お金の勉強サイト 金銭改革 お金の勉強サイト 金銭改革
2023/04/18
シストレ活用事例

山中康司のループイフダン戦略レポート(2023年4月②)

#FX
#テクニカルチャート

yamanakaTOP.jpg



ループイフダン「2023年4月の戦略・月中レビュー」

●お知らせ

    • 現在のポートフォリオ運用概要は「現在のポートフォリオ運用について」をご覧ください。現在の戦略についてまとめてありますが、ポンド円については2月セミナーで解説した通り、今は運用見送りとしています。
    • 2月セミナーも含め、過去に実施したオンラインセミナーは下記URLにてご視聴いただけますので、併せて参考にしていただければ幸いです。
      https://inet-sec.co.jp/seminar/onlineseminar/#yamanaka

●現在のポートフォリオ運用について

「移動平均で攻めるループイフダン戦略」

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。また紫の四角で1か月を囲み、各月の値動きもわかりやすくしてあります。

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。ポジションを閉じた後の再エントリーの場合もフィルターをかけます。

リスク管理としては、最大ポジション数が全ての通貨ペアで5、損切設定はあり、とします。ひとつの通貨ペアの資金管理として「1か月の最大想定損失額を証拠金の4%(当レポートでは20万円以上)に到達した通貨ペアに関しては、いったん全てのポジションを仕切った上で月末まで運用見送り」とします。

ポートフォリオ全体の資金管理として「証拠金の6%を超える損失(当レポートでは30万円超)で、利益が出ているポジションも含め全て成り行き決済とし、その場合は月末まで一切ポジションを持ちません。これは、複数通貨ペアで想定以上の損失が出ることが無いようにするためのセーフネットです。

●米ドル円

ドル円.png

【↑画像をクリックすると拡大します】

※赤い線が移動平均線です。

4月15日までのレンジ=130.64〜134.04

4月15日時点の戦略=S100を継続

4月前半のドル円は、月初こそ弱い雇用関連の数字が続きドル売りからスタートしたものの米国雇用統計は予想よりも強く反転上昇のきっかけとなりました。その後、弱いCPI、PPIと続いたものの押し目を作る程度となり、14日のウォラーFRB理事のタカ派な発言でドル一段高となりました。週末終値で移動平均線を上抜いていますので、今週末の引けも上回るようであればB100へ転換することとなります。

ドル円は「S100」で運用を継続しています。現時点でのポジションは4単位(平均コスト132.845)、34,142円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は9,430円の利益となりました。

●ユーロ円

ユーロ円.png

【↑画像をクリックすると拡大します】

4月15日までのレンジ=142.54〜147.15

4月15日時点の戦略=B100に転換

4月前半のユーロ円は月初こそドル円とともに下げが先行したものの、米国雇用統計以降はドル円が押し目を挟みながら上昇を続ける中で、ユーロドルがテクニカルに年初来高値を更新する動きも重なってユーロ円も年初来高値を更新し、大幅高の動きとなりました。ユーロ円はS100で運用を継続していましたが、4月7日終値で2週連続で週末終値が移動平均線を上回りましたので、週明け10日にB100に転換しました。

ユーロ円は「B100」に転換して運用しています。現時点でのポジションは1単位(平均コスト146.783)、115円の含み益となっていますが設定値幅での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は6,323円の利益となりました。

●ポンド円

ポンド円.png

【↑画像をクリックすると拡大します】

4月15日までのレンジ=162.76〜166.82

4月15日時点の戦略=見送り

4月前半のポンド円は、月初はドル円の下げ、雇用統計以降はドル円の上げとともに上昇という動きになってはいますが、ユーロドルとポンドドルの動きの違いからユーロ円が大幅高となった動きに対して、ポンド円は年初来高値こそ更新したものの高値圏でのもみあいとなっています。

ポンド円は運用を見送っていますが、直近ではようやく移動平均線の上側での動きとなってきたため、運用するならばB150ということになります。ただ、長期的に見てポンド円と現在の運用手法の相性が良く無いため、当面は運用見送りのスタンスを継続します。

●豪ドル円

豪ドル円.png

【↑画像をクリックすると拡大します】

4月15日までのレンジ=87.58〜90.16

4月15日時点の戦略=S100を継続

4月前半の豪ドル円もドル円同様に月初は下げ、その後は上昇という動きを辿りました。しかし、各対円チャートを見るとわかるように、ユーロ円(ドル円×ユーロドル)が最強、そしてドル円、ポンド円と豪ドル円は対ドルでの動きが相殺することで上がったものの上がり切らずという動きとなっていました。また豪ドル円に関してはいまだ移動平均線よりも下で推移していることから長期的にも弱い地合いにあることがわかります。

豪ドル円はS100で継続運用しています。現時点でのポジションは3単位(平均コスト88.811)、19,743円の含み損となっていますが下降局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は9,680円の利益となりました。

●ユーロドル

ユーロドル.png

【↑画像をクリックすると拡大します】

4月15日までのレンジ=1.0787〜1.1075

4月15日時点の戦略=B100を継続

ユーロドルは第1週はドルの動きからユーロドルは買いでスタートした後に雇用統計で押す動きとなりましたが、その後はECB関係者のタカ派な発言、テクニカルに1.10の大台を試しやすい流れとなっていたことから、年初来高値を更新し1.1075まで上値を切り上げました。

ユーロドルは「B100」で運用を継続しています。現時点でのポジションは2単位(平均コスト1.09951)、10,768円の含み損となっていますが上昇局面での利食いを待っている状態です。ここまでの確定損益は16,401円の利益となりました。

●カナダ円(チャートのみ)

カナダ円.png

【↑画像をクリックすると拡大します】

4月15日時点の戦略=S80を継続もB80への転換の可能性あり

●スイス円(チャートのみ)

スイス円.png

【↑画像をクリックすると拡大します】

4月15日時点の戦略=B80を継続

●ランド円(チャートのみ)

ランド円.png

【↑画像をクリックすると拡大します】

4月15日時点の戦略=S50を継続

●トルコリラ円(チャートのみ)

リラ円.png

【↑画像をクリックすると拡大します】

4月15日時点の戦略=S50を継続

●メキシコペソ円(チャートのみ)

ペソ円.png

【↑画像をクリックすると拡大します】

4月15日時点の戦略=B50を継続

(注)メキシコペソ円はデータ配信元の仕様でバーチャート表示となっていますが、移動平均線の計算には影響しません。

●NZドルドル(チャートのみ)

NZドルドル.png

【↑画像をクリックすると拡大します】

4月15日時点の戦略=S80を継続

●豪ドルNZドル(チャートのみ)

豪ドルNZドル.png

【↑画像をクリックすると拡大します】

4月15日時点の戦略=S80を継続もB80への転換の可能性あり



山中さん前.png

山中さん次.png

著者の他の記事も読んでみよう

山中康司.png



【本レポートに関するご注意】

  • アセンダントが提供する本レポートは一般に公開されている情報に基づいて記述されておりますが、その内容の正確さや完全さを保証するものではありません。使用されている為替レートは実際の取引レートを提示しているものでもありません。
  • 記述されている意見ならびに予想は分析時点のデータを使ったものであり、予告なしに変更する場合もあります。レポート内のチャートはFibonacci Trader社のテクニカル分析ソフトを承諾を取り使用しています。
  • 本レポートはあくまでも参考情報であり、アセンダントおよび株式会社アイネット証券は、為替やいかなる金融商品の売買を勧めるものではありません。取引を行う際はリスクを熟知した上、完全なる自己責任において行ってください。
  • アセンダントおよび株式会社アイネット証券は、本レポートの利用あるいは取引により生ずるいかなる損害の責任を負うものではありません。
  • アセンダントおよび株式会社アイネット証券の許可無く当レポートの全部もしくは一部の転送、複製、転用、検索可能システムへの保存はご遠慮ください。