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2021/04/09
FX投資

ドル円相場の現在と4月の展望【Invest Navi チャンネル】

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近日NYダウの値が上がってきていて、米新政権やFRB金融政策もコロナから経済の立て直しを図ろうとしています。
では今後アメリカ政治や経済がどのように展開していくのか、また市場関係者はコロナ禍でどのような予想を立ててどのように展開していくのか気になりますよね。
今回はドル円相場に対して大手企業は2021年どのような予想を立てていたのか、2021年に入りどのように展開してきたのか、そして今後展開していくのかをドル円相場やアメリカ政治や経済、日米の株式市場から考察し今後のドル円のトレードの参考にしてください。



昨年までのドル円予想

昨年末102円台につけて市場は終了しました。
大手各メディアの2021年ドル円の予想は、100円台で底入れしていると判断しましたが、レンジは横ばいになり大きな値動きはしないのではないかと考えていました。
実際に大手各メディアの予想レンジは下値95円から105円ほどまでの10円ほどのレンジで2021年のドル円は流れるというものです。
米金利政策はマイナス金利にしないとの発表をしていたため、これ以上の円買いが進むことはないのではとの予想されていました。
では実際にどのように市場が進んだのか見ていきましょう。



今年に入ってからの相場の動き

昨年末1ドル102.700円付近から今年に入ってドル買いが大きく進み109円台を突破するなど市場はV字回復してきました。
なぜV字回復したのかをドル円市場やFX業者7社の予想、FRBの見通しや新政権、さらには株式市場から考察し、どうしてドルが買われたのか見ていきましょう。

ドル円相場

1月4日の新年初取引は103円台から始まり、6日には102.600円を割りこみ今年のドル円も100円付近の値動きをするのかと思われていました。
3月4日にはオープンの106.972円から107.979円とおおよそ1円の上昇しドルが顕著にでました。そしてさらにドル買いは進み3月26日には今年高値の109.845円までつけるなどさらにドル円市場が伸びそうな展開になってきました。
1月6日の102.600円を割った時からの値幅は約7円でかなりドル買いが進みました。
米景気後退への懸念が後退し、FRBのマイナス金利にはしないことといったさまざまな状況下での判断が市場に影響し、市場は大幅に上がる動きになりました。
2021年は100円台から割る可能性は少ないが横ばいレンジになるだろうと予想していた大手各メディアは、この上がり幅を予想することができませんでした。
かなり予想外な結果になったと言えるでしょう。

アメリカ政治・経済

FRBは2021年の経済の見通しとして昨年10月から12月のアメリカGDPは大幅に鈍化し、2021年1月から3月までのGDPはほぼゼロ成長になるとの見通しを示しました。
またコロナ禍ではありますが、一定の外出は認め外出制限はそれほど大きくはありませんでしたが、経済の下振れリスクがあるとしてかなり経済は後退すると予想されていました。
昨年11月の大統領選挙戦の結果新大統領にバイデン大統領が就任しましたが、上院は共和党、下院は民主党とねじれ議会になってしまい重要課題が難航するのではないかという予想になりました。
政治の観点からも経済の観点からもマイナスな状況が多くあり、為替市場もレンジ相場になるのではないかという予想につながりドル円が落ちると思われていました。

米株式市場

2021年の見込みは米株価やNYダウが緩やかに上昇するのではないかと予想されていました。
しかし伸び悩む理由としてはバイデン政権が掲げた富裕層への課税と最低賃金の引き上げるというのが市場にはマイナスになってしまい、コロナが収束の見通しが見えず大きく上昇することはないと考えられていました。
NYダウは1月、2月は30,000ドルを少し超えるほどで緩やかな上昇をしていきました。しかし3月に入り33,000ドルまで上がり急上昇しました。
2021年の日経平均は25,000円から30,000円が上値と予想されて、大きな値動きはないのではないかとされていました。
日経平均は、1月は27,000円ほどでしたが2月には30,000円を上回り29,000円台から30,000円の間で推移しています。

簡単にまとめると

コロナ禍で全ての状況が経済に良い状況を生み出さないと考えている方が多くいました。
FRBはマイナス金利にはしないとの発表で100円台の底支えになるとの予想もありましたが、コロナの収束がいまだに見えずワクチンが全国民に行き渡るかなど不透明な部分も多く上がるとの予想も立てづらい状況でした。
経済の後退リスクとねじれが元となり株価が上がらない予想に直結してドル円も伸び悩むのではないかと予想されました。

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今年の展望

1月から3月までドル買いが進み今後経済やコロナ政策がどのようになるのかによって大きく変わると思います。
ここでは今後ドル円はどのような材料でトレードされていくのかを取り上げていき、ファンダメンタルの基本にしていただけるとトレード計画が立てやすいです。

ドル円展望

4月以降ドル買いが進むか後退するどうかは多くの意見がありますが、ドルが買われる可能性が高いのではないかとされています。
市場には好材料が多く110円の壁を突破し上値をトライしていくというのが大方の予想です。
実際にどのような理由でドルが買われると予想されているのか見ていきましょう。
ドルが買われる理由として主な2つは米金利政策が上昇の基調で進められている点、アメリカでは経済の正常化に対して道筋がより鮮明に見えてきて、経済に対して見通しがたち始めました。
コロナでの不安定さと失業率の高さなど経済に悪影響が出るニュースが多かったですが、好転するきっかけになるニュースが増えたことで今後さらにドルが買われるのではないかとの予想が多いです。

アメリカ経済

FRBパウエル議長は依然としてハト派としての態度を貫いていて、金融緩和長期化の見通しを示しています。
バイデン大統領は経済正常化政策として1.9兆ドル規模の財政支援とさらなる財政支援を進めていて、経済を活発的にしようとする動きが出てきています。
またコロナのワクチンをアメリカの独立記念日までに全成人にワクチンを摂取し、コロナから独立できる可能性の示唆もしました。
3月22日の最新の支持率調査によると、バイデン新大統領の支持率は無党派層からの支持を受ける形になり支持率を50%から60%に伸ばし、コロナから脱するための経済正常化の財政支出に対して国民は支持しています。

日米株式市場

NYダウは2020年4月より金融市場の混乱を防ぐために実施していた、大手銀行に対する資本規制の特例措置が解除されるので33,000ドルでもみ合っています。
金融系の株は売られていますが一時的なものと考えると今後NYダウが上昇する可能性がありそうです。
アメリカ経済の財政政策が予定通りにいけば、NYダウは伸びるでしょう。
日銀のETF買い対象から外れ市場は少し軟調な動きになりそうです。しかし4月は新年度に入り調整が入るので、さらなる上昇するのではないかとの見込みもあります。
各社の予想でも下落予想は少なく、3万円を超えて伸びるのか伸びないかが焦点です。
現在はNYダウ、日経平均共に上昇する動きの方が強いように思われます。



まとめ

ドル円相場や株式市場が好調になってきて活発的に動く相場はトレーダーにとって嬉しいですし、コロナが収まり経済活動が活発になればドル円相場はさらに動くのではないでしょうか。

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