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2023/08/16
西本豪

FXでメンタル崩壊に打ち勝つための3箇条とは?【西本豪】

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FXでメンタル崩壊に打ち勝つための3箇条とは?

FXを始めたばかりの初心者の皆様にとって、とりあえずの取引方法を覚えたり、チャート分析の方法を覚えることより最も大切な事は『メンタル崩壊を防ぐこと』だったりいたします。

そこでここではFX初心者の皆様に強い精神力を身に付けていただくために、FXでトレードを続けても『メンタル崩壊に陥らない方法』についてご紹介させていただきたいと思います。



 

1.FXはメンタル崩壊との戦い?

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そもそもトレード経験の浅い投資家の方々からすると、「FXでメンタル崩壊するの?」という疑問を持っていらっしゃる方も少なくないのではないでしょうか?

そこで最初に、FXとメンタル崩壊についての切っても切れないお話からさせていただければと思います。

■投資とメンタル崩壊の関係とは?

FXを始めて頂けると分かるのですが、取引を行った直後から、目まぐるしい早さで値動きが起こり、自分の所持金が大きく上下する様子を目の当たりにします。

そして、その上下する所持金を眺めていると、人によっては気分が悪くなってしまったりする人や、体が動かなくなってしまう人もいらっしゃいます。

と言うのも、投資の世界は他の世界とは違って、自分が汗水垂らして働いて得たお金が、一瞬にして2〜3倍になったりすることもあれば、一気に0円になってしまうこともあるためです。

こうして偉そうにFXについて寄稿している私、西本自身も、投資を始めた頃は『ポジションを持ったままの状況では眠れない』という精神状態になり、何年もの間、相場の動いている平日は『1日1時間睡眠を3回とる生活を続けた・・』と言う過去もあります。

個人的に他の人よりもメンタルはかなり強い方だと思っていましたが、投資の世界におけるメンタル・ダメージは、例えば、失恋や人間関係の失敗などによるメンタル・ダメージとは違い、結果が数字として現れてしまいます。

特に、自分の中で大金を動かしている感覚がある時のメンタル・ダメージは、取引終了後、その取引で勝っても負けても、しばらく思考回路がストップしてしまうレベルで、食事はおろか水分も喉を通らなくなることもありました。

また、今だと考えられないことですが、マウスも力強く握っているせいか、手の汗による影響なのか分かりませんが、半年に1回は新調しなくてはいけないような状況でした。

それほど、投資と言うものはメンタルとの関係、メンタルに与える影響が非常に大きなものになっていると、お考えいただければと思います。



 

2.メンタル的に負けるトレーダー

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メンタルに対して大きな影響与えるFXと言う投資の世界に関してですが、実は、FX初心者の中にはトレードや相場分析による勝ち負けでは無く、メンタル的に負けてしまう方も少なくありません。

■メンタル的に負けるトレード!

先にお話しさせていただいた様に、トレーダーによっては当時の私のように取引中に全く眠れなくなってしまう方もいらっしゃいます。

それは、『トレードが投資家に対して大きなストレスをかけているから』なのですが、このストレスによる大きな重圧に押されて負けトレードを行ってしまうことがあります。

例えば、目の前で大きく上下する投資金額に怖くなり、事前に設定しておいた損切りラインや利益確定ラインまで我慢することが出来ずに決済取引ボタンを押してしまうかたは、かなりの数いらっしゃいます。

そして、取引が確定した後でホッと一息が付ける一方で、相場は決済取引をしてしまったことを嘲笑うかのようにして動き、結果、大きな利益を取り逃がしてしまうということに気づかされることもあります。

これは正に『メンタルの弱さがトレードにマイナスに働いてしまった瞬間』となります。

■メンタルの弱さが言い訳を作る!

他にも「これだけ利益が出たんだから利益確定をしても良いだろう!」と言うのも問題だったりします。

投資の世界と言うのは「取れる時は取れる分だけ根こそぎ取っていく!」というのが基本の世界となっており、それは逆に言うと『取られてしまう時があるから』だったりします。

つまり、誰かから取られてしまうときに備えて、取れるときには確実に取っておかなくてはいけない訳です。

そんな弱肉強食の世界であることは重々承知の上なのにも関わらず、取引におけるストレスに耐えかねて、自分自身で取れるはずの利益にセーブをかけてしまった経験をしたことありませんでしょうか?

特に、そうした時には頭の中で「○○だから良い!」や「××しなかったから良かった!」と、取引のストレスから逃げた自分に対して『言い訳』をしてしまうことも珍しくありません。

こうしたストレスから言い訳で逃げる精神状態になってしまうと、所謂、損小利大の真逆となる損大利小となる『コツコツドカン』と呼ばれるトレードから離れられなくなってしまうので、心当たりがある方は本当に注意が必要です。



 

3.メンタル崩壊を防ぐ3箇条!

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さて、FXにおけるメンタルの大切さについて知っていただけたところで、それでは投資によるメンタル崩壊を防ぐためには一体どのようにすれば良いのでしょうか?

それには3つ方法がありますので、それではいよいよ『メンタル崩壊を防ぐ3箇条』についてご紹介させていただきたいと思います。

■取引ルールは変えない!

まず1番最初に重要なのは『取引をする前に設定した利益確定ラインと損失確定ラインを変更しない』という方法です。

当然のことのように思われる方もいらっしゃると思いますが、ほとんどの初心者トレーダーはこの基礎的なことができていません。

『裁量トレーダー』という耳障りの良い言葉の元、『取引ルールの途中変更を良し』としている方は、「ここで切ろうか?」「いや、もう少し損切りは待とう!」などと精神がぐらつき、値動きを見ているだけで消耗し、メンタルがやられてしまいやすい環境となっています。

しかしながら、そうした背景は知っていても、どうしてもトレード途中でのプラン変更に対して「気づけばやってしまう・・」という方も中にはいらっしゃいます。

そうした方は、トレード前に時間的な制限を加えて、例えば、『15分経っても利益確定ラインに到達しないのであれば利益確定して考え直す』という風なマイルールを作っておくと良いです。

それだけで、精神的にかなり楽になれるかと思います。

■取引金額を下げてみる!

次の方法として、取引金額を一時的に下げてみると言う手も、メンタル崩壊を防ぐ方法としてかなり有効です。

メンタル崩壊が起きるのは、目の前で変動している金額が自分の許容量を超えているためです。

そこで、一時的に取引金額を落としてみると、一気に精神的に楽になることを感じられるはずです。

しかしながら、ストレスの全く無いような金額で取引をしていても、いつまでたっても自分自身の精神力は育ちませんし、思うような利益を出す事もできません。

そこで、全ての取引を同じ取引金額で行うのでは無く、自信がある相場展開の時にのみ金額を大きくするなどと工夫をすることにより、トレードにおける金額的なストレスと追求する利益のコントロールが出来るようになり、メンタル的にもかなり良いトレードが出来るようになります。

■メンタルを鍛える!

そして最後は単純ですがトレードにおけるメンタル・ダメージに耐えられるように、メンタルを鍛えるという方法です。

トレードにおけるメンタルトレーニング方法と言うのは色々あるのですが、私が個人的に最もオススメする方法と言うのは、ストレス領域とリラックス領域を移動しながらトレードをすると言う方法です。

投資におけるメンタルと言うのは、自分自身にメンタル的負荷がかかっていない状況では全くもって育つ事はありません。

そこで、自分にとって許容できる範囲のギリギリの金額で取引を行った後は、先に紹介したように取引時間に制約を加えて短くしたり、取引金額を少なくしたりして精神的に負荷の少ない状況で取引をします。

そして一定時間が経過したら、取引金額を上げたり、取引時間を伸ばすなどして自分自身をストレス環境に置き、メンタルを磨いていきます。

この繰り返しを行なっていると、気がつけば自分自身のメンタルが想像以上に育っていることに気づくはずです。

特に、チャートの値動きを見るだけで緊張してしまうような方にも、メンタルを鍛える方法としてオススメな方法なので、是非、実践されてみてください。



 

4.まとめ

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今回はFX投資とメンタル崩壊について詳しくご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

一般的に投資に対するテクニックや手法というものばかりが世に出回っていますが、こうした取引の根本的な部分となるメンタルの重要性について記載されたものは非常に少ないです。

特にメンタルの鍛え方について言及しているものは、おそらく無いと思います。

もしよろしければ、皆様のメンタルが安定して、取引に対してのストレスを少しでも小さくするための参考材料にしていただければと思います。

そして、アイネット証券さんがご提供されていらっしゃるループイフダンなどのシステムトレードに関しても、精神的に不可の少ない取引方法となりますので、気になる方はご覧になって頂ければと思います。

今回も西本の長いお話に最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。

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著者プロフィール
西本豪
西本豪

起業家/投資家。オーストラリア大手通信事業でのセールス時代にリーマンショックを経験。 『汗水流した給与も為替の影響で一瞬で半額になること』を知り、学生時代から始めたFXの世界へ本格参戦。 短期売買でエントリーしたポジションをスイングや長期ホールド型に伸ばすトレードを得意としています。 27歳でカナダで留学生向けのサービス会社を設立。 現在は、株式会社Childishの代表取締役としてココア留学・人材育成事業・IT広告事業・海外永住権・音楽家のサポート事業などを兼任しながら、投資家としても活動するマルチタスカー。