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2022/12/28
FX投資

FXの勉強は他の一般的な勉強とはまったく違うというお話【鹿子木健】

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FXで勝てるようになるには勉強する必要があります。ただし、手当たり次第に勉強すれば勝てるようになるわけでもありません。

例えば、学者並みにテクニカル分析を研究している人で、実際に勝てている人を私は知りません。FXで勝つためには、もっと大切なことを学ぶ必要があるのです。

この記事では、FXで勝つためにはどのように勉強すべきかを解説していきます。

1.人生において学びは死ぬまで続く

人は、命が終わる時まで学び続ける生き物です。豊かな人生だったか、充実した人生だったかは、学びの成否にかかっていると言っても過言ではありません。

義務教育が終わった、または大学を卒業したからもう勉強しなくてもいいやと喜んでいるうちは本当に豊かになりません。

むしろ、高校や大学を卒業してからが本当の勉強の始まりです。例えば、就職したら仕事に必要なことを勉強する必要があります。また、雇用条件や税金、保険の仕組みについても学んでいくでしょう。

もし、就職後に全く勉強しなかったらどうなるでしょうか。おそらく、何年か経過した時に後悔すると思います。

50代や60代になっても学びは続きます。例えば、新しい趣味を見つけようと絵画や写真を始めようとしたら、絵の描き方や写真の撮り方を勉強する必要があります。年齢を重ねてからの勉強も決して遅くはありませんし、むしろ残りの人生を豊かにしてくれるでしょう。

FXも同じで、勝つためには勉強が必要です。勉強しないまま相場に向かっても、安定して勝てるようになるのは難しいでしょう。

ただし、トレードで成功するためには、勉強の方向性を考える必要があります。方法を間違えると、満足感はあっても、勝てるようになるとは限りません。

私は人生において、勉強はそれ自体に意味があり、目的にしても良いと思っています。しかし、トレードにおいての勉強は目的ではなく、利益を獲得するための手段でなければいけません。

2.トレードの勉強は利益を出すための手段

トレードの勉強を目的ではなく手段にするためには、以下の3つを心得てください?

(1)テクニカル的な勉強は必要最低限で良い
(2)ファンダメンタルズと思い込みは紙一重
(3)本当に必要なのは自分の心と行動にフォーカスすること?

テクニカル分析の基礎知識はもちろん必要です。しかし、テクニカル分析の知識と技術は別物です。あらゆるテクニカル分析のやり方を知っていたとしても、実際の相場で勝てるとは限りません。

勉強のエネルギーをテクニカル分析の研究にフルに使ってしまうと、他の勉強ができなくなり、結果として利益から遠ざかってしまいます。

ファンダメンタルズの勉強も同じです。FOMCや経済指標などの基礎知識は必要ですが、ファンダメンタルズの知識があるからといって、利益を出せるわけではありません。

そもそもファンダメンタルズ情報は、私たちに届いた時点ですでに相場に反映されているので、ファンダメンタルズ分析だけでFXで勝つのは非常に難しいです。

テクニカル分析の勉強には3割、ファンダメンタルズ分析の勉強には2割のエネルギーを振り分け、残りの5割は自分の心と行動の最適化に振り分けましょう。

3.勉強をするべき4つの重要な事柄

心と行動の最適化といわれても、何のことやらと思う人も多いでしょう。自分の心と行動の最適化を言い換えると、?

①自己管理
②資金管理
③トレード戦略
④シナリオ構築?

の4つになります。

それぞれ説明していきます。

①自己管理

相場は大衆心理によって動いています。相場における大衆心理とは需要と供給で、人間の欲望が原動力となります。

「たくさん儲けたい」や「ここで買いたい」という感情で上がり、「下落しそうで不安」や「これ以上損失を大きくしたくない」という感情で下がります。

だからこそ、利益を獲得するには大衆心理を理解し、自分自身の感情や行動をコントロールできるようになるための勉強が必要です。

②資金管理

私は資金管理こそが一番重要だと思っています。トレーダーの多くは資金管理ができていないからこそ損をしているのです。

例えば、早く儲けたいからと無理に大きなレバレッジをかけてしまい、取り返しのつかない損失を被って退場してしまうのは典型例です。

そもそもFXは100%勝てるわけではありません。勝てるときもあれば負けるときもあります。まず、負けてしまった時に傷口をより浅くするために、資金管理を勉強すべきです。

③トレード戦略

トレードのプロセスには売買戦略、利食い戦略、撤退戦略など、最初から最後までどのようにトレードするのか常に戦略が伴います。

トレード戦略がはっきりしていないと、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析も難しくなりますし、資金管理もどうやるかが定まらなくなります。

そのために、戦略をどのように構築していくのかを勉強をする必要があります。

④シナリオ構築

シナリオ構築とは、相場の上昇や下降、利益や損失など、あらゆる可能性を考慮したシナリオを作って備えておくことです。

もちろん、相場には筋書きがありません。いくら自分がさまざまな状況を想定していても、その通りに動くとは限りません。

しかし、自分の資産をかけている以上、どのように相場が動いたとしても「想定外」で済ませることはできません。むしろ、「この動きは想定外だった」という言葉が出たら、それは怠慢です。

想定外を限りなくゼロにするために、シナリオ構築を勉強する必要があります。シナリオ構築の勉強には、ロジカルシンキングを学ぶ必要があります。

4.直近の相場から勝ちパターンを探る

私はFXで利益を出すために、勝ちパターンという考え方を提唱しています。

勝ちパターンは何かというと、あえて抽象的に書きますが、「相場の方から、おいしい局面なのでぜひエントリーしてください」とお願いされている状態のことです。

「ここでエントリーしたら勝てるかな?」という迷いは一切生じません。儲かって当然と判断できる形になっていることが、すなわち勝ちパターンです。

勝ちパターンを構成するものは、チャート分析やトレード手法だけではありません。資金管理、相場の地合、メンタルやマインドなど、全てが揃った状態こそ、勝ちパターンです。

ですが、現在のFXの業界では、チャート分析やトレード手法のみが追い求められているように感じます。

もちろんチャートや手法は大切なのですが、それらを単体で見るのではなく、それらを含んだ総合的な判断をしていくことが、FXを資産運用としてとらえていくベースになる考え方になります。

私が皆さんにお教えしている勝ちパターンは1〜10まであるのですが、今回は勝ちパターン1の例を紹介します。

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著者プロフィール
鹿子木健
鹿子木健
お金を扱う能力を高めるための普遍的な知恵を伝えることがライフワークとして、 2004年から個人投資家として活動。投資分野は、FXを中心に、不動産、株式、商品CFD、株価指数CFD、保険、暗号資産など多岐に渡る。 代表を務める株式会社メデュは、2020年5月に金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録が完了。現在、外国為替投資助言「FX UNLIMITED」、FX学習コミュニティ「勝ちパターンFXの学校」を提供中。