お金の勉強サイト 金銭改革 お金の勉強サイト 金銭改革
2018/05/08
資産運用全般

100万円から始める資産運用

4-2_10610002181.jpg

投資をはじめる段階では、初期投資資金もそれぞれの事情によって異なります。今回は一般的に目安とされることが多い「100万円」という額の場合、どんな投資が可能になるのか紹介します。

株式投資

まずは投資商品としてポピュラーな株式投資です。株式は東京証券所など、株式市場に上場する各企業の株式を保有、売買して利益を狙います。投資対象となる上場企業は約3000社と多岐にわたり、株価もそれぞれ異なるため、初期投資資金も様々です。

例えばトヨタ自動車(7203)の初期投資金額は4月時点で約67万円(株価約6700円×最低単元100株)です。100万円の資金でこうした企業に投資する場合は、複数に投資先を分けることが難しくなります。一方で、NASDAQやマザーズなど、新興市場に上場する銘柄の中には初期投資資金が10万円を切る銘柄もたくさんあります。もし、100万円で投資先を複数に分ける分散投資を行う場合は、こうした銘柄を中心に考える必要があります。

また、株式投資は120万円を上限に、売却益にかかる税金を免除できる「NISA口座」が使えます。

運用例

まずNISA口座を使って、初期投資金額10万以下の成長性のある銘柄を複数購入します。10銘柄だとしても1つ1つの上昇幅が大きいため、2〜3銘柄が上昇すれば利益が出せる+売却益が非課税になるというメリットが享受できます。

投資信託

証券会社や銀行などが顧客から集めた資金を元にファンドを組み、株式や債券などに投資した利益を分配することでリターンを狙う投資商品です。日経平均など、指数に連動する「インデックス型」もあります。投資信託ごとに評価価額が決まっており、1口あたり数万円から投資が可能です。

投資信託は個別株への投資と比較すると、複数の株や債券に投資するため、値動きが平均化され値下り・値上がりリスクは小さくなります。そのため長期的な運用でリターンを狙う性質を持つ投資商品だと言えます。

運用例

①インデックス型の投資信託を「毎月○○万円分」など、毎月一定の金額を積み立てて時間分散することで、変動リスクを抑えながら運用ができます。

②組み入れる商品が海外株式>国内株式>海外債券>国内債券の順で変動リスクが低くなるため、100万円の7割を債券、3割を株式というようにすることで、リスクとリターンのバランスをとります。

投資信託もNISA口座が使え、100万円の資金であれば非課税の条件に当てはまるため、いずれの運用方法でも適用が可能です。

FX、先物

FX(Foreign Exchange)や先物は、株などの現物を取引するものではなく、FX会社・証券会社に証拠金を預け売買を行い、売買によって生じた損益(差額)を受け渡しする「差金決済」を行う金融派生商品です。FXは各社で初期投資金額が異なりますが、少額投資ができる会社では1万円未満でも投資が可能です。

FXや先物は、預けた証拠金に対してレバレッジがかけられるため、取引量を増やして資金効率を上げることができます。プログラムによって取引を自動化できるシストレなども比較的充実しており、選択肢が多いのが特徴です。

運用例

①1米ドル=100円の場合、100万円の投資金であれば本来1万ドル分の取引しかできませんが、レバレッジをかけることで、取引量を増すことができます。レバレッジのかけすぎには注意が必要ですが、仮にレバレッジ10倍で取引した場合は、100万円あれば10万ドル分の取引ができる為、資金効率を高めることができます。10銭〜1円の利幅を取りに行くデイトレードや、スキャルピングなどの超短期トレードでもチャンスがあります。

②数週間〜数か月の中長期トレードに向いているリピート系注文などのシストレを使う場合は、少額ロット(1000通貨単位)を取り扱っている業者を選ぶことで、リスクを抑えながらコツコツと稼ぐ運用も可能です。

 

まとめ

投資商品それぞれの特性や、最低投資金額を把握しておく必要があります。また、株でリスクをとり、投資信託でリスクを抑えるように分散投資することも可能です。FXではレバレッジをかけることで、資金効率を高めたり、リピート系注文などのシストレでコツコツ稼ぐトレードも可能です。

この記事もチェック!

FXはシストレで稼ぐ!賢いシストレ口座選びのポイント

余剰資金を上手に増やす方法、初めての資産運用にお勧めの5選