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まさかの急激な円安です。すくみ手法はトレンドには弱いため、変化に対応します。【SSS】
ループイフダンの5すくみが円安トレンドに被弾しました。急激なトレンド時にはすくみ手法はとても弱く、含み損が増えていっています。この状況をどのように打破するかを考えてみたいと思います。
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すくみ手法は良くも悪くも両建て手法ですので、一般的な両建ての特性が出てきます。つまり上に上がっても、下に下がっても含み損が増えていく状態ができるということが、まずは見て取れますし、今回の円安も同じ状況になってきています。
この両建ては、FXにおいてはとても良い手法のひとつとなりえるのです。その理由はFXは大局的な視座で見れば、常にレンジ取引となっているためです。FXは株などとは異なり、通貨の価値が一方通行で行き過ぎることはあまりありません。一方通行が無ければ、同じところでくるくる回し続けることで、通貨価値の変遷を取り続けることが可能となります。そのため、FXにおいて、両建て手法は一定の価値を出し続けてきました。すくみ手法もドル円が収束してきた状態の時間の時はとても良い利益がでていました。
ただ10月中旬にきた大きな円安のように、ひとたびトレンドが始まってしまうと、そのトレンドによって、片方の含み損が増大するため、大きな不利益を被ってしまいます。10月中旬の円安はとても鋭く、一気に円安に振れていってしまいましたが、その状態が続くとどんどん新しい売りポジションを持ってしまい、大きな含み損が膨れ上がっていくのです。急激な円安トレンドにはすくみ手法はやはり弱いです。この状態をどうにかケアしたいと思います。
ヘッジポジションを入れるのはありですね。完全に逆に動くのであれば、ヘッジではなく、完全にヘッジが現在のポジション数を上回ってしまってもいいとは思います。
今回の円安がまだまだ続くと思われるのであれば、完全に円売りにシフトしてしまってもいいと思います。これは現状の否定になるので、なかなかやりにくいですが、とりあえず少量の円売りヘッジポジションは、現在の円買いポジションの含み損を減らしてくれることは間違いありません。円買いのポジションを減らせれば、まずは心が安定して、次の流れを考えることができます。ヘッジと損切は実は一緒のことなのですが、ヘッジはそのまま次の利益にしてしまうこともできますし、何よりポジションとして見える化できているので、何をしているかがとてもわかりやすいと感じています。含み損は常に持ち続けるのですが、総資産量を常に把握し続ければ、ヘッジしつつの含み損をもつことが、単純な損切よりとても良いわかりやすい手法となると思います。
しかし今回の円安はそれにしても鋭く、FXとしては難しい日々が続きます。心の安定感は必須ですね。
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また含み損は現時点では切らなくともいいですし、ヘッジを入れるポジションを持つなら、含み損は切ったことと同等の効果を持ちつつ、ヘッジというかたちに向かう姿勢で、気持ちは楽になります。やはり含み損を切り、損失を確定させるのは、気持ちよくありませんよね。損を受け入れるのはとても疲れます。ただ、ヘッジを覚えて、少しだけヘッジを入れていくと、損が安定してきます。なぜならすでに、ヘッジポジションは損切と同等の効果を持っているためです。心の安定感を出せる状態をまずは作りましょう。
ループイフダンを円安ロケットにすることもありです。円安ロケットとは、外貨買い、円売りループイフダンを増やすことです。
例えばこのように、ひたすら円を売り続ける形で、ロケットのように、円を売り、外貨を買い続けるループイフダンB系のシステムを増やしてしまうのもありですね。利益が大きく出る可能性が高まります。
ループイフダン自体を外貨買いに完全に変えてしまうのもありだと思っています。今回の円安はそれほどのスピード感と勢いを持っています。ここから大きく株価が落ちてきて、初めてまた次の考え方を持とうと思いますが、まずは恐ろしいスピードで上がっている状態を一度見極める必要がありますね。月足チャートで各外貨が円安になりそうな状態も見えるため、無理なく円を売り、外貨を買っていく必要があるタイミングだと思っています。ヘッジポジションを持つか、外貨買いループイフダンを仕掛けるか、様々な方法は考えられますが、すごい円安が今後も来そうですので、円安への頭の切り替えが必要になってきたと感じています。
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