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2023/04/04
シストレ活用事例

【2023年最新版】南アフリカランド/円の今後の見通しと運用戦略を解説【鈴木拓也】

#FX
#自動売買・シストレ
#投資資金

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こんにちは。元メガバンク為替ディーラーの鈴木拓也です。

南アフリカランド/円については、前回、1ランド8円を割り込むとストップロスを巻き込んで急落のリスクがあることをお伝えしました。
2022年6月には4年振りとなる8.8円台まで上昇した南アフリカランドでしたが、その後は下落基調で、11月には8円を割り込み、2023年には7円まで下落しています。
今回は南アフリカランド/円の低迷の背景と、2023年に南アフリカランド/円で稼ぐための戦略についてお伝えしていきます。

【今回の記事でわかること】
南アフリカランド/円の低迷の背景
2023年に南アフリカランド/円で稼ぐための運用戦略



1.アフリカランド/円の低迷の背景

2020年4月に1ランド5.7円台でしたが、コロナ禍からの回復によって南アフリカランド/円は2022年6月まで上昇トレンドが続き8.8円台の高値をつけました。
しかしそこが転換期となり、南アフリカランド/円は下落トレンドの中です。

深刻な電力不足と大統領の不正疑惑

南アフリカ経済にとって、最も深刻な問題は電力不足です。
こちらは以前から取り上げられてきた問題点ですが、ウクライナの紛争によって南アフリカの石炭が欧州に買われ価格が高騰し、自国民が困窮する事態です。
さらに石炭火力発電所の老朽化による故障が相次ぎ、南アフリカ電力供給の9割を占める国営電力エスコムは計画停電を実施してきました。
深刻な電力不足は国民の生活だけではなく、製造業や鉱業に悪影響を与えます
エスコムは今後計画停電を2倍に増やす見込みで、2023年3月9日には、ラマポーザ大統領が現在の電力不足が災害事態であると明言しています。

また、2022年11月に南アフリカランドが急落したのは、さらにラマポーザ大統領の憲法と汚職行為防止法の違反疑惑が報道されたためです。
8円台でもみ合いを続けていた南アフリカランド/円も、この報道によって7.563円まで急落しました。
12月に入り特別国会の投票でラマポーザ大統領の弾劾手続きの実施は見送りとなり、南アフリカランド/円は回復しています。

金利上昇が減速

南アフリカの政策金利は、2021年9月の3.50%から段階的に引き上げられ、2023年2月には7.25となっています。
利上げ幅も狭まり、南アフリカの利上げは終盤であるというのが市場の見方です。
高金利である点は魅力的なのですが、アメリカが利上げを続けているため、リスクの高い新興国通貨から信頼できるアメリカの米ドルに資金を移す動きが強く、米ドルに対する南アフリカランドは、2022年6月に1ドル14.5ランドだったのが、2023年3月時点では18.4ランドまでドル高ランド安となっています。

南アフリカのインフレ率は高く、2022年12月の消費者物価指数(CPI)は107.2で前年比7.2%増となっており、南アフリカ準備銀行(SARB)の目標値(3%から6%)を8ヶ月連続で上回っています。
2023年1月のCPI結果は前年比6.9%増と7%を下回りましたが、金利上昇による内需低迷が南アフリカの経済を低迷させている要因となっています。
失業率も2022年10月〜12月にかけて32.7と極めて高い状況です。

このような要因によって南アフリカの経済成長の見通しは下方修正されています。
アフリカ開発銀行(AfDB)は南アフリカの経済成長見直しを2022年は2.5%、2023年を2.3%、2024年は2.4%と予測しています。
国際通貨基金(IMF)も南アフリカの2023年実質GDP成長率を1.3%から1.2%に下方修正しました。
南アフリカのカントリーリスクの高さによって南アフリカランドを売り、低金利ながら安定している日本円を買う流れが加速しているのです。

南アフリカランド/円の低迷の背景のポイント!
電力不足や大統領の不正疑惑によって南アフリカのリスクが高まった。
金利上昇と内需低迷によって南アフリカ経済低迷の見通し。



2.2023年に南アフリカランド/円で稼ぐための運用戦略

下落トレンドの中にある南アフリカランド/円ですが、2023年3月後半になって1ランド7.5円目前まで回復してきています。
この先、南アフリカランド/円で稼ぐためにはどのような運用戦略が最適なのか解説していきます。

世界経済の景気後退に注目

3月に入り、スイスの大手銀行クレディ・スイス経営破綻の懸念が高まり、市場はリスク回避が活発になりました。
リスクオフとなると新興国通貨は真っ先に売られます
南アフリカランドも例外ではなく、南アフリカランド/円は7円まで下落しました。
その後、欧州での金融システムへ不安への警戒感が後退したことで、南アフリカランドも買われてはいますが、世界経済の景気減速に対する警戒感は根強く残っています。
この先、経済大国のアメリカの景気減速、南アフリカにとって最も重要となる貿易国の中国の景気減速には注意が必要です。

南アフリカランド/円は7円に強いサポートラインがありますが、ここをブレイクスルーすると、6.5円を割り込むところまで急落する可能性があります。
上値は、南アフリカのこの先の経済情勢やカントリーリスクを加味すると、8.5円まで上昇するのはかなり厳しい見通しですから、7円〜8円という狭いレンジでのもみ合いが続く可能性が高いです。

また、4月には日銀総裁の黒田氏の任期が終了し、植田氏が就任することが決まっています。
日銀の金融政策の大きな転換期になることも考慮し、リスクマネジメントしておく必要があります。
スワップポイント狙いでロングポジションを保有している場合は、ポジションの整理をして許容できるリスクに抑えるようコントロールしてください。

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世界経済の景気後退や、南アフリカのカントリーリスクが高まってきた場合は、設定を変更し、ショートポジションで稼ぐよう切り替えていくことも可能です。

2023年に南アフリカランド/円で稼ぐための戦略で稼ぐための戦略のポイント!
市場のリスクオフが活発になれば、南アフリカランド/円が7円を割り込むことに注意。
もみ合いの中では、24時間取引できるループイフダンで効果的に利益を積み上げていく。

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3.南アフリカランド/円の今後の見通しと運用戦略を解説のまとめ

南アフリカランド/円は、高金利通貨で、ポジションも少額の資金から保有できるため人気があります。
ただし、プラススワップを狙ってロングポジションを大量に保有するのはリスクが高いので注意してください。
南アフリカ経済だけでなく、アメリカや中国の経済情勢も注視し、状況によってはショートポジションに臨機応変に切り替えていくことが2023年に稼いでいくポイントになります。

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著者プロフィール
鈴木 拓也
鈴木 拓也

公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

メガバンクの本店・香港支店で為替ディーラー業務を経験 ・東京工業大学大学院修士課程修了