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トレーダーが良く言う「塩漬け」ってなに?意味合いを解説【ユアFX】
FXや株の取引をしていると、トレーダー達が「塩漬け」と言っている場面に良く出くわしますよね。
「塩漬け?料理?」と投資初心者の人達は疑問に思うことも多いです。
そこで今回は投資業界での「塩漬け」とはどういった状態なのか詳しく解説していきます。
また塩漬けはおすすめ出来ない状態でもあるので、その理由も紹介します。
この記事で分かる事
・塩漬けの意味
・塩漬けがおすすめできない理由
・塩漬けにならない取引方法
1.塩漬けってなに?
塩漬けはFX業界に関わらず、投資業界全般で使われている用語です。
塩漬けは基本的に投資して含み損が大きくなっても、保有し続ける状態です。
現物の株式投資だと、塩漬け状態にしていても配当金や株主優待が貰えるので、わざと塩漬けにしている人も居ます。
しかしFXの場合、含み損が増えるとレバレッジが上がり、最終的にロスカットになる可能性があります。
FXでの塩漬けは資産を破産に導く第一歩になるので、危険な行為です。
2.塩漬けし続けるとどうなる?
「塩漬けし続けると最終的にどうなるの?」と思う人もいますよね。
市場は毎日上下していますし、塩漬けを続けているといつかレートが元に戻ってプラス収支に戻せるのでは?と考える人も居ますが、大間違いです。
FXの場合、塩漬けして含み損が増え続けるとレバレッジが高くなっていきます。
レバレッジは手持ち資金より大きな資金を使って取引できる効果があり、FXでは25倍までかけられます。
しかしレバレッジ25倍以上までレートが動くと、塩漬けしている人達は「ロスカット」を執行されます。
ロスカットは強制決済といって、持っているポジション全て決済されます。
現物株の様に、保有し続けてもロスカットにならない状態ではないので、塩漬けは絶対しないようにしましょう。
3.FXでの塩漬けを回避する方法
塩漬けは資産を全て失う可能性があるので、塩漬けを回避しなければなりません。
しかし塩漬けを回避するといっても、どのタイミングでポジションを手放せばよいのか、又は利益に反転すると判断して待って良いのか、わからないですよね。
塩漬けを回避するには大きく分けて2つのルールを取引ルールに取り入れる必要があります。
・損切り
・利確幅
損切りは、為替レートがどこまで予想外の方向にいったらポジションを手放すか決めることを指します。
損切りは取引において非常に重要な存在であり、損切りが出来ない人はトレーダーとして勝つことは難しいでしょう。
利確幅は、どのくらい利益がでたら決済するか決めることを指します。
よく損切りポジションだけ決めて利確幅を決めない人が居ますが、利確幅を決めておかないと、利益確定だったトレードが損失トレードになってしまう恐れがあります。
また欲を出して失敗してしまうトレードを防ぐこともできるのでおすすめです。
上記のように塩漬けを回避するには、取引ルールを細かく設定して実行する必要があります。
4.逆に塩漬けしても良い商品はある?
FXでの塩漬けは、強い根拠をもった長期投資でない限りおすすめできません。
しかし商品によって塩漬けしても良い場合もあります。
ただし、塩漬けは好ましくない状態なので、特別な理由が無い限り原則損切りをすると考えておきましょう。
現物株式投資や、現物での金投資は塩漬けしていてもレバレッジがかかることが無いので問題ありません。
現物株式の場合、保有している株によっては株主優待や配当金をもらうことが出来るので完全マイナスにはなりません。
よって原則塩漬けはNGだが、現物系の投資は塩漬けする場合もあると覚えておきましょう。
5.塩漬けにならない取引方法
塩漬けを回避する方法を紹介しましたが、取引方法を変えて塩漬けにならない方法もあります。
塩漬けは長期間損失を放置してしまうことなので、中長期トレードをしている人が陥りやすい現象です。
そこで、取引方法を中長期から短期(スキャルピング)に変えると塩漬けにならない取引が可能です。
短期トレードは、数秒から数分間で完結するトレードなので、塩漬けになる前に取引を終わらせることができます。
損切りすることが前提ですが、損切りする幅も狭く1回の取引の損失を抑えられます。
利益幅が小さくなるので、コツコツ利益を積み重ねていくスタイルになりますが、損失を小さくして少しずつ資金を増やせるのでおすすめです。
中長期トレードでどうしても塩漬けしてしまいそうという人は、思い切って取引方法を短期トレードに変換してみましょう。
6.FXでの塩漬け取引は危険!損切りを意識しよう
FXでの塩漬けは現物株式投資より、資産を危険に晒します。
奇跡的に値動きが戻ってプラスになる可能性もありますが、FXで塩漬けをすると入金した金額全てを溶かす恐れがあることを覚えておきましょう。
塩漬けは損切りを徹底することによって回避できます。
スワップ運用を考えている人も塩漬け状態はNGなので、今一度取引ルールを見直してみましょう。
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