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勝つべきところで勝つ!常勝の考えを教えます【鹿子木健】
FXは全てのトレードで勝つのが不可能だからこそ、勝てる確率が高いところで取引することが利益を出すには重要です。
さらに、負ける時に備えて、上手に損切りして損失をできる限り減らすことも大切です。
今回は、FXにおける常勝の考え方と、負けを受け入れる重要性について解説していきます。
1.常勝の考え方と勝ちパターンは似ている
FXにおける常勝とは何でしょうか? もし、勝率100%が常勝だと思っているなら、まずはその考えを捨てましょう。
FXにおける常勝とは、勝ちが負けよりも多い、勝つ必要のあるところで勝てている、潔く負けを認めて引きずらない、といった特徴を持つ勝ち方だと私は思います。これは勝ちパターンにも通じる考え方です。
勝ちパターンとは、勝ちに持っていける鉄壁の流れと最善の行動です。いくらトレードの実力が高くても、勝てる流れを呼び込まないと勝つのは難しいですし、流れを引き寄せても勝つための最善の行動を取らなければ負けてしまうでしょう。
常勝の考え方は、勝ちパターンを作る際の大きな参考になります。
2.勝ちパターンにおける重要な3つのポイント
勝ちパターンを作るには、以下の3つの要素が重要になります。
①勝てそうなポイント以外での取引は徹底排除する
②最終的に勝てるなら、途中は負けてもよいと考える
③1000万円負けても1001万円勝てれば勝ち
それぞれ説明していきます。
①勝てそうなポイント以外での取引は徹底排除する
当たり前ですが、全てのトレードで勝てるわけではありません。だからこそ、自分が「ここは勝てそうだな」と思われる有利な局面だけを選びましょう。
負ける確率が高い時に勝負する必要はありません。有利な状況だけ勝負をするのが常勝の状態を作る要素の一つです。
②最終的に勝てるなら、その道筋では負けてもよいと考える
トレードをする理由は人それぞれです。老後に向けて資産を増やしたい人もいれば、1年後に資産を1000万円にしたいと考えている人もいます。
最終的なゴールをどこに置くのかは個人によりますが、最終的な結果以外は全て勝つためのプロセスと考えるのが大切です。
例えば、1年単位で毎年利益を出したいと考えるなら、途中の12か月は1年後のゴール(毎年利益を出す)に向けてのプロセスになります。
プロセスだから、1回の取引の勝ち負けや毎月の収支も関係ありません。要するに、1回の取引で負けようが、最初の1か月に損失を出していようが、1年後に利益を出せていれば良いのです。
③1000万円負けても1001万円勝てれば勝ち
野球やサッカーを考えてください。100点取られても101点取れば勝ちです。
株式投資でも、利益率が前年比100%増加していないと絶対にダメという株主はいないと思います。利益率が前年比5%でも、上がれば株主は絶賛するでしょう。
FXも同じです。全てのトレードで勝てる人はいません。機関投資家のようなプロでも負ける時はあります。だからこそ、1回のトレードの結果に一喜一憂するのではなく、最終的に数%でも利益を出せれば勝ちなのです。
3.負け上手になろう
FXでは全て勝つことが不可能だからこそ、上手に負けることがトレードで勝つためには重要です。
例えば、予想とは逆行して含み損を抱えたけど、「いつかは価格が戻るだろう」とだらだらと保有を続け、1年経過したけど含み損のままなので、まだ塩漬けにしておこうと考えたとします。これは負けるのが下手なパターンです。
まず、トレードをする前にどのくらい逆行したら損切りするのかを決めていない時点で負けています。
許容できる損失額を前もって決めていないから損失から目を逸らし、少しでも損失を減らそうと保有を続け、結果として損失が大きくなるだけでなく、塩漬けしている間の資金効率も悪くなるというパターンです。
負け上手=損切り上手です。トレードでは負ける時が必ずあるからこそ、損失を減らすために損切りが上手くなれば成績も良くなります。
1回の損切りで落ち込んだり、怒ったりする人は常勝からは遠いです。勝ちだけでなく、負けも潔く受け入れられる人が常勝トレーダーとなれるのです。
4.直近の相場から勝ちパターンを探る
私はFXで利益を出すために、勝ちパターンという考え方を提唱しています。
勝ちパターンは何かというと、あえて抽象的に書きますが、「相場の方から、おいしい局面なのでぜひエントリーしてください」とお願いされている状態のことです。
「ここでエントリーしたら勝てるかな?」という迷いは一切生じません。儲かって当然と判断できる形になっていることが、すなわち勝ちパターンです。
勝ちパターンを構成するものは、チャート分析やトレード手法だけではありません。資金管理、相場の地合、メンタルやマインドなど、全てが揃った状態こそ、勝ちパターンです。
ですが、現在のFXの業界では、チャート分析やトレード手法のみが追い求められているように感じます。
もちろんチャートや手法は大切なのですが、それらを単体で見るのではなく、それらを含んだ総合的な判断をしていくことが、FXを資産運用としてとらえていくベースになる考え方になります。
私が皆さんにお教えしている勝ちパターンは1〜10まであるのですが、今回は勝ちパターン1の例を紹介します。
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