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2019/09/27
FX投資

スワップポイント投資はどうすれば利益が出る?おすすめFX会社も比較【Yuki】

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こんにちは。為替研究所のYuki(@kawaselab)です。

FXでスワップポイント投資というと、

  • 放置しておいても毎日スワップポイントがコツコツと溜まる
  • 利回り10%や20%も狙うことができる

ということで、特にサラリーマンや主婦の方など、「他のことで忙しくて相場をずっと見ていられない」という方から人気の投資法です。

このスワップポイントを狙った手法は、アベノミクス以降は「買って、長期で保有していればOK」というように、ある程度放置しても良かったのですが、2019年末から2020年以降にかけては、ただ高金利通貨を買って持っているだけでは、かなりリスクが高くなると考えられます。

そこで、今回はスワップポイント投資について、2020年以降どうすれば良いのか?ということを検討したいと思います。

結論から言うと

  • 2019年末から2020年以降は、世界的な金融緩和で、利下げや為替レートの低下のリスクが高いので、ただ買って持っているだけでは利益をあげづらくなる
  • その環境下では、こまめな利確、下落することを前提にしたレバレッジ管理、全力で買うのではなく長期で買い下がり計画を持つことが重要
  • こうした取引は、自動売買で設定すれば後は放置していても、自動で利確や買い下がりをやってくれるので、今後はスワップ投資に自動売買を組み合わせるのがおすすめ
  • 自動売買の中では、スワップポイントがFX業界全体の中でもトップクラスで、手数料無料・スプレッドも自動売買で最狭水準と取引コストが安く、設定も簡単なループイフダンがおすすめ

という感じです。

このループイフダンについては、私も現在証拠金500万円以上運用して、実際に利益も出ているので、非常におすすめです。

また、この記事から口座開設+取引で、3,000円のAmazonギフト券が貰える限定タイアップもあるので、口座開設はこの記事からするのがおすすめです(もちろん、口座開設手数料や、口座維持手数料は一切無料です)

口座開設は、

アイネット証券

口座解説ボタン.png

からできます。



以下の順番で書いていきます。

そもそもスワップポイントとは何か?どうやって決まるのか?
高金利通貨を買ってスワップポイントを貰うだけの投資が危険である理由
ではスワップポイント投資はもうだめなのか?
2020年以降のスワップポイント投資で儲けるためのコツ
スワップポイント狙いでもきちんと利確をこまめにするべき
スワップポイント投資ではロスカットされないようにレバレッジを低くする
スワップポイント投資では長期投資で考えて、一気に全額投資しない
高金利通貨スワップポイント投資は、自動売買を組み合わせるのがおすすめ
FX会社の最新スワップポイント一覧比較表(2019年)



そもそもスワップポイントとは何か?どうやって決まるのか?

まず、話の前提として、スワップポイントとは何か?どうやって決まるのか?ということから書きたいと思います。「金利でしょ?」くらいの認識の人は、是非ここから読んでもらえればと思います。

スワップポイントとは、「金利差調整額」のことで、取引している2つの通貨の金利差を調整するものです。

例えば、ドル円を買う取引であれば、「ドルを買う」「円を売る」という2つの取引を行っているので、「ドルを買った時に貰える金利」と、「円を売るのに必要な金利」がありますが、ただし日本では今はゼロ金利政策が採られており、「円を売るのに必要な金利」がほぼ0であるため、今だと「外貨を買った金利」とほぼ同じ意味となります。

そして、このスワップポイントについては、インターバンク市場で金融機関同士が取引する際にもスワップポイントがあり、FX会社は複数の金融機関と取引し、そこで出たレートにFX会社が一定の利益を載せてトレーダーに提示するのが一般的です。

そのため、スワップポイントについては、

  • FX会社によってスワップポイントは大きく異なり、FX会社によって年間スワップ金額が、数万円から数十万円違うこともざらにある
  • ただし、インターバンクでのスワップポイントの動向により、全体的な増減傾向はある

という特徴があります。

まず、FX会社ごとのスワップポイントの違いや、どこの条件が良いのかについては、以下の記事で最新情報を毎週更新しているので、よろしければこちらをご覧ください)

関連記事: FXスワップポイント比較最新ランキング(毎週更新)

そして、次の「FX会社全体に影響するインターバンクでのレート」については、様々な要因によって変動しますが、政策金利とその通貨のリスク程度というのは、特に大きな要因となります。

政策金利がスワップポイントに影響するのは、スワップの源泉が金利であることを考えると想像しやすいと思いますが、それ以外にも通貨のリスク程度というのも影響します。

これは、インターバンクでの取引は、「基本的にリスク回避的な金融機関同士」の取引であり、リスクが高いものについては、その分スプレッドや手数料を高くしたり、提示するスワップポイントを割り引いたりすることで、いわゆる「リスクプレミアム」を要求される、と考えると分かりやすいかもしれません。

このように、スワップポイントには、「政策金利の動向」と「通貨の動向」が大きく影響するのですが、このどちらの観点でも、ただ持っているだけのスワップ投資は今後リスクが上がっていくと考えられます。



高金利通貨を買ってスワップポイントを貰うだけの投資が危険である理由

スワップポイント投資については、2018年までは「利上げ」方向の国が多く、また、相場もアベノミクスによる円安の影響もあって、ある程度長い目で見れば「買って持っておけばOK」という状況が続いておりました。

しかし、2019年に入ると、世界的な景気後退への懸念から、「利下げ」への方向転換が明確になり、例えばアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、トルコ、メキシコ等、高金利で人気の国が次々と利下げを行っております。

中国やドイツの経済指標は最近悪化傾向にあり、アメリカの経済指標も「今時点では悪くはないが、一時の勢いがなくなる」「景気後退のシグナルである逆イールドが発生している」というように、今後世界的な景気後退が来ることは、市場ではかなり強く予想されております

そして景気後退が予想されると、各国は景気刺激策のために利下げを含む金融緩和を行うこととなります。これは、非常にざっくりと説明すると、

利下げ→お金が借りやすくなる→お金を借りて投資をする→景気が回復する

というようなイメージです。このように、景気後退が来ると、利下げが起こり、実際に今も既に世界的な「利下げ競争」が起こりつつあります。

そうした中で、為替レートも最近は少し戻しているものの、それでも大きな流れとして下落方向(円高方向)に向かっており、先進国通貨であるドル円や豪ドル円も、週足くらいで見ると下落トレンドにあります。

【ドル円 週足チャート】

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【豪ドル円 週足チャート】

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このように世界的金融緩和(利下げ含む)の傾向が続くと、金利低下でスワップポイントが下がるだけでなく、既に限界近くまで金融緩和をしている日本の円は相対的に円高となり為替損も抱えるというように、二重の意味でスワップポイント投資が難しくなります

こうしたことから、2019年末から2020年以降にかけては、これまでのように「ただ持っていれば良い」という環境ではなくなると考えられ、「スワップポイント投資」についても改めて手法を考えなければならない時期が来ていると考えております。



ではスワップポイント投資はもうだめなのか?

では、スワップポイント投資はもうだめなのかというと、そんなことはなく、今後もスワップポイント狙いの投資は十分にありだと考えております。

確かに世界的な景気後退が今後来ることや、その中で利下げが行われる可能性はかなり高いと考えられますが、それでも

  • 日本はかなり長い目で見ても金利が低い国であり、外貨の方が高金利
  • 景気後退が来ても、景気は循環するもので、長い目で見れば景気回復する
  • また景気後退局面でも、右肩下がりというのはなく、上がったり下がったりを繰り返す

という点から、ある程度長い目で見ながら、また、上がった時の利確も組み合わせていくことで、景気後退局面でもスワップポイント投資で儲けることは可能と考えております。

ただし、「ただ高金利通貨を買って持っている」というだけではやはり厳しく、景気後退の時には、その時にあったスワップポイント投資法があり、そのコツについて次に書きます。



2020年以降のスワップポイント投資で儲けるためのコツ

ではどうすればいいかというと、以下のようなポイントがあると考えられます。

  • 利確はきちんと入れていく
  • ロスカットされないようレバレッジは低く抑える
  • 長期で考えて、一気に全額を投資しない



スワップポイント狙いでもきちんと利確をこまめにするべき

まず、初めの「利確を入れる」というのは、通貨は下がる時も一方的に下がるわけではなく、必ず「上がったり下がったりしながら、全体として下がることの方が大きくて下げていく」という展開になります。

そのため、「少し上がった時」にきちんと利確していけば、下落局面でもスワップポイントを含めると利益を出すことができます

例えば、長期的に下落傾向にあるトルコリラでも、以下のように上がる時は上がっており、こういう時にきちんと利確をしていたら利益を出すことができ、実際に、私もトルコリラについて利確を自動でやってくれる自動売買取引では、スタート時点よりレートが下がっているものの、今含み損込でもプラス収支となっております。

【トルコリラ円 日足チャート】

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【運用利回り20%】トルコリラのループイフダンB50とB25の実績

他にも、メキシコペソへの投資もスタート時点より下がっておりますが、こちらもやはり含み損込でもプラス収支を出しております。

【メキシコペソ円の実績】スワップ&自動売買の利益をブログで公開

もちろん、さらに下がれば含み損を入れるとマイナスの時期が出てくると思っておりますし、そういう時も遠からず来るとは思っておりますが、とはいえ「利確をきちんと入れていけば、たとえ下落局面でも含み損込でもプラスにできることもある」ということは分かっていただけるかと思います。

このように、下落相場においては、「ただ持って放置する」だけでは評価損が膨らむばかりなので、少し上がった時に利確していくことで、利益をコツコツと積み重ねることが重要です。



スワップポイント投資ではロスカットされないようにレバレッジを低くする

次の「ロスカットされないようにレバレッジを下げる」という点については、今後下落局面が来る可能性が高いので、今まで以上に重要になってきます。

例えば、私のトルコリラでは11円まで、メキシコペソでは4円まで下落しても大丈夫なように設計しておりますが、これは史上最安値よりかなり低いレートです。

このように、安全性に余裕を見て、レバレッジを低く抑えることが非常に重要です。



スワップポイント投資では長期投資で考えて、一気に全額投資しない

上昇が予想される局面であれば、「今買わないともっと高くなる」ため、ある程度一回目のトレードを大きくすることもありえますが、上で書いたように、今後はどちらかというと下落していく可能性の方が高いので、今一気に全額買うのではなく、少しずつ買い下がる方が良いと思います。

ただ、「いつか下がるだろうからその時を待って今は触らない」というのでは、いつ買うチャンスが来るかも分かりませんし、また、少しであっても自分のお金を運用してポジションを持った方が、ちゃんとその通貨の値動きを見たり、関連ニュースを見る等、きちんと勉強しようとする姿勢が出るので、まずは少額でも持つことをおすすめします。



高金利通貨スワップポイント投資は、自動売買を組み合わせるのがおすすめ

このように、

  • 利確をきちんと入れる
  • 下値を広く考えて、今は低レバレッジにする
  • ゆっくりと長期で買い下がって行く

というのが今後のスワップポイント投資のコツですが、自動売買であればこの3つの条件を全て満たすので、今後はスワップポイント投資についても、自動売買を組み合わせるのがおすすめです。

自動売買というのは、下がった時に買い、上がった時に売るというのを、はじめに設定しておけば後は全自動でやってくれるもので、具体的には以下のようなイメージです。

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そして、自動売買ができる会社は最近いくつかありますが、その中で

  • 設定が非常に簡単で、初心者でもやりやすい
  • 高金利通貨について、スワップポイントが業界トップレベルに高い
  • 手数料無料で、スプレッドについても自動売買の中では最狭水準で、取引コストが低い

というように、スワップ狙いで自動売買する場合、ループイフダンが特におすすめです。

このループイフダン口座については、この記事からの口座開設+取引で、3,000円のAmazonギフト券が貰える限定タイアップもあるので、興味があれば、口座開設はこの記事からしていただくのがおすすめです(もちろん口座開設や、口座維持手数料は一切無料です)

口座開設は、

アイネット証券

口座解説ボタン.png

からできます。

このように、スワップポイント投資をする場合、今後は自動売買を組み合わせていくというのがおすすめです。また、自動売買以外にしても、きちんとルールを決めて、利確や買い下がりを行っていくのが重要です。



FX会社の最新スワップポイント一覧比較表(2019年)

最後に、執筆時点(9/15)での、最新のスワップポイントのFX会社ごとの比較を行います。現在、主要な高金利通貨についてのスワップポイントを比較すると、以下のようになっております。

会社名 米ドル 豪ドル NZドル 南アフリカランド トルコリラ メキシコペソ 自動売買 取引単位
アイネット証券 65 20 16 120 80 130
ヒロセ通商 20 18 16 150 75 130 ×
JFX株式会社 20 18 16 150 なし なし ×
みんなのFX 65 20 15 120 70 110 ×
Light FX 65 20 15 120 70 110 ×
外為オンライン(くりっく365) 78 17 15 132 74 117
セントラル短資FX 31 10 7 70 49 130 ×
外為オンライン(店頭) 50 5 10 50 90 60
サクソバンク証券 48 3 -0.8 135 72 98 ×
GMOクリック証券【FXネオ】 59 13 12 110 67 110 ×
マネーパートナーズ 20 14 11 110 67 110 1
インヴァスト証券(トライオート) 50 10 10 80 70 なし
FXプライムbyGMO 50 7 6 110 60 120 ×
DMM FX 57 14 10 110 なし なし ×
インヴァスト証券(シストレ24) 35 -30 -25 0 なし なし

このように、

  • ドル円:くりっく365
  • 豪ドル:アイネット証券、みんなのFX、LIGHT FX
  • NZドル:アイネット証券、ヒロセ通商、JFX
  • 南アフリカランド:ヒロセ通商、JFX
  • トルコリラ:外為オンライン
  • メキシコペソ:アイネット証券、セントラル短資FX

がトップとなっておりました。

なお、最新のスワップポイントの動向は、以下の記事を基本的に毎週更新しており、また、下で紹介する会社も含めて、色々な会社について、当サイト限定の特別タイアップもあるので、興味があればこちらもご覧ください。

関連記事: FXスワップポイント比較最新ランキング(毎週更新)

それぞれの会社の特徴を簡単に説明します。



アイネット証券のスワップポイントの特徴

アイネット証券は、今回豪ドル、NZドル、メキシコペソの3つの通貨ペアでスワップポイントがトップで、他の通貨ペアについても、トップレベルのスワップ水準でした。

ここは、これまで見てきてもスワップポイントは大体常にトップクラスにあり、今回のように複数の通貨ペアでトップになることもよくあるように、非常にスワップポイントが高い会社です。

また、手数料無料でループイフダンという自動売買も可能である点も特徴で、このループイフダンは、上でも書いたように、初心者でも使いやすく、スプレッドも狭いため、自動売買としてもおすすめです。

そうした点で、高金利通貨でスワップポイントを貰いながら、自動売買もしたいという場合、ここがおすすめです。

関連記事: FXスワップポイント比較最新ランキング(毎週更新)

なお、ループイフダン口座については、この記事からの口座開設+お取引で、3,000円のAmazonギフト券が貰える限定タイアップもあるので、興味があれば、口座開設はこの記事からしていただくのがおすすめです(もちろん口座開設や、口座維持手数料は一切無料です)

口座開設は、

アイネット証券

口座解説ボタン.png

からできます。

また、Twitterでも相場の見通しや、私のトレードも書いているので、よろしければそちらもフォローお願いします!

Twitter:Yuki(@kawaselab)

【注意事項】 

・本レポートは筆者の主観及び経験に基づき執筆されており、内容の正確性や完全性を保証するものではありません。筆者及び株式会社アイネット証券は、本レポートの利用あるいは取引により生ずるいかなる損害の責任を負うものではありません。

・本レポートはあくまでも参考情報であり、筆者及び株式会社アイネット証券は、為替やいかなる金融商品の売買を勧めるものではありません。取引を行う際はリスクを熟知した上、完全なる自己責任において行ってください。

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著者プロフィール
Yuki
Yuki

FX歴10年超のファンダメンタルズ派トレーダー。主に短期から中期でのトレードを得意としており、最近は自動売買やスワップ投資も行っております。 2010年より為替研究所を運営。相場の見通しや、FXでのおすすめの投資方法などを分かりやすく解説しております。 ループイフダンでは、豪ドル/NZドルやトルコリラ等を運用中。