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トルコリラ円は急落するから危険?ループイフダンとどっちがいい?【スノーキー】
スノーキーこと小手川征也です。
私はループイフダンと、トルコリラ円スワップ投資の両方を並行して行っております。
同じFXの中長期投資と言っても、その内容は全く違う「ループイフダン」と「トルコリラ円スワップ投資」。
どちらも実際にやっている私が2021年11月23日のトルコリラ円の急落を体験して「どっちがいい?」をお伝えしていきます。
ループイフダンでトルコリラ円も通貨ペアとしてありますが、今回は「ループイフダンとトルコリラ円スワップ投資」のどちらがいいのか?の私見です。
前半は、トルコリラ円の2021年11月23日の値動きの振り返りを中心にお伝えします。
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1.スノーキーがトルコリラ円スワップ投資を始めた理由
私がトルコリラ円スワップ投資を始めた理由。
それは、「一度買いポジションを持ったら基本は放置(ラクチン)」である点と「算出した年間利益率の期待値が高かったから」です。
トルコリラ円スワップ投資では、証拠金・保有買いポジションの数量・付与される買いスワップポイントで簡単に年間利益率の皮算用が出来るのですが、私が算出した・始めた時は年間利益率24%強ぐらいの期待値が出ました。
この数字を見て、正直言って、魔が差しました。
2.トルコリラ円暴落日の日足・1時間足・15分足チャート画像
私がこの記事を執筆している前日、2021年11月23日には「2021年版トルコリラショック」といってもいい、トルコリラ円の暴落劇がありました。
チャート画像をいくつかご覧いただきます。
その前に。
トルコリラ円は、2カ月半ほど前は13円台で、その後10円台の推移が続いていました。
この後に下落幅が「1円」と聞くと・見ると、小さいように感じられるかもしれません。
ですが、下落率で考えると10円の時の「1円」値幅の下落は10%です。
為替レートと下落幅を×10(為替レートを10倍)で考えていただいた方が、今回の暴落のヤバさが伝わりやすいかもしれません。
言い換えます。
この後のチャートは、他の通貨ペアでイメージしていただいくと、米ドル円が130円台で推移していて、その後100円台になり、そこからあっさりと10円値幅の下落があったようなものです。
ということで、まずはトルコリラ円日足チャートから。
2021年9月8日の高値13.1円台からじりじりと値を下げ始め、昨日2021年11月23日には8円台半ばまで下落。
約2か月半の間に、約4.5円以上も値を下げました。これは先ほどの例えなら、131円台だったものが2か月半で85円台まで下落したようなものです。
次は同日のトルコリラ円1時間足チャート。
こちらは、約7時間で約1.61円以上の下落。100円台だった為替レートが、83円台後半に7時間で16円暴落したようなイメージです。
続きまして、同日の15分足チャート。
2021年11月23日の午後9時台、トルコリラ円は下げ足を速め、約15分で約50銭の暴落となりました。これは先ほどの例えなら、90円台から85円台まで約15分で5円下落したようなものです。
ここがセリングクライマックスだったのかどうかはその時はわかりませんでしたが、この記事執筆時点では、とりあえずの底にはなっています。
3.トルコリラ円が下げ止まった理由は?
この暴落劇を情報収集しながらチャートを見つつ、ツイッターで情報発信をしていたのですが、下げ止まった少し後にニュースを見つけました。
エルドアン大統領と、トルコ中銀総裁の会談のニュースです。
そもそもこれだけトルコリラ円が売られた理由ですが、トルコのインフレ率が上昇しているにもかかわらず、直近トルコ中銀が利下げを繰り返していること、そしてさらなる利下げを望むような(圧力のような)エルドアン大統領の発言です。
エルドアン大統領は、この数日前にも追加利下げを望むような発言をしていただけに、この会談で良い材料が出る可能性は薄いと見ていましたが・・・。
やはり、会談後に出てきたのはトルコ中銀総裁の「極端なボラティリティの時のみ介入可能」「為替レートの水準についてコメントせず」という旨の、期待外れの発言でした。
そこでいったんトルコリラ売りに為替が動く場面もありましたが、それまでにたっぷりと値を下げていたので、この日はさらなる下掘りとはなりませんでした。
4.トルコリラ円・くりっく365の売買比率は?
トルコリラ円の今後の値動きを占ううえで、日本の個人投資家の売買比率を参考にすることもあります。
買いポジションが多い→将来の売り圧力であり、急激な為替の下落の時に投げ売りが出やすいです。
つまり、買いの比率が高いと良くないということ。
今回は参考データとして、2021年11月24日付で公開されていました「くりっく365」のトルコリラ円の売買比率を見てみましょう。
*出典 東京金融取引所「くりっく365」為替売買動向。
2021年3月ごろは売りが買いを上回っている時期もあったようですが、その後は買いポジションが増加傾向にあり、上のデータ上で最新の2021年11月16日のデータでは売り1対買い6.6ぐらいの比率となっています。
高金利通貨ペアであるトルコリラ円の売買比率で、売りが買いを上回ることは珍しいとは思いますが、直近のデータでも圧倒的に買いポジションが多いですね。
しかも、2021年11月16日以前に買いポジションを持った方は(2021年11月24日記事執筆時点では)、全員が含み損を抱えている状態なので、このくりっく365の売買比率を見ている限りは、トルコリラ円の上昇材料とは言えません。
5.トルコリラ円はどこまで下がる?重要な経済指標は?
11営業日連続で値を下げ、史上最安値を更新中のトルコリラ円、どこまで下がるのかを予想することはできるのでしょうか?
トルコリラ円の月足チャートをご覧ください。
2015年1月の高値は52円台でした。
それが今や、8円台後半と、約6分の1の為替レートまで対円でトルコリラは下落しています。
下げ止まった感は全くないですし、最低でもエルドアン大統領とトルコ中銀総裁が考えを変えて、トルコの政策金利を利上げサイクルに転換させるしか道はないように感じます。
頑固なエルドアン大統領のことですし、その可能性はよっぽどのトルコリラ安に進まない限り・・・というかとっくに進んでいますが手を打っていないので、先行きは暗そうです。
目先の重要指標。
2021年12月16日に発表されているトルコ中銀政策金利発表が、とりあえずの重要指標であり、注目イベントです。あとはエルドアン大統領の発言も。
ここで、3会合連続で行われている利下げが止まるか、それとも利下げ後に、何かしらのポジティブな発言(利下げ打ち止め)があるかどうかです。
しかしその後には為替の流動性が低くなる年末年始がありますし、そこで日本人のトルコリラ円の買いポジションが狙われる可能性もありますね・・・。
トルコリラ円の下値めどを予想することは難しいですが、今よりもさらに半値、4円台とかは可能性としてはあってもおかしくないのではないでしょうか。
さらなる暴落は今のトルコリラ円の下落基調が続き、エルドアン大統領及びトルコ中銀が緊急利上げ・為替介入などの手を打たなかった場合に可能性としてあるということです。
年末年始と言えば、2019年の年始に急激な円高の「フラッシュクラッシュ」があったことも記憶に新しいですね。以下のレポートで書きました。
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6.FX中長期投資・魅力はループイフダンに軍配
今回のトルコリラ円の暴落劇を買いポジション保有者として目の当たりにして思ったことは「トルコリラ円はもうこりごり」です。
ちなみに私のトルコリラ円スワップ投資の強制ロスカットラインは5円台後半ですが、不安です。
資金を300万円に引き上げてトルコリラ円スワップ投資を始めたのが2021年5月中旬。その時の為替レートは13円ほど。
まさか、半年ほどで8円台まで下落するとは思ってもいませんでした。
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ループイフダンにあって、トルコリラ円スワップ投資にないもの。
その1、通貨ペアの豊富さ。
トルコリラ円スワップ投資は当然ながらトルコリラ円という一つの通貨ペアですが、ループイフダン(アイネット証券)は20通貨ペアが用意されているので、米ドル円などのメジャーな通貨で取引ができる。
その2、インカムゲインもキャピタルゲインも両方狙える。
トルコリラ円スワップ投資は「スワップポイント」を狙うので「インカムゲイン」を求めるFX取引です。
一方のループイフダンは「スワップポイント(インカムゲイン)」も新規注文→決済注文の「為替差益(キャピタルゲイン)」の両方狙えます。
その3、買いでも売りでも利益を狙える。
トルコリラ円スワップ投資は、買いスワップポイントを狙いにいく取引なので、当然ながら「買い」ポジションを持ちます。今回チャートをご覧いただいたような下落局面にめっぽう弱い。
一方のループイフダンは、高値圏では「買い」、安値圏では「売り」の売買システムをうまく稼働すれば、為替の上昇局面でも下落局面でも利益が狙えます。
ということで、トルコリラ円がもしも上昇してくれたら、私はトルコリラ円スワップ投資をいったんお休みしようと考えています。
強制ロスカットとならず、上昇してくれればですが・・・。
7.アイネット証券ループイフダン・タイアップキャンペーン
実際に両方をリアルマネーで取引している私が今回実感した、トルコリラ円は急落するから危険?ループイフダンとどっちがいい?については以上です。
私のループイフダン運用に関する考え方と失敗から学んだ対応策などは、条件を満たすともらえます特典レポートをご覧いただけますと、より理解していただけるかと思います。
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- 本レポートはあくまでも参考情報であり、筆者及び株式会社アイネット証券は、為替やいかなる金融商品の売買を勧めるものではありません。取引を行う際はリスクを熟知した上、完全なる自己責任において行ってください。
- 当コラムにてループイフダンの実績を紹介する際に使われている「年利」は元金に対する年間の利益率を指しており、金利や利息を指すものではありません。
- 筆者及び株式会社アイネット証券の許可無く当レポートの全部もしくは一部の転送、複製、転用、検索可能システムへの保存はご遠慮ください。
- スワップポイントは一定ではなく変更される場合がありますのでご注意ください。また、変更により、「受取」から「支払」へ転向する可能性がありますのでご注意ください。