サトウカズオのトルコリラレポート【2019年2月25日週】
【はじめに】
みなさん、こんにちわ(こんばんわ)!
トルコリラやメキシコペソなどの高金利通貨のスワップポイントで、”ほぼ”生活しているサトウカズオです。
目的は「ほったらかしでお金を稼ぐこと」ですので、その手段のひとつとしてFX自動売買も稼働・運用させています。
ループイフダンはトルコリラやメキシコペソなどの高金利通貨の取り扱いも開始しましたので、利用しない手はありません。
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私も自腹で他のFX自動売買システムトレードツールと比較しながら稼働・運用していますので、よろしければ参考にしてください(笑
ところで、アイネット証券さんに聞いたところ、ループイフダンでのトルコリラ円やメキシコペソ円の設定幅については、現状より狭い値幅設定をローンチ予定でしたが、1月3日のフラッシュ・クラッシュを受けて、サーバの強化を優先するそうです。
そのため狭い値幅のローンチは少々遅れるそうですが、これは仕方がないですね。
サトウカズオはオーストラリアドルでも運用していますので、サーバ強化は大歓迎です♪
【忙しい人へまとめ】
●トルコ中央銀行が預金準備率を引き下げ!
●上記は間接的な金融緩和でインフレ率上昇懸念が膨らむ
●設備稼働率などトルコ経済は悪化の一途
●しかし景況感は改善しており今後のトルコ経済は上向き?
●世界的なリスクオン姿勢でトルコリラも底堅く推移!
●今週の注目はトルコ1月貿易収支・2月製造業PMI
●しかしそれ以上に米中貿易協議などの外部要因の影響大
【2月18日週のトルコリラまとめ】
2月18日の週はおよそ1トルコリラ=20円76銭でこの週の取引を終了。
先々週(2月11日の週)終値の1トルコリラ=20円91銭より、15銭のトルコリラ安円高で取引を終了しています。
ドル円は1ドル=110円66銭と先々週の終値である109円43銭から1円23銭程度のドル高円安で推移しています。
トルコリラ円は、トルコ中央銀行が預金準備率を引き下げた(インフレ率上昇に繋がる政策の)ことを嫌気して僅かにトルコリラ安が進みました。
僅かだったのは世界的な株高展開・リスクオン姿勢(リスクを取ってでもリターンを得る)・新興国への資金流入によるものです。
そのため結果的にトルコリラは底堅く推移しています♪
去年までのトルコリラと違い戸惑っているくらいです(笑
市場もトルコの国内政治・外交、経済が安定してきているのを認めている証拠ですね♪
トルコの政治経済
●トルコ1月住宅販売
12月実績前年比+2.9%に対し、実績-24.8%!
●トルコ1月住宅価格指数
【前月比】
12月実績+0.37%に対し、実績-0.01%!
【前年同期比】
12月実績+10.48%に対し、実績+9.69%!
●トルコ2月消費者信頼感
11月実績58.2、市場予想57.5に対し、実績57.8%!
●トルコ2月景況感
1月実績93.0、市場予想92.0に対し、実績97.2!
●トルコ2月景気動向指数[季調済]
1月実績95.4に対し、実績96.9!
●トルコ2月設備稼働率
1月実績74.4%、市場予想74.5%に対し、実績74.0%!
まずはトルコの経済指標。
先週発表されたトルコの経済指標は、数多く発表されたものの、重要なのは設備稼働率、ついで住宅販売でしょうか。
結果は…、前月実績・市場予想とも下回っています。
特により重要な設備稼働率が、4年近く前の低い水準であった2018年11、12月の74.1%をさらに下回っています。
結果トルコ経済の回復にはまだまだ時間がかかりそうという印象を与えてしまいました。
トルコ設備稼働率
TRADINGECONOMICS.COM様より
例えトルコ経済が鈍化傾向に進むとしても、インフレの抑制・経常収支の黒字化(多少の赤字はOK)に徹底的に取り組み改善する!という強い意志を見せてくれるのなら、投資家も安心してトルコ、そしてトルコリラに投資できるのですが、ここでまさかのトルコ中央銀行が預金準備率を引き下げ!
トルコ中央銀行はこの政策と同じ声明で「インフレ率が改善するまで引き締め姿勢を継続する」としていますが、真反対の政策を行ったことで投資家に不安を与えてしまいました。
3月末のトルコ地方選挙を控えて、エルドアン大統領の圧力に屈したのかどうかは分かりませんが、そういう印象を与えてしまったのは事実です。
この政策の結果(トルコ経済に与える影響)が出てくるのは、まだ先のことです。
トルコ経済のインフレ率の低下傾向が続き、経常収支が黒字(もしくは若干の赤字程度)である限り、トルコリラは大きく崩れることは無いでしょう。
逆にインフレ率が上昇し、原油高・トルコリラ安で経常収支の赤字化が進めば、トルコリラは崩れることになります。
選挙前までは引き続き底堅く推移すると思いますが、選挙後は少し心配です。
(1トルコリラ為替見通しブログの1管理人の予想ね)
トルコの政治外交
先週のトルコの政治・外交面では、
【ポジティブ材料】
・アメリカ軍、シリアからの全面撤退の方針を転換
・エルドアン大統領⇒シリア国境の安全地帯はトルコが管理する
【ネガティブ材料】
・ロシア⇒安全地帯のトルコ管理を牽制・反対
アメリカ軍のシリアからの全面撤退の方針転換は、トルコにとってはポジティブ・グットニュースだと思っています。
安全地帯設置はトルコとアメリカとの間では合意できました。
そしてエルドアン大統領はその安全地帯をトルコが管理すると言っています。
(注:トルコとシリアの国境のシリア側です)
しかしロシアのプーチン大統領は「そこはシリアだ、シリア政府(アサド大統領)が管理するべきだ」と言っています。
(当然シリアの後ろにはロシアが控えています)
筋としてはプーチン大統領の意見の方が正しいですが、そもそもその力がなかった訳で…。
しかも色々と(神経ガス使用とか)悪い噂もありましたからね。
国連軍(アメリカ・欧州連合(EU)軍)管理の方が良いかと個人的には思いますが、なかなか結論は出ないでしょう。
トルコリラの推移
週の高値は20円96銭くらい。
週の安値は20円66銭くらいでしょうか。
週の最高値は、週半ばの2月20日の東京時間。
週の最安値は、週終わり2月21日の東京時間、となっています。
週の値幅、僅か30銭(笑
ほとんど値動きがありませんでした。
良く言えば下値が底堅い、悪く言えば上値が重い…と言ったレンジ相場となっています。
FX自動売買の場合は値が動かないと利益が出ません。
まあ先週はドル円も、ほとんど値が動かなかったので、仕方がないでしょう。
今週は21円台を回復し、しっかりと足場を固めて欲しいものです。
(さすがに23円以上への上昇は難しいと思いますが…)
頑張れトルコリラ♪
【2月25日週のトルコリラ予想】
トルコリラに関しては、
02月28日:1月 貿易収支
02月22日:2月 製造業PMI
などが予定されています。
今週の注目は28日発表の1月 貿易収支でしょう。
経常収支の要因となる貿易収支、重要経済指標ですね。
12月実績:-26.7億ドル
市場予想:-25.0億ドル
となっています。
トルコは冬の真っ只中であり、観光収入は期待出来ませんので、貿易収支には少しでも赤字額を減らすよう頑張って欲しいものです。
【トルコリラ円の為替相場見通し】
トルコリラ円の為替相場見通しは、
20円00銭から22円00銭程度と予想します。
先週も、20円00銭から22円00銭程度のレンジ相場と予想していましたね(笑
トルコリラは底堅い!
しかも以前に比べて安定しています♪
ただ…、正直トルコ経済ではなくて、エルドアン大統領やトランプ大統領の発言やtweet、政治的決断で上下するので、予想もへったくれもないですね(涙
(1トルコリラ為替見通しブログの1管理人の予想ですよ)
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著者プロフィール
- サトウカズオ
- 【サトウカズオ:会社員・投資家・ブロガー・初心者の味方】
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