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2018/02/07
FX投資

FXは24時間取引可能というけれど、土日はどうなっているの?

#FX

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FXは24時間取引可能というけれど、土日はどうなっているの?

為替取引はグローバル規模で行われているため、日本の夜中にあたる時間帯であっても、世界のどこかで取引が進められています。では、週末や休日の場合はどうなっているのでしょうか?

為替の1日はウェリントンから始まりニューヨークで終わる

為替の1日は、ニュージーランドのウェリントンから始まり、その後、日本やシンガポールといったアジア市場、次いでロンドンを中心とする欧州に市場が移り、最後はニューヨーク市場での取引がメインとなります。

為替の流れを1日単位で区切るとすると、まず日本時間の5時にウェリントン市場がスタート。日本時間の9時〜17時に東京市場で取引があり、ロンドン市場では日本時間の17時〜翌1時まで取引が行われます。ニューヨーク市場がオープンするのは日本時間の22時で、翌7時にクローズします。こうしてみると、為替市場が24時間切れ目なく続いていることがわかると思います。

ここで、1つ気にしておきたいのが「夏時間」と「冬時間」の区分です。オセアニア、欧州、米国などでは、サマータイム制(夏時間)を採用しているため、季節が切り替わるときに時間が1時間ずれます。マーケットの開始時刻・終了時刻も変更されるので注意してください。夏時間は3月第2日曜日〜11月第1日曜日となります。併せてFXの取引時間も変更されるため、各社のアナウンスをきちんと確認しておく必要があります。

基本的に土日は休み、金曜日のポジション持ち越しに注意

どの国においても、基本的に為替市場は月曜日から金曜日までとなっており、土日は休みです。中東の一部ではイスラム教の関係で金曜日が休日になり、日曜日に市場が開いているので為替が動くこともあります。ただし、中東地域の通貨はFXの通貨ペアに採用されていない場合が多く、取引に影響を及ぼすほどではありません。基本的には、「為替は土日が休み」と覚えておいて構わないでしょう。

世界的に為替市場が休場となる週末は、特に注意が必要です。平日でも、日本時間の夜間にポジションを持ったまま寝ていると、その間に海外市場で大きな値動きがあり、翌朝になって大暴落に気付く、というケースがあります。同様に、金曜日にポジションを持ち越したままにしておくと、週末に何らかの有事が起きて、月曜日の朝に大暴落というケースがあり得ます。ポジションを持ったまま週末を挟んで取引を継続するのか、それとも安全のために金曜日中に決済しておくのか、見極めることも大切です。

日本が祝日でも海外市場は動いている!

曜日については、時差はあっても世界共通なので覚えやすいといえます。ただし、祝日は国ごとに異なるので注意が必要です。

例えば日本では、新年の三が日(1/1〜3)は休みとなるイメージがあります。東京株式市場も、週末と重ならなければ、1月4日が「大発会」すなわち「1年の取引始め」になります。しかし、欧米では正月よりもクリスマスを重視するので、元日のみが休場になります。その一方で、日本と中国ではクリスマスが祝日にならず、12月25日も日本では取引が行われています。ただし、ほかの主要市場はクローズしているので、あまり値が動かなくなることが珍しくありません。また、主な市場は日本のみなので取引時間も短縮されます。

このように、世界の主要為替市場がクローズするのは、元日の1月1日、クリスマスの12月25日と考えるのが基本です。それ以外の祝日は国ごとに異なるため、覚えるのは大変ですので、気になる方は金融市場の休日カレンダーなどで調べてみるとよいでしょう。世界の為替市場は米国の動きに大きく左右される局面が多いため、初心者はまず、米国の祝日を調べることから始めてみるとよいでしょう。

まとめ:為替がわかれば世界経済がわかる

為替はワールドワイドで取引されるものなので、日本国内だけでなく海外の市場まで目配りしなければなりません。最初は慣れないかもしれませんが、FXの取引を通じて世界経済がシームレスにつながっていることを実感できるようになるでしょう。


参考:

■? 24時間いつでも取引が可能(主な外国為替市場のオープン時間)|アイネット証券

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