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今年もFXトレードお疲れ様でした!【西本豪】
皆様、今年1年間、私のトレード談話にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
今年は、皆様にとって有意義な1年になりましたでしょうか?
今回は、2022年最後のご寄稿と言うことで、簡単に今年のまとめについてお話しさせていただきたいと思います。
1.変・忘・向の日々
1年の相場展開を振り返ってみれば一方的な円安展開に始まり、年末にかけて円高に振れるという「ロンガートレーダーの多くが圧勝した」という年になりました。
そうした一方通行の相場展開の中ではありましたが、様々な材料を振り返ってみると、実は、その中身は大変なものだったように感じます。
■世界に起きた変化と対応
例えば、コロナのパンデミックの終焉を受けて、それまでの生活環境から大きくかけ離れて、コロナ以前の生活環境を取り戻しはじめた一方で、コロナ禍での生活は終わり、新しいニューノーマルの生活に向き合うことになりました。
また、大きな戦争とは縁のない世界に暮らしていた日々は終わりを告げ、過去の暮らしや相場の常識を外れ、「平和とは何か?」という課題と再度向き合う必要がある世界になりました。
他にも米テック系企業を中心に従業員の雇用に全力を注いでいた時代は終わり、今では解雇へと舵を切り始めることになり、トレーダーは新しい雇用状況と向き合った相場展開を意識する必要が生まれてきました。
正直、過去の常識を捨て去り、新しい常識に合わせていくような相場展開はこれまでに何度もありましたが、ここまでの短期間の間に大規模な出来事が立て続けに起きた1年は記憶にありません。
■忘れて新しいモノに向き合うこと
そうした中で、変化のために必要な時間はドンドンと短くなっていき、過去のイメージを残したままトレードをすると苦労する展開が頻発するようになりました。
そのため、振り返ってみると、変化の目まぐるしい世界において、1年間トレーダーとして生き残れた人は、おそらく変化に対して柔軟に対応できた人だけだったのではないでしょうか?
しかしながら、その変化も人間が単純についていける速度の限界付近になってきているため、来年以降は移り変わりの激しいマーケットに対して、「対応することが果たして正しいのか?」という疑問が浮かんいます。
2.2023年のトレードとは?
さて、前置きが長くなってしまいましたが、2023年のトレードは、一体どのようなものになるのかと言う話を最後にさせていただきたいと思います。
こちらは個人的な意見にはなりますが、来年度以降は『最先端を走ろうとする人たちの意見』が無数に散乱し、「誰が指導権を取るのか?」という争いに参加しないことが『吉』となると考えております。
つまり、少し長めな時間軸にて相場を見ることで、短期の上や下の争いには巻き込まれることなく、経済指標などの明らかなデータに従ったトレードをすることが生き残りの手掛かりになるという意見です。
いわゆる、「頭と尻尾はくれてやれ!」という原点回帰になってはしまうと思うのですが、加速したマーケット展開に対応する方法として、『あえて対応しないことで対応すること』以外に方法は無いのではないか?と考えております。
3.まとめ
最後に今年1年間、本当にありがとうございました。
正直、あまりの忙しさに何度も何度も書くのをやめようと思いましたが、「1度始めたことをやめる!」と言うのはトレーダーとしても失格だろうと考え、何とか最後まで乗り切ることができました。
来年も頑張って記載させていただきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
そして繰り返しになりますが、今年1年間本当にありがとうございました。
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