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2017/11/11
資産運用全般

老後資金は3,000万円必要?!どうやってお金を貯める?

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#老後資産

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老後資金は3,000万円必要?!どうやってお金を貯める?

老後なんてまだまだ先と思っていませんか。しかし、「夫婦二人、老後を楽しむためには3,000万円必要」という説もあり、年金などの公的な社会保障に頼れない現在では、できるだけ早い時期から計画的にお金を貯めていくことが求められます。今回は、投資でお金を貯める方法をいくつか見ていきましょう。

「余裕ある老後」には月35万円必要

総務省「家計調査報告」(平成28年)の平均速報によると、60〜69歳の2人世帯の平均支出額は月額27万7,283円、70歳以上の世帯は23万8,650円と報じられています。公的年金の支給額が夫婦二人あわせて約18万円の場合、毎月6〜9万円の貯金を切り崩していく計算になります。さらに、旅行を楽しむ、孫にお小遣いや教育資金の援助をする、といった「余裕ある老後」には月35万円程度が必要といわれています。
夫婦二人が80歳くらいまで生活するには、退職金や年金があっても、3,000万円程度の貯蓄が必要になります。マイホームの取得、子どもの学費、いざというときの医療費なども考慮すると、資産形成は早いうちから始めるに越したことはありません。

節約して「お金を貯める」

資産形成の方法として手っ取り早いのが、「節約してお金を貯める」という方法です。日々の生活支出を見直してムダを省き、貯蓄に回します。もし、勤め先の福利厚生に財形貯蓄制度がある場合は、積極的に活用していくとよいでしょう。給料やボーナスからの天引きで貯蓄できますし、税制面でも優遇が受けられます。残念ながら勤め先にそういった制度がない、もしくは自営業の方は、金融機関の積立預金を利用してもよいでしょう。毎月強制的に貯蓄されるので、「あればあるだけ使ってしまう」というタイプの方にはお勧めです。

家族がいる方は、「万が一の備え」にもなる貯蓄型保険も人気です。ただし、掛け捨てではない貯蓄型の保険は、掛け金が高く、途中解約すると解約返戻金が少なくなってしまう、というデメリットがあることに注意しなければいけません。「保険」と「貯蓄」の両方を目的にできるのが魅力ですが、それだけ毎月の負担は大きくなってしまいます。

資産運用で「お金を増やす」

節約すればお金は貯まりますが、その貯蓄額は「収入として得た金額」を上回ることはありません。また、残念ながら日本は歴史的な超低金利時代になっており、金融機関に預けたところで利息がほとんどつきません。タンス預金とほぼ同じ状態です。

こうした状況のなか資産を増やしたいなら、「お金を貯める」よりも「お金を増やす」方法にシフトしていくほうがよいかもしれません。資産運用に活用できる金融商品は、株式や外国為替証拠金取引(FX)、投資信託などが挙げられます。なかでも、主婦やサラリーマンの方でも始めやすいのがFXです。円高・円安のどちらの局面でも利益を得ることが可能ですし、シストレを利用すれば取引チャンスを逃すこともありません。日中は本業が忙しいサラリーマンの方にも人気です。

老後資金を貯める目的で投資する場合は、大儲けを狙うのではなく、「負けない」コツコツ取引を目指すのが基本です。また、投資の資金は生活資金ではなく、あくまで余剰資金を使うのが鉄則です。資産形成を目指すのに、元本割れを起こしてしまっては元も子もありません。生活資金を投資にまわすと、「負けられない」というプレッシャーから失敗しやすくなることに注意してください。

まとめ:まずは1,000万円、節約だけで本当に貯められる?

漠然と「老後に向けて3,000万円貯めなければ……」と考えていても不安になるだけです。もっと具体的に、目標を立てて考えましょう。例えば、3,000万円の3分の1である1,000万円を、30代からの10年間で貯めるとします。ボーナスを考慮しないでフラットに考えると、1カ月の貯蓄目標額は約10万円。日々の生活で節約できる金額は限られているので、「今の給料だけでは難しい」という方が多いかもしれません。

このような場合、貯蓄だけに頼るのではなく、FXなどの投資で「お金を増やす」という考え方にシフトしていくのも一つの手段です。どんなに節約しても、収入以上の金額を貯蓄することはできません。生活費をゼロにするのも不可能です。この機会にいちど、「本当に節約だけで1,000万円を貯められるのか?」を計算してみるとよいでしょう。

 

参考: