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2026/04/21
鹿子木健

FX初心者の95%がデイトレードで成功できない理由をお教えします

#FX
#お金の勉強
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これからFXを始めたいと考えている人は、FXにどんなイメージをお持ちでしょうか

チャート画面とにらめっこをしながらトレードを繰り返して利益を上げていく、そんな風景を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。こうした短期売買のことを、多くの場合デイトレードといいます。

デイトレードとは文字通りデイ(DAY=1日)のうちに完結するトレードのことで、数ある投資の時間軸の中では短期売買に分類されます。ちなみに、1回のトレード時間が数秒もしくは数分以内スキャルピングという超短期売買の取引スタイルもあります。

初心者の多くがイメージするデイトレードですが、実は初心者の95%がデイトレードでは成功できないといわれています。それはなぜなのか、理由を解説します。

1.初心者は「FX=デイトレード」のイメージが強いですが……

個人が手軽に始められる投資としては、株式やFXが有名です。株式は将来性のある銘柄を探して株価が安いうちに買い、値上がりを期待するイメージが強いのに対して、FXは為替レートの動きに応じて短期売買をするイメージが強いように感じます。

こうしたイメージを持った初心者がFXを始めると、「まずはデイトレードから」となりやすいのかもしれません。

FXにはレバレッジの概念があるため、少ない資金でも大きな利益を狙うことができます。レバレッジをかけたトレードを短時間に何度も繰り返せば「さらに利益が大きくなる」と、FXに関連するメディアなどが煽っている部分があるため、あたかもデイトレードがFXの醍醐味であるかのように伝わってしまっています。

FXに関連するメディア記事や広告などで「1日3分のトレードで利益」「スキマ時間を活用」といった文言を見聞きしたことはないでしょうか。これらの手軽そうな文言からも、FXはデイトレードなどの短期売買が主流であるかのような印象を受けます。

もちろんこれらが間違っているわけではありませんが、初心者が同じことをするのは難しいでしょう。しかも上記のような分単位の売買は1日のうち何時間もチャート画面に張り付いてトレードチャンスを待つ必要があるため、「投資」であるはずのFXがいつの間にか「労働」になってしまっている人もいます。


 

2.長期目線だと大暴落も怖くない

相場ではしばしば、大暴落大暴騰といった極端な値動きが起きます。荒れた相場は投資家にとってチャンスであるのと同時に、リスクが高まる局面でもあります。むしろ初心者にとってはリスクとなることのほうが多く、大暴落などが起きると「証拠金を吹っ飛ばした」といった阿鼻叫喚のコメントがSNSに溢れることもしばしばです。

歴史に残る大暴落相場に、リーマンショックがあります。2008年に起きた株式市場の大暴落ですが、為替市場にも多大な影響を及ぼしました。

こちらは、豪ドル/米ドルの月足チャートです。丸印を入れた2008年に急落していることが分かります。

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月足チャートなので、1本のローソク足が確定するのに1か月を要します。このチャートを見ると3〜4本の大きな陰線が示現しているため、いかに下落のエネルギーが強いかが分かります。

しかし、月足のような長期チャートで見ると、明らかに下がりすぎだと漠然と感じ取ることもできます。もし暴落が始まった時点で売っていれば大きな利益になっていたでしょう。もしくは、下がり切ったところで買えば、これもその後大きな利益になっていたはずです。

この暴落期間はただ一本調子に下落していたわけではなく、短期的には乱高下をしながら下落していきました。もし短期目線でこの期間にトレードを繰り返していたら、乱高下に巻き込まれて何度も損切りを余儀なくされていたかもしれません。中には強制ロスカットとなって退場してしまった投資家もいることでしょう。

デイトレードという「労働」をしていたのに大損をしてしまう投資家がいる一方で、長期目線でポジションを建てた投資家はほとんど何もせず大きな利益を手にしていた可能性もあるわけです。

特に初心者は長期目線で投資をしたほうが、こうした大暴落などの局面で大やけどをするリスクを軽減できます。


 

3.デイトレードでお金と神経を削られてはいけない

先ほどのリーマンショックの事例は特に顕著ですが、実際にFXトレードをしていると、「あそこで買ってそのままにしておけばもっと利益が大きくなった」と感じるような場面は多いのではないでしょうか。トレード回数を増やしたことで利益を減らしたり、逆に損をしたりすることはよくあります。

デイトレードは1日で完結するトレードのため、先ほどの例のような大きな流れに乗れば利益が伸びるような局面であっても、短期的には値動きの激しい相場で頻繁にトレードをすることになるため、投資家は疲弊してしまいがちです。

これで利益が上がればまだ「労働」の価値はありますが、それで損をしてしまったらお金と神経の両方を削られたことになってしまいます

しかも、損切りが何度も続くと「自分はFXに向いていない」と自信をなくしてしまうことにもつながります。それはFXに向いていないのではなく、本来であれば中上級者がしのぎを削るようなデイトレードの世界に無謀にも飛び込んでしまっただけなのかもしれません。

長期目線の投資では頻繁にトレードをしないため、FXに持っていたイメージとは裏腹に地味に映るかもしれません。しかし、初心者ほど派手さを求めず長期目線で取り組むことをおすすめします。それにより、少なくとも時間と神経をすり減らす生活からは解放されます。
 

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著者プロフィール
鹿子木健(かなこぎ けん)
鹿子木健(かなこぎ けん)

お金を扱う能力を高めるための普遍的な知恵を伝えることをライフワークとして、 2004年から個人投資家として活動。投資分野はFX。不動産、株式、商品CFD、株価指数CFD、保険、暗号資産などの投資も経験した。

代表を務める株式会社メデュは、2020年5月に金融商品取引業(投資助言・代理業)を登録し、現在、「投資助言選択型自動売買ローレバレッジ・フォレックス」や、「鹿子木相場塾」などを展開している。

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