スワップポイント投資は初心者の方を中心に非常に人気の手法。

ですが、高金利の魅力とは裏腹に、通貨の下落などリスクも孕んでいる投資法です。

そこで、今回はスワップポイントの是非について書いていきたいと思います。

この記事を読むとわかること

・そもそもスワップポイントとは何か

・スワップポイント投資をする上で考えること

・おすすめのスワップポイント投資法

・結局スワップポイント投資は初心者におすすめできるの？

スワップポイントとは

スワップポイントとは、金利の高い通貨と低い通貨の間で生じる金利差のことをいいます。低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買うと、スワップポイントはプラスになり利益を受け取ることが出来ます。反対に低金利の通貨を買って、高金利の通貨を売ると、スワップポイントはマイナスになり支払わなければなりません。為替は高い時に売って、安い時に買うことで利益を得ることが出来ますがスワップポイントは売買差益以外に利益を得る唯一の方法になります。

？スワップポイントにいい通貨ペア

ドルやユーロなどの先進国の通貨を保有するよりも、トルコリラ円・南アフリカランド円・メキシコペソ円などの新興国の通貨を保有した方がスワップポイントが高いです。各証券会社によってもスワップポイントは異なりますので十分にご確認お願いします。

各会社のスワップポイントはスワップポイントの比較記事、トルコリラスワップポイントの記事で解説しています。

？スワップポイントの計算方法

ここからはスワップポイントの計算方法を説明していきたいと思います。各通貨をどのくらい保有するといくらスワップポイントがもらえるのか計算しておかないと効率よく投資することが出来なくなってしまいます。

スワップポイントの計算

・必要証拠金：１万通貨を保有するにあたりいくら必要か。

・スワップ（１日あたり）：いくらもらえるか。

トルコリラ円で計算していきたいと思います。

　必要証拠金が約7,500円、売りスワップポイントが65円。（証券会社により異なります。）

　１万通貨保有で１年で65円×365日＝23,725円になります。

　１０万通貨だと１０倍なので２３万７２５０円とより大きな金額になりますね。

スワップ投資で考えるべきこと

金利の変動

毎日発生するスワップポイントは通貨ペア間での金利の高い通貨と低い通貨の間で生じる金利差のことです。各通貨の市場金利に応じて変動していくため各国の政策金利の引き上げや引き下げによって、市場の金利が変動することもあります。スワップポイントの受け払い金額が大きくなったり、小さくなったり、また受け払いが逆転する可能性もあります。スワップポイント狙いの投資でも各国の政策金利の指標には十分に注意を払っていくことが大切です。

価格の変動

スワップポイントがプラスになるからという理由だけでの売買手法は危険です。月足ローソクで下落トレンドが続いている＋売りでエントリーするとプラスのスワップがもらえるというでの売りならば大丈夫です。しかし仮に上昇トレンドが出ているにも関わらず、スワップポイントが売りの場合でしかもらえないから売りでエントリーするというのは本末転倒になってしまいます。

スワップポイント狙いでの投資は、長期保有が目的でありますので大きい足のトレンド方向に従い、尚且つスワップポイントがプラスになることを十分に確認してからエントリーするようにしましょう。

日々のボラタリティーに対してスワップポイントは微々たるものです。いいところでエントリー出来ても思った通りに動いていかなければ損切りせざるを得なくなってきます。分割エントリー、分割決済をしてリスクを分散させていくことが大切です。

資金管理

現在のトルコリラ円は18円付近を行ったり来たりしています。1,000通貨を購入する場合、18円×1,000通貨＝18,000円が必要です。レバレッジが25倍の時は証拠金が720円、安全に運用したい方はレバレッジ2〜3倍の時は証拠金が9,000〜6,000円必要になります。

レバレッジ25倍の時にトルコリラ円が10円になった場合、（18円ー10円）×1,000通貨＝8,000円の含み益になります。

強制ロスカットが発生する証拠金維持率は各証券会社により違いますので取引を開始する前にご確認してください。

強制ロスカットまでの値幅＝（口座清算価値ー維持証拠金）／取引数量

レバレッジ25倍で計算すると計算式は、（口座清算価値ー720円）／1,000通貨＝10円

となり、口座清算価値＝10,720円になります。

10,720円の証拠金があれば、トルコリラ円が10円になるまでロスカットしないで耐えられると言うことになります。

おすすめの投資法

少ないリスクでスワップポイントを狙っていく手法にサヤ取りという手法があります。サヤ取りとは、相関関係が高い通貨ペアを１つは買い、１つは売りでエントリーする方法です。AUD/JPYとNZD/JPY、EUR/JPYとGBP/JPYなどが相関関係が高いと言われています。

【↑画像をクリックすると拡大します】

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上の画像が比較したものです。矢印の乖離が大きくなった時にエントリーするとうまくいきます。また相場全体が同じ方向に動いてしまった場合でも２つの利益と損失が相殺されますので少ないリスクで運用することが出来ます。

スワップ投資のメリット・デメリット

メリットは３つあります。まず１つ目にエントリーしたらほとんどほったらかしでスワップポイントがもらえるという点です。１日１回程度どうなっているか確認したらよいので働いていて忙しい方でも簡単に投資が始められます。２つ目は為替差益も狙えるという点です。先ほども説明しました通り長期足のトレンドとスワップポイントがもらえる方向が重なった場合、両方の利益を得ることが出来ますので一石二鳥になります。３つ目は積み立て投資が出来るという点です。新興国の通貨ペアの場合、必要証拠金が少なくて済むので毎月10,000円など積み立てていくと毎月買い増したり、売り増したりすることが出来ますのでリスクを分散させることが出来ます。

デメリットは２つあります。１つ目は為替変動により急激な暴騰、暴落の時にはロスカットの危険性があります。地道に貯めてきたスワップポイントも一瞬でなくなってしま卯ようなこともありますので、スワップ投資を始める前にいくらまでの暴騰。暴落ならば耐えられるのか十分に計算して運用を始めることが大切です。理想は２〜３倍のレバレッジで運用することが理想的です。２つ目は先ほど説明しました通り、市場金利の変動によりスワップポイントが少なくなってしまう可能性もあるということです。この場合、スワップポイントが高い証券会社をいくつか登録しておいて分散して運用していくことをオススメします。

結局スワップ投資はおすすめできる？

スワップポイント投資は低資金から始めることができ、忙しい方でもほったらかしで運用が出来ますのでオススメです。利益が出てきたら買い増し・売り増しをして徐々にロットを大きくしていくことも可能です。少額から始めることができるのでメンタルへの負荷がかからず初心者の方でも気軽に始めることができる投資の１つです。慣れたら為替差金を狙っていく投資に変更していくのもいいと思います。

しかし、高金利はとても魅力的ですが、これまで何度も暴落が発生しています。そして多くの投資家を退場させてきました。それよりも為替差金で利益をコツコツ積み重ねていった方が安全だと考えることもできます。

また、自動売買でスワップ運用するならループイフダンが非常におすすめ。

詳細についてはループイフダンの評判・口コミの記事をご一読ください。

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