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2024/04/02
山中康司

山中康司のループイフダン戦略レポート(2024年4月①)

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ループイフダン「2024年4月の戦略」

●お知らせ

  • 3月23日オンラインセミナーにご参加いただきありがとうございました。次回以降のセミナーにつきましては日程が決まりましたら改めてお知らせ致します。
  • 現在のポートフォリオ運用概要は下記の「現在のポートフォリオ運用について」をご覧ください。現在の戦略についてまとめてありますが、ポンド円についてはセミナーで解説した通り、今は運用見送りとしています。

 

●現在のポートフォリオ運用について

「移動平均で攻めるループイフダン戦略」

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。ポジションを閉じた後の再エントリーの場合もフィルターをかけます。

リスク管理としては、最大ポジション数が全ての通貨ペアで5、損切設定はあり、とします。ひとつの通貨ペアの資金管理として「1か月の最大想定損失額を証拠金の4%(当レポートでは20万円以上)に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」とします。

ポートフォリオ全体の資金管理として「証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超)で、利益が出ているポジションも含め全て成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで想定以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

 

●米ドル円

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※赤い線が移動平均線です。

3月のレンジ=146.47〜151.96

4月の戦略=B100を継続

3月のドル円は月初は日銀会合に向けてマイナス金利解除等、金融政策の変更が行われるとの思惑が強まり円高が先行、一時146.47レベルの安値をつけました。しかし、その後は米国のインフレ指標が予想よりも高かったことから米金利上昇によるドル買い、また春闘での賃上げが想定以上に高かったことも重なり、日銀のマイナス金利解除が確定的となったことで急速に買い戻しが進み、年初来高値の更新につながりました。しかし、当局による三者会談から介入警戒感も高まり、期末に向けては高値圏で膠着する展開となりました。

ドル円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは1単位(平均約定レート151.457)、810円の含み益となっていますが設定値幅での利食いを待っている状態です。3月の確定損益は37,932円の利益となりました。

 

●ユーロ円

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3月のレンジ=160.20〜165.34

4月の戦略=B100を継続

3月のユーロ円は前半はドル円の動きに左右される展開で月初は円高(ユーロ安)、その後円安の動きが強まったことで年初来高値を165.34レベルまで広げる動きとなりました。しかし、日本の当局による三者会談からドル円の上値が抑えられたこと、またECBの早期緩和思惑も影響し、163円台前半へと調整が入っての月末クローズとなりました。

ユーロ円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは2単位(平均約定レート164.365)、8,775円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。3月の確定損益は33,796円の利益となりました。

 

●ポンド円

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3月のレンジ=187.95〜193.53

4月の戦略=様子見

3月のポンド円はユーロ円と同様に月初は円買いの動きから下げたものの、その後の反動も大きく一時193円台半ばまで上昇する動きとなりました。英中銀のMPCでは利上げに賛成票を投じた委員がゼロとなったこと、また日本の当局による三者会談の影響もあり、190円台後半へと水準を下げての引けとなりました。

ポンド円は現在ポートフォリオから外して様子見のスタンスを継続しています。(戦略的にはB150となります。)

 

●豪ドル円

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3月のレンジ=96.89〜100.16

4月の戦略=B100を継続

3月の豪ドル円は月前半はドル円と豪ドル米ドルのドルの強弱がほぼ一致した動きとなったことから若干上値が重たい程度の動きを続けていました。しかし、その後ドル円が急速に買い戻される動きとともに豪ドル円も上昇、一時100円の大台乗せを示現。しかし、達成感が出たことや日本の当局による三者会談もあり、引けは98円台半ばへと押しました。

豪ドル円はB100で運用を継続しています。現時点でのポジションは2単位(平均約定レート99.486)、6,094円の含み損となっていますが、上昇局面での利食いを待っている状態です。3月の確定損益は18,483円の利益となりました。

 

●ユーロドル

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3月のレンジ=1.0767〜1.0980

4月の戦略=S100に転換(3月29日終値で転換)

3月のユーロドルは、月初こそドル安の動きからユーロ買いが先行しましたが、1.10の大台を前にトライしきれなかったこと、またその後は米金利上昇によるドル買い(ユーロ売り)、スイス中銀が利下げに動いたこともあってECBにも早期緩和思惑が広がり、ユーロ売りが強まっての四半期末となりました。

ユーロドルはB100で運用を継続していましたが、3月29日終値でS100に転換しましたので、1日にB100のポジションを全て仕切った上でS100の運用を開始しました。現時点でのポジションは1単位(平均約定レート1.07867)、378円の含み損となっていますが、下降局面での利食いを待っている状態です。なお、ドテンしたポジションの損益は4月にカウントされますので、3月の確定損益は6,828円の損失となります。

 

●カナダ円(チャートのみ)

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4月の戦略=B80を継続

 

●スイス円(チャートのみ)

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4月の戦略=S80を継続(3月29日終値で転換)

 

●ランド円(チャートのみ)

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4月の戦略=B50を継続(3月22日終値で転換)

 

●トルコリラ円(チャートのみ)

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4月の戦略=S50を継続

 

●メキシコペソ円(チャートのみ)

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4月の戦略=B50を継続

(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。

 

●NZドルドル(チャートのみ)

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4月の戦略=S80を継続(3月22日終値で転換)

 

●豪ドルNZドル(チャートのみ)

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4月の戦略=B80を継続(3月22日終値で転換)



 

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【本レポートに関するご注意】

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  • 記述されている意見ならびに予想は分析時点のデータを使ったものであり、予告なしに変更する場合もあります。レポート内のチャートはFibonacci Trader社のテクニカル分析ソフトを承諾を取り使用しています。
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著者プロフィール
山中康司
山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。