山中康司のループイフダン戦略レポート(2024年4月②)
ループイフダン「2024年4月の戦略・月中レビュー」
●現在のポートフォリオ運用について
「移動平均で攻めるループイフダン戦略」
使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。
長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。ポジションを閉じた後の再エントリーの場合もフィルターをかけます。
リスク管理としては、最大ポジション数が全ての通貨ペアで5、損切設定はあり、とします。ひとつの通貨ペアの資金管理として「1か月の最大想定損失額を証拠金の4%(当レポートでは20万円以上)に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」とします。
ポートフォリオ全体の資金管理として「証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超)で、利益が出ているポジションも含め全て成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで想定以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。
●米ドル円
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※赤い線が移動平均線です。
4月15日までのレンジ=150.80〜154.41
4月15日時点の戦略=B100を継続
4月上旬のドル円は3月下旬からの151円台後半の狭いレンジでのもみあいを継続していましたが、強い米国CPIをきっかけに米金利上昇とドル買いの動きが加速することとなりました。3月下旬の三者会合から半月、その間の値動きは約2円50銭と2022年当時と比較してもいつ介入が入ってもおかしくない状況です。また、シカゴ通貨先物の円売りポジションも10年ぶりの高水準となっていて介入が出た場合の投げも大きくなりそうです。ただ、介入が出たらその水準は買いというのも事実でしょう。
ドル円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均約定レート154.448)、640円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。これまでの確定損益は17,785円の利益となりました。
●ユーロ円
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4月15日までのレンジ=162.26〜165.17
4月15日時点の戦略=B100を継続
4月前半のユーロ円は月初はドル円が動かない中でユーロドルの底堅さが買い先行の動きとさせましたが、前日高値を超えられなかったこと、またECBの早期緩和思惑によるユーロ売りの動きがドル買いの動きと重なったことでユーロ円は上値が重たい動きとなりました。直近のドル円での円安の動きもユーロドルでのドル買い・ユーロ売りの動きとで相殺された結果、ユーロ円の買いにはつながりませんでした。
ユーロ円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは2単位(平均約定レート164.365)、3,128円の含み損となっていますが、上昇局面での利食いを待っている状態です。これまでの確定損益は21,755円の利益となりました。
●ポンド円
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4月15日までのレンジ=189.98〜192.93
4月15日時点の戦略=見送り
4月前半のポンド円もユーロ円同様で月初はポンドドルの上昇が、その後はポンドドルでのドル買い・ポンド売りの動きがドル円での円安を相殺する結果となり、どちらかというと高値圏で横ばいの動きとなりました。
ポンド円は運用を見送っていますが、運用するならば現状はB150継続となります。
●豪ドル円
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4月15日までのレンジ=98.25〜100.80
4月15日時点の戦略=B100を継続
4月前半の豪ドル円は月初は他のドルストレート同様に通貨高(ドル安)による上昇をみましたが、その後はドル高再開の動きから豪ドルも下げに転じました。また、豪ドル円は大台100円を見たことで達成感による利食い売りもかなり出ていた様子で、月初の水準に近づいて折り返しです。
豪ドル円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは2単位(平均約定レート99.486)、3,106円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。これまでの確定損益は10,908円の利益となりました。
●ユーロドル
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4月15日までのレンジ=1.0605〜1.0884
4月15日時点の戦略=S100を継続
ユーロドルは月初こそ3月の下げに対する買い戻しが出ていましたが、その後は米金利が上昇する一方でECBの早期利下げ思惑が広がったことで米ドル要因とユーロ要因双方がユーロドルの売りに繋がり、1.06目前の水準まで下げる動きとなりました。ドル円との比較では同レベルで米ドルが強く、米ドルの独り勝ち状態となっています。
ユーロドルはS100で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均約定レート1.06832)、5,371円の含み益となっていますが設定値幅での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は月初のポジション転換による損失があるため、8,857円の損失となりました。
●カナダ円(チャートのみ)
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4月15日時点の戦略=B80を継続
●スイス円(チャートのみ)
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4月15日時点の戦略=S80を継続
●ランド円(チャートのみ)
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4月15日時点の戦略=B50を継続
●トルコリラ円(チャートのみ)
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4月15日時点の戦略=S50を継続
●メキシコペソ円(チャートのみ)
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4月15日時点の戦略=B50を継続
(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。
●NZドルドル(チャートのみ)
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4月15日時点の戦略=S80を継続
●豪ドルNZドル(チャートのみ)
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4月15日時点の戦略=B80を継続
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