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2026/04/22
Mr.X

その不在通知、本物ですか?SMSに潜む詐欺の手口

#セキュリティ
#パスキー
#詐欺

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新生活のセキュリティ対策
その不在通知は、「今」確認するもの?
4月は、引っ越しや入学、就職、異動などで生活が大きく動く季節です。家具や家電、日用品をネットでまとめて注文し、宅配便の到着を何度も気にしている方も多いでしょう。
そんな時期に届くのが、こんなSMSです。
SMSの例

お荷物をお届けしましたが、不在の為持ち帰りました。配送物は下記よりご確認ください。

荷物が多い時期ほど、人はこの文面に引っ張られます。

何か頼んでいたかも
引っ越し関連の荷物かな
今すぐ確認しないと面倒

この“つい押してしまいそうになる感覚”こそ、犯人が狙っているポイントです。
これはスミッシングと呼ばれる、SMSを使ったフィッシング詐欺の代表的な手口です。見た目はただの不在通知でも、リンクの先には本物そっくりの偽サイトや、不審なアプリのインストール画面が待っていることがあります。

ここで大事なのは、「本物か偽物かを見抜こう」と頑張りすぎないことです。なぜなら、最近の詐欺は文面も画面もかなり巧妙で、忙しいタイミングほど冷静に見分けるのが難しいからです。
だからこそ必要なのは、見分ける力ではなく、押さない習慣です。

SMSはあくまで通知として眺めるだけ。操作や確認は、必ず自分で公式アプリや購入履歴を開いて行う。このルールだけでも、被害はかなり防げます。
この記事では、新生活シーズンに特に増えやすい「宅配・支払い更新系のSMS詐欺」の手口と、スマホを守るための具体策を、初心者向けにわかりやすく解説します。

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1.宅配業者を騙るSMS詐欺

結論

SMSは“通知”として見るだけ。再配達や確認の操作は、必ず公式側から行いましょう。

まず整理しておきたいのが、次の2つの言葉です。

  • フィッシング詐欺:本物そっくりの偽サイトで、ID・パスワード・カード情報などを盗む詐欺
  • スミッシング:そのSMS版。SMSで偽サイトへ誘導する詐欺

メールのフィッシングは以前からよく知られていますが、最近はSMSのほうが危険だと感じる人も少なくありません。理由は単純で、SMSは通知として目に入りやすく、スマホでそのまま反射的に開いてしまいやすいからです。
しかもSMSは、メールより短文で済むぶん、不自然さが目立ちにくいことがあります。忙しい時に届けば、「本物かも」と思ってしまう余地が残りやすいのです。

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手口1:偽の不在通知で焦らせる

犯人は配送業者を装い、「不在」「再配達の手続きが必要」などと書いてリンクを踏ませようとします。リンク先では、会員IDやパスワード、電話番号、クレジットカード情報の入力を求められることがあります。

手口2:偽アプリを入れさせる

特に注意したいのがAndroidです。リンク先で「配送状況確認アプリ」「セキュリティ確認アプリ」などと見せかけ、不正アプリを入れさせる手口があります。

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注意

ここで誤解してはいけないのは、リンクを開いただけで毎回すぐに乗っ取られるわけではないという点です。ただし、次の行動をすると危険度は一気に高まります。

  • 偽サイトでIDやパスワードを入力する
  • カード情報や個人情報を入力する
  • 不審なアプリをインストールする
  • SMS送信や通知閲覧などの権限を許可する
  • 認証コードを入力する

特に不正アプリを入れてしまうと、スマホが自分のために使われるのではなく、詐欺師の道具として使われることがあります。たとえば、あなたの番号から大量の詐欺SMSが送られ、他人を騙すための“踏み台”にされるケースです。つまり、被害は「自分の情報が盗まれる」だけで終わらない可能性があるのです。

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2.「支払いに失敗しました」なぜ引っかかる

結論

「至急」「停止」「期限切れ」と急がせる通知は、定番です。まず疑い、公式で確認しましょう。

3月は、住所変更やカード更新、サブスクの支払いタイミングが重なりやすい時期でもあります。詐欺師は、こうした生活の変化に伴う“うっかり”も狙っています。
たとえば、こんなSMSです。

  • 会費のお支払いに失敗しました
  • お支払い方法の更新が必要です
  • 24時間以内に確認しないと利用停止となります 
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こうした文面を見ると、

住所変更が漏れた?
カードの期限が切れ?
本当に止まるならまずい

と不安になります。しかし、ここで焦ってURLを押すのが一番危険です。リンク先が偽のログイン画面であれば、IDやパスワードをそのまま犯人に渡すことになります。
詐欺の本質は、システムの隙を突くことだけではありません。人の焦りと善意、面倒を避けたい気持ちを突くことです。
だからこそ、「急がせる通知ほど、まず止まる」が重要になります。

3.見分け方より“押さない運用”

結論

SMSのURLは押さない。確認は“自分で開いた公式”だけ。この運用がシンプルで強い。

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対策は複雑である必要はありません。忙しい人ほど迷わないルールを決めておくことが大切です。

NG:危ない行動

SMSのURLを反射的にタップして、そのままログインや情報入力を進めてしまうこと。

OK:安全な行動

SMSは通知として見るだけ。ブックマークや公式アプリからサイトへアクセスすること。 

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対策1:不在通知は、公式アプリか購入履歴で確認

荷物の確認は、配送業者の公式アプリ、または購入したECサイトの購入履歴を、自分で開いて確認してください。本当に不在であれば、そこに配達状況や再配達の案内が表示されます。

対策2:支払いトラブルも公式へアクセスする

「支払い失敗」「更新が必要」と書かれていても、SMS内のURLは使わないことが重要です。いつも使っている公式アプリやブックマーク、検索結果から公式サイトを開いて確認しましょう。

対策3:知らない認証コードは漏えいを疑う

身に覚えのない認証コードが届いた場合、誰かがあなたのアカウントにログインしようとしている可能性があります。コードは絶対に入力せず、まず公式側からパスワード変更や利用履歴の確認を行ってください。

対策4:家族に「SMSのURLは押さない」を共有

詐欺は、自分だけが気を付けていれば十分とは限りません。家族の誰かが被害に遭うと、共通のカード、通販アカウント、電話番号、連絡先が巻き込まれることもあります。新生活のタイミングだからこそ、家族でもルールを共有しておくと安心です。

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まとめ:新生活で必要なのは“急がない”こと

結論:忙しい時期ほど、SMSは無視して公式サイトを確認する。この一手間が、あなたのお金とスマホを守ります。

新生活の時期は、荷物も手続きも増えます。その分だけ、人は「今すぐ処理しなきゃ」と思いやすくなります。でも、詐欺師が欲しいのは、あなたの情報そのもの以上に、あなたの“反射”です。

今日から徹底する3つのルール
  • 不在通知は、公式アプリや購入履歴で確認
  • 支払いトラブルは、公式サイト・公式アプリを開いて確認
  • SMSのリンクは押さない

これを徹底するだけで、新生活の忙しさにつけ込む詐欺はかなり避けやすくなります。便利な時代だからこそ、最後に自分を守るのは、「急がず、公式から確認する」というアナログな習慣です。

不在通知SMS詐欺に関するよくある質問

Q1 本物の配送業者もSMSを送ってきますよね?

A 送ってくることはあります。
だからこそ、「URLは押さない」が有効です。
本物かどうかをSMS上で判断しようとするより、通知だけ確認して、自分で公式アプリや購入履歴を開いてほうが安全です。

Q2 間違ってリンクを開いてしまったらどうすれば?

A 開いただけで直ちに被害が確定するとは限りません。
ただし、その後にID・パスワードやカード情報を入力したり、アプリを入れたりしないことが大切です。不安がある場合は、公式側から履歴確認やパスワード変更を行ってください。

Q3 Androidで偽アプリを入れてしまったかも。

A 通信を切り、アプリと権限を確認し、早めに相談するのが安全です。
見覚えのないアプリは削除し、SMS送信、通知閲覧、アクセシビリティなどの権限が付いていないか確認しましょう。不安が残る場合は、携帯ショップや公式サポートへの相談も検討してください。


 

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著者プロフィール
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飲食から金融まで多彩な現場を渡り歩く、猪突猛進なアイネット証券の社員。データと歴史から知恵を拾い集め、難しい投資話を「面白く、深く」紐解くことをモットーとする。

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