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2020/03/31
資産運用全般

セミリタイアは可能?必要資金(資産)と方法を年齢別に考える【Yuki】

#FX
#節約
#老後資産

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今回は、多くのサラリーマンにとって永遠のテーマ、「仕事をやめて、好きなことをして生きたい」という願い、つまりはセミリタイアについて、本当にそんなことが可能なのか?必要資金(資産)や具体的な方法は?ということについて解説します。

 

セミリタイア系の話は色々な人の色々な記事がありますが、必要資金は数百万円〜億単位までばらばらで、そのためにも「起業しろ」「投資しろ」「不動産買え」「ブログ書け」「Youtube撮れ」・・・・等々、言っていることが人によって全然違います。

 

そこで、この記事では、「何故人によって意見がバラバラなのか」ということも含めて解説しつつ、その上で私のおすすめの方法を書きたいと思います。

 

なお、筆者自身は30代で、元々はサラリーマンでしたが会社を退職し、今は個人で仕事をしながら投資や記事執筆等の収入もあって生活しており、「自営業者」とも「セミリタイア」ともどちらでも言えるような身分です。

 

割と自由に平日に休み入れて旅行に行ったり、嫌な仕事であれば断ったりもできるので、自分としては「セミリタイアかどうかは知らないけど、まあ楽しく生きているかな」と思っております(笑

 

私の具体的な投資や、その収入については、比較的再現可能性が高そうなものについては

【資産運用おすすめ】10万円から投資可能!Yukiの実績公開ポジション一覧

【FX自動売買】資金10万円でのループイフダンおすすめ設定【初心者向け】

でも書いており、また、「FXでのスワップポイント生活」についての記事は

FXでスワップポイント生活はできる?必要資金・リスクも解説

で書いているので、興味があればこちらもご覧ください(リンク先の記事から限定の口座開設特典も多くあり、もし投資用口座開設を考えている場合、そちらからして頂くとお得です)



以下の順番で書いていきます。



セミリタイアとは何か?

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まずセミリタイアとは何かという定義から考えます。

 

セミリタイアは、「完全リタイア」と「普通の労働生活」の真ん中くらいの概念で、

  • 決まった仕事をしているわけではない
  • 休もうと思えば割と自由に休むことができる
  • とはいえ労働収入が全く収入がないわけではない

というものです。

 

この定義については、正直人によって全然違い、私自身も冒頭で書いた通り、「単なる自営業者」とも、「セミリタイア組」とも、どちらも言われることがあります(笑

 

そして実はこの定義のブレが人によって大きく必要資金が違う理由でもあり、例えば月20万の生活費だとして、月10万の労働収入があるかないかで、年間120万円、10年で1,200万円、30年だと3,600万円もの違いになり、この労働収入をどのくらいと見込むかによって大きな違いになります。

 

この記事では、月10万円くらいの労働収入はありという前提で書きたいと思います。ただ、労働収入と言っても、バイトとかではなく、例えば「ブログやYoutubeで儲ける」とか、「記事を執筆して儲ける」といったことも含み、こうした「労働収入も得やすくなる方法」を考えたいと思います(もちろん、サラリーマン時代のスキルや人脈を生かしてフリーランスになるのも全然ありです)



セミリタイア生活のメリットは?

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次に、その上でセミリタイアのメリットを書きたいと思います。大きく3つあり、

  • 嫌な人間関係や仕事から解放される
  • 好きな時に好きなことができる
  • 睡眠時間が増える

という点があります。



セミリタイアすれば嫌な人間関係や仕事から解放される

私も元サラリーマンなのでよく分かりますが、仕事をしていると、「嫌だけどやらないといけない仕事」や、「上司に理不尽に怒られる」とか、「行きたくもない飲み会に半ば強制的に連行される」といったことがよくあると思います。

 

セミリタイアすれば、こうしたものについて、自分が嫌であれば断るという選択肢もできる点が最大のメリットです。

 

もちろん、全く嫌なことが0になるわけではないですが、ただやるにしても「例えばこの仕事は嫌だけど収入が多いからやる」とか、「今ここで頑張って、来週は完全に休もう」とか、「次からこの人とは仕事しないでおこう」とかもできるようになり、納得して選ぶことができるようになります。

 

こういう風に「断るという選択肢もある中で、あえて受ける」というようになると、精神的にもかなり前向きになることができる点は、セミリタイアの大きなメリットです。



セミリタイアすれば好きな時に好きなことができる

自分の裁量で働けるようになると、「いつ休むか」もある程度コントロールできるようになり、平日に旅行に行ったり、趣味に没頭することもできます

 

例えば旅行が趣味であれば、閑散期の平日だと、旅行に行っても宿も飛行機も安く、また、観光地も人が少ないというように、休日に行く以上に楽しむことができます。



セミリタイアすれば睡眠時間が増える

これは私がサラリーマンをやめた時もそうですし、周りのセミリタイア組の誰に聞いても異口同音に言うのが、「寝る時間が増えて病気しづらくなった」ということです(笑

 

サラリーマン時代は、朝起きる時間が決まっており、睡眠不足を感じることも多かったですが、自分の裁量で仕事ができるようになると、朝に目覚ましをかけないことも多くなり、睡眠時間や質は確実に上がりました。

 

このように、セミリタイアすれば、心身ともにかなりメリットが大きいのですが、では、次にどうやったらセミリタイアできるか考えたいと思います。



セミリタイアするのに貯金だけでは非常に難しい理由を解説

まず、よくある誤解で、「貯金だけで生きていく」というのは、個人的には絶対におすすめできないと思っております。

理由は大きく3点で、

  • 残り人生が何年か分からない
  • その上でやるには、億単位の貯金が必要
  • 日々減っていく貯金を見るのは精神的にかなりきつい

という点です。



貯金だけでセミリタイアが無理な理由1 残り人生が何年か分からない

まず第一に、貯金だけでセミリタイアするとなると、必要な資金は

(生活費 - 月々の収入)×残り人生の年数

になります。このうち、生活費や月々の収入はある程度は想定できるにしても、残り人生があと何年かというのは、当たり前ですがどうやっても分かりません。

 

ただ、例えば生活費を20万、月の収入を10万とすると、月10万ずつ減っていくので、年間120万円、自分の年齢が40歳として、今の平均寿命くらいであと40年生きるなら4,800万円、もし100歳まで生きるとなるとあと60年で7,200万円必要になります(月々の労働収入がなくなった後は、年金をもらって大体同じくらいと仮定)

 

このように、残りの寿命が違えば必要資金が大きく異なり、そして残り寿命が計算できない以上、貯金だけでセミリタイアするのはかなり難しいということが分かります。



貯金だけでセミリタイアが無理な理由2 その上でやろうとすると尋常じゃない貯金が必要

上で書いたように、月10万のマイナスであったとしても、年間120万円、それを残り寿命分ということで、その残り寿命は平均では当然リスクが高い(平均ということは、半分くらいの確率でそれより長生きする)ので、かなり余裕を持った資金が必要になります。

 

40歳で7,200万円というのは、普通の人には全く現実的ではない数字ですし、また、そもそも40歳で7,200万円まで貯められるような人が月20万円で生活できるかというと、正直そちらもあまり現実味が全くないと思います。

 

そのため、実際に貯金だけでセミリタイアしようと思えば、億単位のお金は最低でも必要となってくると思われます。



貯金だけでセミリタイアが無理な理由2 日々減っていく貯金を見る恐怖感

先ほどの例で、例えば100歳まで生きる前提で7,200万円の貯金を持って退職するとしても、1年後には120万円減って、10年後には1,200万円減って、20年後には2,400万円減って・・・・・というように、徐々に減っていく貯金を見続ける必要があります。

 

40歳で7,200万円ということは、当たり前ですがこれまでの人生でほぼずっと年間収支は大幅にプラスであったはずなので、そういう人にとって、ジワジワと減り続ける貯金を見るのは、恐怖でしかないと思われます。

 

「精神的に嫌なことからの解放」を目標にセミリタイアしたのに、日々減り続ける預金残高を見て精神をすり減らしながら生きるというのは、個人的には本末転倒じゃないかと思います。

 

こうした点から、貯金だけでセミリタイアというのは、それこそずっと質素な生活をしていた人が、宝くじや半分ギャンブルのような「投機」で一発当てる以外では現実的ではないと考えております。



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セミリタイアの方法を考える セミリタイアする上で絶対に必要なこと

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では、その上でセミリタイアする上で必要なことを説明したいと思います。

 

セミリタイアに必要な金額は、上でも書いたように、

(生活費 - 月々の収入)×残り人生の年数

で、残り寿命がコントロールできない(さすがにセミリタイアするために早死にしたいという人は多くないと思います)以上、生活費を下げるか、月々の収入を増やすしかありません。



セミリタイアしたければ、生活費を抑えるのは必須

まず生活費については、月々の自分の支出を見直し、不必要な出費をなくしていく必要があります。

 

もちろん、趣味や「ちょっとした贅沢」はあっても良いですが(もしそれすらできないなら、本当にセミリタイアする意味があるのか疑問)、「漫然と払っていた費用」とか、「特に効用が高まるわけでもないけど何となく選んでいた高いもの」とかを特定し、なくしていくことが重要です。

 

私はMoney forwardのアプリを入れて支出を管理するようにしているのですが、見直してみると「全然使っていない定期支出」や、「無駄に高い買い物」をちょくちょくしていたことに気づき、それを自覚しただけでもだいぶ出費は抑えることができました。



セミリタイアしたければ、投資はおすすめ

次に、セミリタイアするのには「月々の収入」が必要ですが、ここでは、投資はかなりおすすめです。

 

その理由として、

  • 資金があれば、低利回りで安全運用していてもそれなりの収入になる
  • 投資経験自体が様々な「収入」の可能性も高める

という点があります。

まず、前者の投資そのものからの収入については、例えば2,000万円を年利10%で運用できれば年間200万円、月16万円の収入になります。これは1,000万円で年利20%でも達成可能です。

 

もちろん、投資の収入は毎年安定的に入ってくるものではなく、また、「年利10%」というのはそんなに簡単なものではないのですが、ただ、きちんと勉強し、リスクを抑えながらでもある程度可能な水準ではあると考えております。

 

また、投資をして利益を出せるようになると、今度は「そのこと自体が投資以外の仕事にもつながる」ということもあり、例えば「投資方法をブログで書く」「Youtubeを撮る」というのや、「投資系のライターとして記事を書く」といったことも可能です。

 

私自身は、正直そちらではそこまで稼げていないのですが(笑)、私の周囲だと、月数百万〜数千万単位で稼いでいる人も実際に何人もいて、サラリーマン時代より稼いでいる人も多くおります

 

こうした点から、投資を覚えるというのは、セミリタイアを目指す上でかなりの近道だと思っております。

 

投資先は株でもFXでも仮想通貨でも不動産でも、正直なんでも良いと思いますが、私自身はFXをメインでやっており、おすすめの投資方法として

【資産運用おすすめ】10万円から投資可能!Yukiの実績公開ポジション一覧

FXでスワップポイント生活はできる?必要資金・リスクも解説

【FX自動売買】資金10万円でのループイフダンおすすめ設定【初心者向け】

あたりの記事で書いておりますので、興味があれば是非ご覧ください。(リンク先の記事から限定の口座開設特典も多くあり、もし投資用口座開設を考えている場合、そちらからして頂くとお得です)



セミリタイア年齢別の必要資産と具体的な計画案

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では、最後に年齢別に、セミリタイア計画を具体的に考えたいと思います。

 

モデルケースとして、

  • 今25歳で、40歳までにセミリタイア
  • 今25歳で、50歳までにセミリタイア
  • 今35歳で、50歳までにセミリタイア

という3パターンを考えたいと思います。



20代で40歳までにセミリタイアを目指す計画と必要資金

今20代の方であれば、セミリタイア計画は、今すぐやろうというより、30代後半から40代で目指すのが現実的です。

 

その理由は、

  • 今後結婚・子供ができる等があれば、生活プランが大きく変わりうる
  • そもそも20代で初めて数年後にセミリタイアというのは、何かで一山当てないと難しく現実味が薄い

というものです。

 

もちろん中には投資やブログで大きく稼いで若くしてセミリタイア生活に入る人もいますが、それはあくまで結果論として大きく儲かったからそうなっただけであって、基本的にはそういう人たちも「40歳くらいまでのセミリタイア」を目指していた人が多いので、今ちょうど20代の真ん中である25歳、計画としては40歳という前提で考えたいと思います。

 

この場合、まずは

  • 生活水準を月20万円以内にできるようにする
  • 投資で月16万、労働収入で月10万稼げるようになる

というのが目標になります。

 

こう書くと一見6万円多いようにみえますが、税金や社会保険料等があること、また収入もそこまで安定しないことを考えると、少し多めに見ておく必要があるかと思います。

 

月16万というのは、年間192万円、つまり約200万円なので、2,000万円の年利10%、3,000万円元本の年利7%くらいで考えるのが良いかと思います。

 

また、いざという時のために、別途1,000万円くらいのキャッシュがあった方がいいので、この場合3,000万円〜4,000万円が目標資産額となります(資産全部を投資に回すのはあまりおすすめしません)

 

・・・・これも決して簡単ではないですが、ただ、年利10%であれば15年間なら毎月7.3万円の積立で可能となります。

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出典:金融庁資産運用シミュレーター

またもし副業可能な仕事であれば、投資ブログや記事の執筆等で月10万円稼ぐのもそこまで難しいことではなく、私もそれくらいならできているので、是非チャレンジしてみると良いと思います。

 

副業で収入を得られるということは、セミリタイア後にも「最悪そこで食っていける」という安心感にもつながるので、もしできるのであれば、絶対にやってみた方がいいと思います。

 

こうしたことから、まずは

  • 支出面を見直し、生活費を抑えられるだけ抑える
  • 投資を勉強する
  • (副業可能であれば)副業にも挑戦してみる

というのが重要になってきます。



20代で50歳までにセミリタイアを目指す計画と必要資金

こちらであれば時間的にももっと余裕ができるので、年利7%で月5万円、年利10%であれば月2.3万円でも達成可能になります(年利7%パターンは、投資の必要額が3,000万円なので、4,000万円目標としてます)

 

【月5万円、7%パターン】

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【月2.3万円 10%パターン】

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やるべきこと自体は、結局「生活費を抑える」「投資で利益を出せるようにする」「可能なら副業もやる」ということで変わりませんが、月の必要額や、目標利回りは大きく変わってきます。



30代で50歳までにセミリタイアを目指す計画と必要資金

35歳で50歳までにセミリタイアを目指すパターンだと、基本的には20代で40歳までにセミリタイアを目指すパターンと年数が同じなので、月7.3万円を年利10%というのが目標になります。

 

もし30歳スタート、55歳リタイアであれば、25年間なので、今度は25歳スタート、50歳リタイアと同じパターンなので、年利7%で月5万円、年利10%であれば月2.3万円が目標となってきます。

 

このように、今の自分の年齢と、何年後にセミリタイアしたいか、利回りをどれくらい出せるかによっても変わってくるので、一概には言えませんが、とりあえず目標としては、

  • 年利10%をできるようになれば、3,000万円くらい
  • 年利7%をできるようになれば、4,000万円くらい

ということで、この辺りを目標にしてみると良いと思います。

 

具体的な投資案としては、

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で書いてあるので、よかったらこちらも参考にしてください(限定の口座開設特典も多くあり、もし投資用口座開設を考えている場合、そちらからして頂くとお得です)



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著者プロフィール
Yuki
Yuki

FX歴10年超のファンダメンタルズ派トレーダー。主に短期から中期でのトレードを得意としており、最近は自動売買やスワップ投資も行っております。 2010年より為替研究所を運営。相場の見通しや、FXでのおすすめの投資方法などを分かりやすく解説しております。 ループイフダンでは、豪ドル/NZドルやトルコリラ等を運用中。