初心者にありがちなFXの失敗集|やってはいけないこととは?【お金マン】
老後2000万円問題をはじめ、今の給料ではなかなか資産形成ができないと考え、FXにチャレンジして資産形成を考えている方もいると思います。
ところが、FXをはじめると勉強することが多かったり、なかなか利益が出せなかったり、悩むことも多くあります。
特にFX初心者の方は、こうした悩みが多いのではないでしょうか?
今回の記事では、FX初心者にありがちな失敗例を紹介していきたいと思います。
この記事を読めば、FX経験者が犯してきたミスや失敗を学ぶことができ、失敗を避けることができるようになります。
資産を作るために始めたFXで失敗をし続けないように、この記事を見て学ぶだけでなく、日々のトレードに活かすようにしましょう。
初心者によくある失敗①トレード計画がない・なんとなくで取引
1つ目に、トレード計画がないことをあげます。
なぜトレード計画がないと失敗してしまうのかというと、「どういったタイミングでエントリーして、どんなタイミングを出口にするか」がないままトレードをしてしまうと、根拠のないままのトレードになってしまうからです。
そうなると、何となくトレードすることになり、ほとんどギャンブルをしているのと変わらなくなってしまいます。
一過性で勝てるときもありますが、根拠のないトレードをしていると自分の勝ちパターンや失敗パターンを理解することができなくなります。
長期的には損失を拡大させるパターンなので、トレード計画を持つようにしましょう。
初心者によくある失敗②メンタルコントロールが不十分
トレードにおいて大切なのは、利益が出たときよりもむしろ負けた・損失を出したときです。
損失を出してしまった時に、いかに熱くならずに冷静さを保てるか、が長期的に利益を出すうえで重要になります。
負けた時に熱くなってしまうと、出してしまった損失をすぐに取り戻したい!という欲に駆られて、無謀なトレードをしかけてしまい、さらに損失を拡大してしまいます。
これをトレード業界では「ポジポジ病」と表現したりします。
そうならないためにも、負けた時にこそメンタルをコントロールし、冷静さを保てるようにしましょう。
もし冷静さが取り戻せないのであれば、取引画面を数日閉じてその間は一切見ない、などのルールを設定しましょう。
初心者によくある失敗③利益確定・損切ルールを設定していない・設定しても無視している
トレード計画にもつながりますが、トレードをする際に、出口戦略を意識できていない人は継続して利益を出すことは難しいです。
いくらになったら利益を確定するか、いくらになったら損失を確定するか、この基準を明確にしないと、特に負けている時に取返しがつかなくなります。
損切については、例えば下記の図のように考えます。
買いでエントリーしたと仮定すると、エントリーしたタイミングで、「逆方向に動くとしたら、どこまで行きそうか」を想定します。
想定した価格を損切ラインととらえ、損切ラインに到達したらすぐに反対決済するようにしましょう。
初心者によくある失敗④経済ニュースを理解していない
マーケットニュースを理解していない点も、FX初心者によくある失敗です。
為替相場は経済ニュースに大きく影響されます。
経済ニュースを理解していないと、何故為替相場がこの方向に動いているのか、わからなくなります。
すべての経済ニュースや経済指標を理解するのは難しいので、重要度の高いものだけでも理解するようにしましょう。
例えば、毎月第一金曜日に発表される米国雇用統計は、為替相場を大きく動かすニュースです。
こちらの図は、2020年11月の米国雇用統計が発表された際のドル円相場の動きです。
この時は、市場予想よりも発表された数値が良い内容だったので、ドルが買われています。
これを理解した上でトレードを仕掛けることが出来れば、勝率が安定してきます。
為替に対する影響度の大きいニュースや指標については必ず押さえるようにしましょう。
初心者によくある失敗⑤通貨の特性を知らない
通貨の特性を知らないで取引をしていると、失敗につながる可能性が高くなります。
例えば同じ先進国通貨と呼ばれているものでも、米ドルと英ポンドとは通貨の性質が変わります。
米ドルは世界で最も流通量の多い通貨なので値動きは比較的安定していますが、英ポンドは先進国通貨の中でも値動きの荒い通貨です。
こうした特性を理解せずにトレードをしてしまうのはリスクが大きい行為なので、通貨の特性を学んでから投資するようにしましょう。
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初心者によくある失敗⑥スワップポイント狙いで塩漬け
スワップポイント狙いで投資をするのも、リスクが高い行為です。
スワップポイントはいわゆる金利のことを指しますが、高金利通貨と呼ばれる通貨は新興国通貨が多く、新興国通貨は値動きが非常に荒いです。
特に最近では、新興国通貨は下火になっているため、スワップポイント狙いでトレードしたとしても、値下がり幅の方が大きくなってしまい、為替差損が発生する可能性が高いです。
スワップポイント狙いでトレードし、損失が出ても塩漬けのまま置いておくのはリスキーな行為なので、初心者のうちは控えた方が無難です。
初心者によくある失敗⑦テクニカル分析を過信する
トレードを優位にすすめるためにテクニカル分析をする方がいます。
テクニカル分析自体は、勝率を安定させるのにとても使えるのでいいのですが、問題はテクニカル分析の結果を盲信してしまうことです。
相場は生き物なので、テクニカル分析の指標通りに行かないことも多々あります。
「ダマシ」という、テクニカル分析の結果の反対に相場が動く事象があります。
例えばこのチャートの例で行くと、下の赤丸の部分が売りエントリーのサインだったのですが、サイン通りに売りでエントリーすると、直後に価格が反発上昇してしまい、損失になってしまいます。
こうしたダマシを防ぐには、1つの分析手法に頼るのではなく複数のサインを確認した上で、明確な根拠があるかどうか、を意識すると、ダマシを回避しやすくなります。
初心者によくある失敗⑧レバレッジをかけすぎる
FXではレバレッジ(倍率)をかけてトレードすることができますが、レバレッジをかければかけるほど、利益も損失も大きくなります。
つまり、1回あたりのトレードのリスクが高くなります。
初心者のうちは、どうやったら利益が出るのか、損失を限定できるのか、自分なりの方法論がまとまっていないことが多いです。
その状況のなかでレバレッジを高く設定するのは無謀です。
レバレッジはできるだけ低く設定して取引しましょう。
初心者によくある失敗⑨相場がこうなってほしいという「願望」によるトレード
相場の動きがこうなってほしいという「願望」のもと、トレードをする方が初心者の方にはいます。
しかしこのやり方では、決して利益を出し続けることはできません。
「こうなってほしい」というのはあくまでもあなたの願望であり、それが相場に影響することはありません。
目の前のチャート・為替動向を事実としてとらえ、チャート、テクニカル分析、経済ニュースなどあらゆる視点から相場を分析することが大切です。
「願望」でトレードしていても、ビギナーズラックで勝てることもあるかもしれませんが、長期的には負ける可能性が高いです。
初心者によくある失敗⑩1回のトレードにかける金額が大きい
1回のトレードにかける金額が大きいのもよくある失敗です。
証拠金としてFX口座に入金しますが、入金額の全額をつかって取引などをしてしまってはいませんか?
これをやってしまうと、負けこんでしまうと、貴重な資金があっというまに溶けていってしまいます。
1回のトレードにかけてもいい金額は、口座のお金の10%程度から多くても20%までにしましょう。
そして、このルールは絶対に守るようにしましょう。
そうでないと、資金コントロールがきかなくなり、悲惨な目にあってしまう可能性があります。
まとめ
今回の記事では、FX初心者によくある失敗例を紹介していきました。
大きく分けると、
- 資金管理(レバレッジ、1回あたりのトレード金額、など)
- メンタルコントロール(損切ルール・熱くならない、など)
- 知識(テクニカル分析、経済ニュースなど)
の不足が、初心者の方の失敗としてよくあるものです。
FXで継続して勝ち続けることはとても難しいですが、上記の観点を守れば大きく失敗する可能性は少なくなります。
ぜひこの記事で紹介した内容を理解していただき、日々のトレードに活かしてもらえればと思います。
参考)ループイフダンとは?
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