山中康司のループイフダン戦略レポート(2020年2月号②)

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ループイフダン「2020年2月の戦略・月中レビュー」

●今月からの新戦略

前回も書きましたが、まだ始まったばかりなので繰り返しておきます。詳細は1月15日の月中レポートで説明した通りですがルールはシンプルで以下の通りです。

長めのポジション保有を前提に「週足終値が20週移動平均線よりも上にあるか、下にあるかでトレンドを判断」します。また、ダマシを回避するため「実際の売買は、2週連続で終値が上か下というフィルター」をかけます。リスク管理はこれまで同様に最大ポジション数10(ポンド円のみ5)、損切設定はあり、とします。

使用チャートは日々の動きを明確にするため、複数時間枠表示という手法で日足チャートに週足移動平均線を重ねています。階段状になっているのはそのためで、1週間(5営業日)単位で移動平均線の値が変化していることがわかります。また、週足終値の位置を間違えないよう、日足を1週間ずつ青い四角で囲ってあります。つまり、青い四角の中の最後の日足終値が週足終値と同じです。



●ドル円

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2月17日までのレンジ=108.32~110.14

2月1日時点の戦略=ニュートラル(運用見送り)

2月前半のドル円は、新型コロナウイルスの感染拡大にも関わらず、思いのほか株式市場も為替市場も警戒が広がらず、どちらかというとややリスクオンという流れが続きました。しかし、中国国内の企業活動の再開は遅れていますし、それが世界経済に与える影響は今後数字として表れてくるであろうことを考えると、あまり楽観的にはなれないというのが正直なところです。しかし、ドル円はそうした中でも大きくは動くこともありませんので、リスク管理さえきちんとしておけば、買いでも売りでも大きく損失を出すことはないでしょう。

2月1日時点では、その前の週の終値が20週移動平均を下回っていたため(ピンクの丸印)、その状態変化を見極めるため運用見送りとしましたが、その後移動平均線を上回る動きとなったことから、2週連続で移動平均線を上回ったチャート左端のドル買い(緑のラインマーカー)が継続という判断となります。

当レポートでは、ドル買い戦略(B25)を109.772から取引単位10(1万ドル単位)、最大ポジション数10(10万ドル)として開始しました。

●ユーロ円

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2月17日までのレンジ=118.78~121.15

2月1日時点の戦略=ニュートラル(運用見送り)

2月前半のユーロ円は、月初は全く動きが見られませんでしたが、その後ドル円の上昇もあって一度は121円台を見ています。しかし、欧州の景気の弱さが経済指標に表れていることやドイツ与党CDU党首が辞任の意向を示し、ポストメルケル首相が白紙に戻ったため。ドイツの政局に対する懸念からユーロ売りが広がることとなりました。

2月1日時点では、その前の週の終値が20週移動平均を下回っていたため、その状態変化を見極めるため運用見送りとしましたが、その翌週も移動平均線を下回る動きとなったことから、2週連続で移動平均線を下回りました(緑のラインマーカー)ので、2月10日の月曜寄り付きでユーロ売りの運用開始となります。しかし、まだ新戦略が始まったばかりで、レポートを読むまでは皆さんも方針がはっきりしないこともあると考え、本日まで運用開始を待ち、なるべく皆さんと状況を揃えることとしました。(他の通貨ペアも同様です)

当レポートでは、ユーロ売り戦略(S40)を118.822から取引単位10(1万ユーロ単位)、最大ポジション数10(10万ユーロ)として開始しました。

●ポンド円

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2月17日までのレンジ=140.93~143.41

2月1日時点の戦略=ポンド買い(B100)、継続中

2月前半のポンド円はユーロ円の売りに沿って上値が重たいスタートを切ったものの、財務相が辞任したことで新財務相が財政支出を増やす期待もあって底堅い動きとなりました。しかし、今月から始まった移行期間におけるEUとの協議に対する不透明感もあり、積極的に買うという動きにもなっていません。一時期に比べてポンドの値動きも落ち着いてきていますし、当面はこれまでの横方向の動きを続けやすいと言えるでしょう。

ポンド円は2月1日時点でポンド買いが継続状況となっていましたので、当レポートでは141.206から取引単位10(1万ポンド単位)、最大ポジション数5(5万ポンド)として「B100」での運用を開始しました。現時点でのポジションは1単位、6,165円の含み損となっていますが、上昇局面での売り直しを待っている状況です。また、ここまでの確定損益は29,210円の利益となっています。

●豪ドル円

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2月17日までのレンジ=72.42~74.39

2月1日時点の戦略=ニュートラル(運用見送り)

2月前半の豪ドル円は1月下旬の下げを継続し一時74円台前半まで弱含む場面が見られましたが、これは新型コロナウイルスの感染者拡大で中国国内の企業活動に大きな停滞が見られ、特に製造業では生産正常化の目途が立っていないことが大きく影響しています。豪州は資源国として中国向けの輸出が大きいため、その貿易相手国の影響をもっとも受けやすい国のひとつと言えます。

2月1日時点では、その前の週の終値が20週移動平均を下回っていたため、その状態変化を見極めるため運用見送りとしましたが、その翌週も移動平均線を下回る動きとなったことから、2週連続で移動平均線を下回りました(緑のラインマーカー)ので、2月10日の月曜寄り付きで豪ドル売りの運用開始となります。

しかし、本日まで運用開始を待っていましたので、当レポートでは、豪ドル売り戦略(S20)を73.385から取引単位10(1万豪ドル単位)、最大ポジション数10(10万豪ドル)として開始しました。

●ユーロドル

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2月17日までのレンジ=1.0824~1.1094

2月1日時点の戦略=ユーロ買い(B40)、ドテンユーロ売り(S40)

2月前半のユーロドルは、欧州景気の弱さに加え、テクニカルに2019年安値を下回ったことで仕掛け売りが加わる動きとなりました。またユーロ円のところにも書きましたが、ドイツでは与党CDU党首が辞任意向を示したことから、政局に対する不安もユーロ売りの材料となっています。ただ、ドルインデックスで比率の高いユーロの下げはそのままドルインデックスの上昇となり、本日時点で99.14と昨年10月1日以来の高水準です。トランプ大統領によるドル高牽制発言がいつ出てもおかしくはないという点にだけは注意が必要です。

2月1日時点ではユーロ買い戦略でスタートしましたが、2週連続で移動平均線を下回りました(緑のラインマーカー)ので、2月17日の月曜寄り付きでドテンユーロ売りに運用転換となりました。当レポートでは1.08241から取引単位10(1万ユーロ単位)、最大ポジション数10(10万ユーロ)として「S40」での運用に転換しました。

現時点でのポジションは1単位、187円の含み損となっていますが、下降局面での買い戻しを待っている状況です。また、ここまでの確定損益は75,891円の損失となりました(ドテンで買いポジションを仕切ったことによる損失)。

 

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●スイス円(チャート、ゾーンのみ)

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2月の戦略=「B40」をスタート、継続中

●ランド円(チャート、ゾーンのみ)

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2月の戦略=1日時点でポジション無し。2月10時点で売り戦略(S50)開始

●トルコリラ円(チャート、ゾーンのみ)

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2月の戦略=「S50」をスタート、継続中

●メキシコペソ円(チャート、ゾーンのみ)

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2月の戦略=「B50」をスタート、継続中

●NZドルドル(チャート、ゾーンのみ)

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2月の戦略=1日時点でポジション無し。2月17時点で売り戦略(S40)開始

●豪ドルNZドル(チャート、ゾーンのみ)

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2月の戦略=「S40」をスタート、継続中

 

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【参考】

フィボナッチ・ピボットをもっと詳しく

◆山中康司の確率を味方につけるループイフダン戦略とは?

ピボットをもっと詳しく

◆テクニカル解説集 ピボット|アイネット証券



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・記述されている意見ならびに予想は分析時点のデータを使ったものであり、予告なしに変更する場合もあります。レポート内のチャートはFibonacci Trader社のテクニカル分析ソフトを承諾を取り使用しています。

・本レポートはあくまでも参考情報であり、アセンダントおよび株式会社アイネット証券は、為替やいかなる金融商品の売買を勧めるものではありません。取引を行う際はリスクを熟知した上、完全なる自己責任において行ってください。

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著者プロフィール

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山中康司
1982年アメリカ銀行入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリー・マネージャー。1997年日興証券入社、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立・取締役。テクニカル分析と独自のサイクル分析を融合させたトレンド分析には定評がある。ループイフダン関連書籍『マンガでわかる FXの新常識ループ・イフダンでらくらく稼ぐ』を監修。

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