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2020/11/17
シストレ活用事例

【初心者必見】為替の動向を見極めるトレンド分析の考え方を解説!【お金マン】

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#株
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FXや株式投資をしていく中で、「三尊」や「逆三尊」という言葉に出会ったことはありませんか?

初めて投資の勉強をしていくと、あまり聞きなれない言葉に多く出会います。

これらの言葉は、投資分析の手法の1つ、「テクニカル分析」の1つです。

テクニカル分析とは、為替や株価の値動きのチャートを分析したり、統計学を活用した分析手法をしたりして、値動きのトレンドを予測する手法です。

対して、企業の業績や国の経済動向を分析する手法はファンダメンタル分析といいます。

今回の記事では、三尊や逆三尊をはじめ、テクニカル分析の中でも非常に大切な考え方である、ローソク足を活用したトレンド分析について解説します。



基本的なトレンドラインの分析の考え方

すべてのチャート分析の基礎といっても過言ではない、トレンド分析の考え方からまず解説いたします。

まずは下の図をご覧ください。

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今年に入って新型コロナウィルスの影響により日経平均株価が急落しましたが、その後急上昇に転じ、その後は株価がいったりきたりでもみ合っている際の週足チャートです。

このチャートで注目していただきたいのは、のように2月頃から高値の水準が切り下がり続け、3月に直近の最安値になり、その後はのように安値の水準を切り上げながら株価は上昇を続けている点。

下降トレンドの場合は直近のローソク足の上のヒゲのように出た線をつなぎ合わせて、のような線になります。

上値の水準が切り下がりながら株価が下落している時は、下降トレンドを描きます。

一方、のように下値の水準が切りあがりながら株価が上昇している時は、株価の上昇トレンドに入っていることを意味します。

ではのような下降トレンドと上昇トレンドは比較的明確に現れるので見やすいのですが、のような局面はどうでしょうか。

のように、株価が上がったり下がったりして大きな変化がない状態をレンジ相場と言います。

基本的に、トレンド分析の際はこのように下降トレンド・上昇トレンド・レンジ相場の3点を抑えるようにしましょう。

また、ここで重要な点がもう1つあります。

下降トレンドや上昇トレンドの前には、多くの場合レンジ相場が挟まります。

レンジ相場における安値・高値の価格差が徐々に狭まっていき、その後どちらかの方向に一気に傾く傾向にあります。

支持線(図の④線)や抵抗線(図の⑤線)が1つの節目となり、この支持線、あるいは抵抗線を突き抜けると一気にトレンドが形成される可能性が高まります。

図でいうと、④を下に向けて突き抜けたことで下降トレンドが形成、また⑤を上に抜けることで今後上昇トレンドが形成され、2020年11月10日時点でバブル崩壊以降29年ぶりの高値を記録しました。

基本的にはトレンドラインが形成されている時は支持線を下回らない限りトレンドは継続、逆もしかりの可能性が高いです。

④のような支持線、⑤のような抵抗線、その前段階の③のようなレンジ相場(三角持ち合いともいいます)はチャート分析でもよく使うパターンなので、ぜひ覚えてください!



よく使うパターン②ダブルトップ、ダブルボトム

次によく使うチャート分析の手法がダブルトップ、ダブルボトムです。

下記の株価チャートをご覧ください。

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赤線の部分がダブルトップと呼ばれるサインで、高値圏まで株価が上がり、その後一度下げて、また高値に近づくも、上昇が失速し、その後下落に転じていきます。

高値圏で2回の山(トップ)を形成することから、ダブルトップと呼ばれています。

これを応用版のチャートパターンとして、3回トップを形成するトリプルトップ(三尊)が挙げられます。

次にダブルボトムを紹介します。

下の図をご覧ください。

お金マン29記事-3.png

下降トレンドが続いていましたが、底値に近づいてから一度反転上昇、その後再び下落しますが、再度反転し、赤線の抵抗線を突き抜けて上昇トレンドに転じました。

底値圏で二度の底を形成するも、再度上昇し抵抗線を突き抜けるのを、ダブルトップといいます。

経済誌を読んでいると「二番底」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、ダブルボトムのことを指しています。

トリプルボトムと同様、3度の底値を形成して上昇するのをトリプルボトム(逆三尊)といいます。

ダブルトップやダブルボトムが形成される背景には、高値・安値の攻防をめぐる投資家の心理戦が繰り広げられています。

ダブルトップの場合はそれまで上昇トレンドが継続してきて、1度高値を形成してから、投資家が利益確定の売りを出すので、下落します。

その後、下落を押し目として再度高値に挑みます。

この際に高値を突き抜けていけば、上昇トレンドが継続する可能性が高いのですが、また高値で跳ね返されると、「今の勢いだとさらなる価格上昇は厳しいかも」と投資家は判断し、そのまま売り注文を増やしていきます。

このようにしてダブルトップが形成されます。

ダブルボトムも同様です。

下落トレンドが継続していき、2回の底値を形成して直近の抵抗線を超えると投資家心理として「これ以上は下がらないだろうな」という安心ムードが広がります。

そうして底を打った価格は、トレンドが変換し、上昇トレンドに変わっていきます。



窓開け・窓埋め

大きく為替や株価が動いたときに、下の図のようにローソク足とローソク足との間にスペースが出来るときがあります。

これを「窓」と言います。

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上図の左の丸のように、スペースができることを「窓開け、窓が開いた」といい、その開いた窓を埋め合わせるような値動きをすることを「窓埋め・窓が埋まった」といいます。

窓が開くということは、それだけ売買のエネルギーが強い、という事を表しています。

図の例だと、売りの圧力がとても強くなった為、下落方向に窓が開きました。

一方、強いエネルギーによる売りによって発生した窓は、高い可能性でその反動を受けます。

この場合は、買い・上昇方向に反対売買が為されやすい傾向にあります。

実際にその後価格が上昇し、空いた窓分はすぐに埋まりました。

窓が開いたタイミングで、反対方向に注文をいれておけば、それだけで利益を得ることができますね。

このように、窓が開いたときはトレードチャンスです。

もちろん、100%の勝率というのはありえませんが、プロのトレーダーも窓開け・窓埋めは積極的に狙っているようです。



チャートパターンは複数使おう

ここまで、基本的なチャート分析やチャートパターンを紹介してきました。

基本的な部分を抑えることができれば、ある程度自分なりに今後の株価や為替のトレンドを予想することが出来るようになります。

ここで意識したいのが、これらのチャートパターンは、1つを単独で使うのではなく複数掛け合わせた方が、より予測の精度が高まるという事です。

例えば、これまで下落トレンドが形成され、大きな窓を開けて下落、その後ダブルボトムを形成したとします。

この場合、買い方向への窓埋めの可能性と、ダブルボトムからの上昇という2つのパターンにあてはまるので、上昇に向けて動く可能性がとても高いと予想できます。

このように、価格が上昇する・下落する根拠が1つではなく複数あった方が、トレードの勝率が高まっていきます。

これらのチャート分析以外にも、経済動向や政治動向などのファンダメンタル分析もあわせられると、鬼に金棒ですね。



まとめ

今回は、チャート分析の基礎というテーマのもと、チャートパターンをいくつか紹介しました。

100%の的中率で相場をあてるのは不可能ですが、こうしたチャート分析の基礎を理解できれば、自分なりに仮説を持つことが可能です。

仮説を持つことができれば、どうしてトレンド予測を間違えなかったのか、逆にどうして間違えたのか、振り返る材料ができます。

投資における勝率や精度を上げていくためには、この「仮説→検証→学び」のサイクルが非常に大切になります。

何も材料がなく、買ったら儲かった!みたいなトレードを繰り返していても、ただのギャンブルと変わりません。

ギャンブルではなく、少しでも精度を高めていくことが出来れば、安定して資産形成を進めていくことが出来ます。

また、裁量トレードに行き詰まった方は、一度FX自動売買を使うのも1つの手。

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著者プロフィール
お金マン
お金マン

2017年の仮想通貨バブルで投資の世界に参入。資産運用のためスワップポイント、自動売買に惹かれFXを開始。現在はスワップポイント等に限らず、レバレッジ取引、自動売買botの自作など、幅広くFXをしています。