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2021/07/29
シストレ活用事例

大きな含み損は大きな利益のもとです。ループイフダン5すくみであれば含み損を増やしつつ、利益を増やせます。【SSS】

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ループイフダンの片方に動き続けるシステムを上手く利用し円安、円高など変わりゆく為替に対応するために知恵をつくりました。

このシストレちゃんねるを運営するアイネット証券ループイフダンはFXの自動売買です。このループイフダンはFXの自動売買ですが途中で自動的には止まることができないシステムです。途中で人力で止めることはできますので、ある程度は動かしたり、止めたりの制御できますが、せっかく自動売買をしかけているのに途中で止めるのは面倒でもあります。

ループイフダンの自動売買は、例えばループイフダンB100 (USD/JPY) であれば円安になり続ければ、ずっと利益が出ます。このようにループイフダンは常に同じ方向に動き続けるため、しかけたシステムからの円高や円安など片方に進むと利益が出続けますが、逆の方では含み損が増えていきます。これをなんとか常に利益を出すために、検討を進めたのが、ループイフダン5すくみというシステムとなります。

ループイフダンは様々な通貨ペアを持っています。その中の通貨である、米ドル、ユーロ、円、豪ドル、NZドルをお互いにぐるっと回るように、買うことが可能です。これを「すくみ手法」と呼んで動かし続けています。この形は、じゃんけんのぐー、ちょき、ぱーににているので、「すくみ」と呼んでおり、5つの通貨ペアを介しますので、5すくみと命名しています。

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すなわち、ドルでユーロを買い、ユーロで円を買い、円で豪ドルを買い、豪ドルでNZドルを買い、NZドルでドルを買うことで、すべての通貨を絡めた形で、ドルでドルを買う形に戻ってくることができます。これは大きな意味での両建てをしており、ドルを売って、ドルを買い戻しています。

このようにすくみの関係で通貨ペアをぐるぐる回していくと、お互いがお互いの値段に干渉し続けるため、ある一定の通貨が常に弱くなるということが、理論上は起きにくくなるはずです。片方が引っ張られると、片方が引っ張られ、その結果、通貨の値動きが一定の範囲で回り続けられやすいのではと思いました。
この手法を上手く使っていけば、円高でも、円安でもどちらでも利益がでるような、放っておけるシステムができるのではと思います。



5すくみを使っていくと、含み損が増えますが、円高や円安からはある程度免れます。ただ大きく含み損が増える時期もあります。

この形なら、円安や円高など為替の方向を、それほど気にせずに、大きな利益がでます。例えば、円が安くなっていくときにも、豪ドル/NZドルは気にせず淡々と利益を上げ続けますし、豪ドルドルも同じようにうごきます。この流れが含み損をある程度一定にしてくれるため、綺麗な含み損の量を保ちながら大きな利益をとることができると思っています。

この手法は、為替チャートがレンジの場合にはお互いが一定の範囲で動き続けるため、含み損が増えずとても上手くいくのですが、トレンドが出てくると、一気に含み損が増えます。ただ、今回の円安からの円高の状況を見ていても思うのが、やはり為替はレンジで推移することが多いということです。アイネット証券のループイフダン5すくみの結果の検証をずっと続けていますが、結局含み損が増えても、戻ってくるので、やはり為替は大枠でレンジなのだと思っています。

ループイフダンを見続けていると、為替を映し出す鏡を見ている気分になりますね。

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この図は130週分のループイフダン5すくみの仕掛けの結果ですが、淡々と利益は積みあがり続けています。また含み損は増えたり、減ったりすることで、実質の損益は増えたり、減ったりを繰り返ししていますが、結局は戻ってきており、ある程度利益が出続ける状態が今後は続くでしょう。ただやはり、ある程度大きな含み損が増え続けるタイミングは間違いなくあるようで、コロナショックの後は、かなり含み損が増えています。ただ、この含み損は大きな次の利益の元となっています。





ここからは含み損が利益となっていくでしょう。円高にいつ戻っていくかでその時期は変わりますが。含み損は明日の利益となります。明日の利益はもともと含み損が持ってきます。

現在は間違いなく含み損が増えている時期です。少し、円安、ドル安が行き過ぎています。ただ逆に言えば、大きく含み損が増えたということは、逆に動けば、大きな利益がでるということです。このあと大きく円高、ドル高に戻っていくことが出来れば、含み損は素晴らしい利益となっていきます。この含み損は増えれば増えるほど大変なダメージとなりますが、少しづつ積みあがる利益は間違いなくその含み損に耐えうる証拠金に変化していきます。この流れさえできてしまえば、ある程度の含み損は間違いなく耐えつつ、大きな利益を出せる円高を待ち続けることが可能となります。現在も同じような印象で、大きな円高を待っている状態ですが、すでに実質損益はほぼ0まで来ています。ここから円高がすすめば、とても大きな利益がでるでしょう。円高、ドル高はいつ起きるかわかりませんが、その間も豪ドルNZドルがしっかりとした利益を出し続けています。このように安定的に利益を積み上げながら、含み損=つまり明日の利益を積み上げていくことが可能ですので、ここからは一気に円高、ドル高がくれば、最高の状態に入ります。後は待ちですね。





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SSS
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大変運が良いため人生楽しく過ごしています。変動と金利と消費効率の最大化が大好きです。主にシステムトレードで両建てと独自の「3〜すくみ」の考えを使い、安定的に為替差益を取りながら運用しています。加えて株、仮想通貨、不動産など他の投資も比較しつつ資産形成を行っており、SSSの世界観というブログにまとめています。