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2019/12/24
シストレ活用事例

ループイフダンは、ランキングより●●に注目しよう【自動売買の選び方】【Yuki】

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こんにちは。為替研究所のYuki(@kawaselab)です。

最近ループイフダンのランキング機能について、「その上位から選べばいいと思ってました」というような声を聞いて、「それはまずいですよ」とお伝えする機会があったので、そのことについて書いていきたいと思います。

ループイフダン以外でも、リピート系の自動売買では多くの会社が何かしらかの「ランキング」を公開していることも多いですが、ランキングを鵜呑みにすると大体不幸な結果になる理由と、ではランキングではなく何に注目すべきなのかという点について解説していきたいと思います。



 

ループイフダンでランキングを鵜呑みにしてはいけない理由

ループイフダンではランキングが公開されており、今時点で上位を見ると、ほとんどが「GBPJPYの買い戦略」「EURJPYの買い戦略」で占められております。

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3か月だとGBPJPYが7位までだと全て独占してますが(笑)、この少し下の方にEURJPYがありました。ここで期間を1年にしてみると、以下のようになります。

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このように、EURJPYとGBPJPYが3か月で見ても1年で見ても上位を占めていることになりました。

「なら、ユーロかポンドで自動売買すれば儲かるのでは?」と思われるかもしれませんが、結論から言うと、これは大きな間違いです。以下、ユーロ円とポンド円のチャートを見てみましょう。

 

【ユーロ円日足チャート】

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【ポンド円日足チャート】

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このように、ユーロ円は1年単位で見ると基本的には下落トレンドながら、3か月で見ると上昇トレンド、一方でポンド円は1年単位で見ると大きく下げてほぼ元の水準に戻し、3か月で見ると強い上昇トレンドということが分かります。

そのため、上のランキングをよく見て頂くと分かりますが、

  • 3か月では、ユーロもポンドも買いのB戦略が多い
  • 1年ではユーロは売りのS戦略、ポンドはBもSも両方ある

というように、要は「上がっているものは買いが有利、下がっているものは売りが有利、レンジであればどっちでもいい」というように、相場の結果論にすぎないということが分かります。

そして、ユーロやポンドが上位に来ているのは、単純にボラティリティが大きい(=値動きが激しい)から約定されるときも大きく利益になるということであって、これは逆に言えば、もし上がると思って買いを入れて、やっぱり下がれば含み損を大きく抱えて悲惨な目に合うということになります。

「では、上がると思えば買いに、下がると思えば売りでやればいいだけでは?」と思われるかもしれません。これについては、それは確かにそうなのですが、相場を読めるのであれば、裁量トレードであったり、あるいは両建て+裁量のサポートを持ついわゆる「グルトレ」等の方がより儲けやすいと思います。

また、上でも書いたように、このランキングで上位に来る通貨ペアというのは、基本的には値動きの激しいものなので、「予想が外れた時のインパクト」も大きく、ハイリスク・ハイリターンを狙ってやるのであればともかく、そうではなく、「ただ単に儲けたいから」というのであれば、あまりおすすめはできないと思います。

このように、ループイフダンで、ただ単にランキング上位の通貨ペアや戦略を選ぶのは基本的にはあまりおすすめできないと考えております。では、逆に何を見るべきなのかという点について、次に解説したいと思います。



 

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ループイフダンの通貨ペア選びでは、月足を見よ

タイトルにも書いた通り、注目すべきは「月足」です。

例えば、先ほど上位で上がったユーロ円や、ポンド円について、月足で見ると、以下のようになっております。

 

【ユーロ円 月足】

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【ポンド円 月足】

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このように、月足で見ると、ユーロ円もポンド円もかなり広いレンジで動いており、具体的にはユーロは高値171円、安値94円で約81%の値動き率、ポンドは高値250円、安値117円で約113%の値動き率と非常に大きな値動き率で、さらにチャートを見ても「次はこちらに動くはず」というのが見えづらいということが分かると思います。

また、ファンダメンタルズ面でも、ユーロやポンドは、BREXIT問題、ドイツの景気後退、ドイツ銀行の窮境など、長期の見通しを読みづらい要因が多く、その点も予想を難しくしております。

こうしたことから、月足で見ると、ユーロ円やポンド円というのは、自動売買でやりやすい通貨かと言われると、むしろかなりやりづらい通貨だということが分かります(もちろん、ユーロやポンドを普段からよくトレードしていて、相場観に自信がある人なら別です)

では、逆にやりやすい通貨ペアはどういうものかというと、2つ例を出したいと思います。まず1つは、私の一番のお気に入りの通貨ペアで毎度おなじみですが(笑)、豪ドル/NZドルです。

こちらを月足チャートで見てください。

 

【豪ドル/NZドル 月足チャート】

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こちらはここ5年以上1〜1.15と約15%と極めて小さなレンジでの動きで、直近10年で見ても1〜1.38で約38%の値動きとなっております。

実はこの通貨ペアは、NZドルが変動相場制に移行してからの30年でとっても、1〜1.45の間に収まるという「超レンジ通貨」であり、また、ファンダメンタルズ面で見ても豪ドルとNZドルは同じような動きをする通貨ペアであることから、自動売買では非常にやりやすい通貨ペアと言えます。

この豪ドル/NZドルについては、以下の記事で私の設定や実績も含めて公開しておりますので、興味があれば是非ご覧下さい。

豪ドル/NZドルループイフダン私の設定と実績【豪ドル円よりおすすめ】

 

もう一つが、最近追加された通貨ペアですが、EUR/GBPという通貨ペアです。先ほどユーロ円、ポンド円は自動売買には不向きと書きましたが、この2つを組みあわせた通貨ペアであるEUR/GBPという通貨ペアは、自動売買に向いている通貨ペアと言えそうです。月足チャートをご覧ください。

 

【EUR/GBP 月足チャート】

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このように、ユーロとポンドであれば、安値は0.65、高値は0.98程度であり、値動き率は50%と、比較的狭めのレンジでの推移となっております。

また、チャート的にも、BREXITの国民投票後に急上昇して、その後0.83〜0.93のレンジであったのが、保守党勝利でそのレンジ下限をわずかながら破り、もし今後BREXITがすんなりいきそうであればこのまま下方向、逆にまだぐだぐだな展開が続きそうであれば上方向、ただし上値余地もそこまで大きいわけではないというような状況と言えます。

こうした点を考えると、EUR/GBPという通貨ペアも、自動売買で運用する場合には悪くない選択肢だと言えると思っており、私も今後もう少し研究して大丈夫そうであれば投資していきたいと思っております。

 

以上です。なお、今回紹介した通貨ペアの自動売買ができるループイフダンについては、この記事からの口座開設+取引で、3,000円のAmazonギフト券が貰える限定タイアップもあるので、興味があれば、是非どうぞ(もちろん口座開設や、口座維持手数料は一切無料です)

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また、Twitterでも相場の見通しや、私のトレードも書いているので、よろしければそちらもフォローお願いします!

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著者プロフィール
Yuki
Yuki

FX歴10年超のファンダメンタルズ派トレーダー。主に短期から中期でのトレードを得意としており、最近は自動売買やスワップ投資も行っております。 2010年より為替研究所を運営。相場の見通しや、FXでのおすすめの投資方法などを分かりやすく解説しております。 ループイフダンでは、豪ドル/NZドルやトルコリラ等を運用中。