えていようと、この企業は将来大きく成長する」と自分の判断を信じて投資できる人は投資で成功する可能性が高くなるということです。
3.最終的な判断をするのは自分自身
投資は自己責任が大前提です。ですが、この意味を本当に理解している人は少ないです。
自己責任の本質は、自分で決断して行動した結果が成功であればその果実を自分で享受でき、失敗したとしてもそこから何かを学び取り成長できるという大きなメリットがあるということです。
投資で負けた時に「業者のせい」「EAを作った人のせい」「アナリストのせい」「YouTuberのせい」などと、人のせいにするのは簡単です。しかし、それでは投資家として成長しません。
自分が最終判断をするからこそ、投資について学び、情報収集や分析をし、時には専門家や信頼できる人の意見を聞き、それらを自分の中でじっくりと加味し、最終的には「自分が投資をすると決めたことだ」という意識を持つことが大切なのです。
人のせいにしていては成長できないし、幸せにもなれません。投資や資産運用の結果は常に自己責任であると理解することが、投資家として成長していく大切な要素です。
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