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メキシコペソ円は上がりすぎなのでループイフダンやスワップ投資はやめた方がいい?【スノーキー】
スノーキーこと小手川征也です。
コロナショック時に大きく下落したものの、そこから反転し、昨年からの上昇の勢いには目を見張るものがある通貨ペア、「メキシコペソ円」。
先日のループイフダンセミナーでも、メキシコペソ円に関するご質問を頂戴しました。
おそらく、今のメキシコペソ円の水準にどうすればいいのかと思っている方も多いことでしょう。
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上がりすぎではないのか?と、ループイフダン運用やスワップ投資運用についての私の考えをお伝えします。
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1.メキシコペソ円はループイフダンで人気上位の通貨ペア
メキシコペソ円は、ループイフダンで人気の通貨ペアです。
上のランキングは、期間が2023年7月1日〜2023年9月末時点のものなのですが、「メキシコペソ円B10」が3位にランクインしています。
2.メキシコペソ円の値動きを読むための3つのポイント
メキシコペソ円がこれから先に上がるのか?下がるのか?を考えるときに、3つのポイントがあります。
- 上がりすぎ、買われすぎなのかどうか?(チャート)
- 政策金利
- (米ドル円への)為替介入
これらを押さえておく必要があります。
3.メキシコペソ円の値動きを中長期で確認
メキシコペソ円が上がりすぎなのか?中長期での値動きを知るために、月足チャートを二つご覧いただきます。
まず一つ目のチャートは2016年8月から2023年10月上旬までの期間のもの。
こちらのチャートでは、史上最安値からの反転上昇の勢いがよくわかります。
メキシコペソ円が史上最安値をつけたのは2020年4月のコロナショック時の4.2円台。
その後、じり高傾向でしたが、米ドル円が大きく円安に動いたこともあり、メキシコペソ円は2023年8月には8.7円台まで上昇。
なんと、3年数か月で為替レートが2倍以上になっています。
さすがにコロナショック時の大底では買えないにしても、2023年1月に(ループイフダンではなく裁量取引で)買っていたら、半年後の2023年7月には十分利益が出ていたことを以下の記事でお伝えしました。
リンク ・半年間で口座残高1.5倍以上(含み益込) メキシコペソ円スワップ投資検証 2023年7月【スノーキー】
次が、もう少し期間を長くしたメキシコペソ円月足チャート。
こちらは2008年6月から2023年10月上旬までの期間、約15年強。
前回に高値8.7円をつけたのは2014年11月。
そして直近、8.7円台を付けたのは2023年8月。
9年弱ぶりの高値圏までメキシコペソ円は上昇しているわけです。
これは「上がりすぎ」「買われすぎ」の水準と言ってもいいでしょう。
ということで、上がりすぎなのか?については、答えが出ました。
ただ、2008年8月には11円台をつけていましたので、上昇余地はまだあります。天井かどうかはまだわからないということ。
4.メキシコ中銀の政策金利の推移
次に、メキシコ中銀の政策金利の推移をご覧いただきます。
まずは、画像の上の部分。
メキシコ中銀の政策金利は、コロナショック以前と比べてかなり高い水準です。
画像の下半分では、2023年2月以降の政策金利を掲載していますが、2023年3月に利上げは打ち止めに。
その後の政策金利発表後の声明などでは「長期間現状の政策金利を維持する」可能性が高いことを示唆しています。
最新の経済成長率見通しを発表する場でも、メキシコ中銀総裁は「近い将来に利下げに転じる可能性は低い」という立場を示しています。
すぐに利下げサイクルに入る可能性は低い、ということはわかるのですが「近い将来」が数か月なのか数年なのかは不透明です。
次の画像をご覧ください。
上半分の表は、ループイフダンを提供するアイネット証券さんのメキシコペソ円の買いスワップポイント、10万通貨あたりの金額の推移です。
コロナショック前、1年半前と比較して、その額は3倍にもなっています。
メキシコペソ円が、大きく上昇している要因の一つは高い政策金利です。
もしも、メキシコ中銀が利下げサイクルに入った場合、買われすぎ(上がりすぎ)だったメキシコペソ円は修正される(売られる)可能性があります。
また、政策金利が下がるとメキシコペソ円買いスワップポイントは減額になる可能性があり、為替レートを押し下げる要因となります。
5.米ドル円に為替介入があればメキシコペソ円も連れ安に
メキシコペソ円の今後の値動きに対して不安感を与えているのが「政府・日銀による(米ドル円への)為替介入」。
米ドル円の月足チャートをご覧いただきます。
昨年のことなのでご存じの方も多いかと思いますが、2022年9月・10月に、政府・日銀による為替介入が実施されました。
その際に、3か月ほどかけてメキシコペソ円は1円ほど連れ安となりました。
もしもまた、米ドル円へ為替介入が実施された場合、メキシコペソ円も一緒に下落する可能性は高いです。
なぜ、米ドル円が下落するとメキシコペソ円も影響を受けるのか。
以下の画像をご覧ください。
米ドル円以外の対円通貨ペアである「メキシコペソ円」「ユーロ円」「英ポンド円」などは「クロス円」と呼ばれ、上の図のような計算式で算出されています。
上の図の3例にはありませんが「メキシコペソ円」の場合、「米ドル/メキシコペソ」×「米ドル/円」で算出されています。
ということは、米ドル円が為替介入により大きく下がれば、メキシコペソ円も引きずられるような形で下落する可能性は高いのです。
ただ、対円での下落以上に、対米ドルでメキシコペソが買われれば、メキシコペソ円が上昇を続ける可能性もあることにはありますが。
米ドル円が為替介入で下落すれば、メキシコペソ円も影響を少なからず受けるというのが、ここで伝えたいこと。
6.上がりすぎ局面でのメキシコペソ円スワップ投資
メキシコペソ円が上がりすぎと思われる水準まで上昇している場合のスワップ投資についての考え方。
(すでに買っている・ポジションを持っている場合)メキシコペソ円が反落した場合、どこまで耐えられる買い方をしているのか?
(今からスワップ投資を始める場合)どんな買い方をするのか?です。
「どんな」はメキシコペソ円が下落した場合の強制ロスカットラインなどのリスク&リターンについて、です。
すでにやられている方、これから始められる方、ご自身のメキシコペソ円スワップ投資のやり方(資金や数量)だと、強制ロスカットラインが何円なのかを把握していますか?
メキシコペソ円にこだわらず、買われすぎていない高金利通貨ペア、例えば南アランド円等を狙うのも一つの手です。
ただし、対円通貨ペアは全て米ドル円の影響を受けてしまいます。
7.上がりすぎ局面でのループイフダンでメキシコペソ円
メキシコペソ円が上がりすぎと思われる水準まで上昇している場合のループイフダン運用の考え方。
先日のセミナー序盤、過去のおさらい部分でもお伝えしましたが、ループイフダンでは高値圏では「売り」で挑むのが基本です。
ですが、メキシコペソ円は売りの場合、スワップポイントの支払いの負担がかなり大きいので、普通は買いで挑みます。
高値圏で「買い」の売買システムで運用をする場合は「設定」次第ではアリです。
その際には「強制ロスカットライン」がどこなのか?と「戻ってきそうな為替レート」なのか?が重要。
ただ、高値圏で「買い」で始めて、その後に為替が下落すると含み損が膨らむので、それに耐えるメンタルは必要です。
ループイフダンの含み損の膨らみ方についてはこちらの非売品レポートで書きました。
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8.上がりすぎのメキシコペソ円でのFX・最後に
最後に、今回の記事のまとめです。
- メキシコペソ円スワップ投資やループイフダンをどう運用していくのか?はご自身でご判断ください
- 利下げへシフトチェンジと為替介入のタイミングが被った時が不安
- 要は、買った時の為替レートに戻ってくるのかどうか、
もしくはさらに上昇すると予想しているのかどうか - 他の対円通貨ペアでスワップ投資をしている場合でも、円高トレンドになった時に困るのは同じ
- ループイフダンに関しては対円通貨ペア以外の選択肢が豊富
- 特にループイフダンでの運用に関してはメキシコペソ円・対円通貨ペアにこだわり続ける必要はない
以上です。
ループイフダンの通貨ペア選びに悩んでいて、口座をまだお持ちでない方はスノーキー限定特典のレポート「通貨ペア選び」も是非読んでみてください(*口座開設は最後のバナーから)。
9.アイネット証券ループイフダン・タイアップキャンペーン
ということで、「メキシコペソ円は上がりすぎなのでループイフダンやスワップ投資はやめた方がいい?」については以上です。
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