ループイフダンの両建てはダメなのか?両建て自動売買のメリット・デメリット【Yuki】

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こんにちは。為替研究所のYuki(@kawaselab)です。

今回は、ループイフダンの両建て運用という戦略について解説したいと思います。両建てというと、よく

  • 意味のない取引だ
  • 両建てはリスクが2倍になるだけ

等と言われ、それはそれで一理はあるものの、とはいえそれは両建ての一面しか見ておらず、少し偏った見方だなと思っております。

 

実際に私も豪ドル/NZドル(ハイリスク版)や、グルトレでは両建てを使っておりますが、前者は利回り40%超、後者も利回り30%台で運用できており、含み損込でもプラスの実績となっております。

 

【関連記事】

【利回り40%】ループイフダン豪ドル/NZドルVSコアレンジャー、360万円比較の設定

豪ドル/NZドルでグルトレ!私の設定、具体的なやり方、実績も公開

そこで、今回はループイフダン両建てのメリット・デメリットを解説した上で、どのようにすればこの戦略が有効に機能するかを説明したいと思います。



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以下の順番で書いていきます。

  1. ループイフダン両建てのメリット1 上がっても下がっても確定利益が出る
  2. ループイフダン両建てのメリット2 証拠金が少なくて済む
  3. ループイフダン両建てのメリット3 証拠金利回りが約2倍になる
  1. ループイフダン両建てのデメリット1 上がっても下がっても含み損が出る
  2. ループイフダン両建てのデメリット2 ロスカットリスクが上がる
  3. ループイフダン両建てのデメリット3 スワップ差額分マイナスになる
  1. レンジ相場になりやすい通貨ペアを選ぶ
  2. 値動きのコアのレンジのみにしかけて、上や下に外した時は両建てを解除する
  3. (中上級者向け)相場を予想して、予想の方向に裁量のポジションを持つ(グルトレ的発想)



ループイフダン両建てのメリット

まずはループイフダン両建てのメリットから説明します。メリットは3つあり、

  • 上がっても下がっても確定利益が出る
  • 両建てだと証拠金が少なく済む
  • 利回りが約2倍になる

という点があげられます。

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ループイフダン両建てのメリット1 上がっても下がっても確定利益が出る

両建てであれば、上がった時は買いの利確が、下がった時は売りの利確がされて、上がっても下がっても確定利益が出ます。

相場というのは、「大きな流れでは上昇(あるいは下落)」であっても、一方的にその方向に動くわけではなく、その中で上がる時もあれば、下がる時もあります。

例えば、直近1年のドル円を見ると、大きな流れで見ると下落トレンドにありますが、その中でちょくちょく上げている局面もあり、特にここ数か月であれば、上昇トレンドにもなっております。

【ドル円 週足チャート 1年分】

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【ドル円 日足チャート 半年分】

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このように、相場は上下するものであり、その「上がった時も下がった時も、どちらでも利益を取れる」というのが、両建て自動売買の魅力です。



ループイフダン両建てのメリット2 証拠金が少なくて済む

ループイフダンだと、両建てについて、保有分の多い方のみに取引証拠金が必要で、全く同量の両建てであれば、本来の半分の証拠金で取引可能です。 

例えば、買いが5lot、売りが3lotであれば、単純に合計すれば8lotですが、両建てだと多い買いの方のみに証拠金が必要となり、5lot分の証拠金で取引が可能です。

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画像出典:アイネット証券HP 両建てについて

こうしたことから、少ない取引証拠金で、効率よく取引ができます。



ループイフダン両建てのメリット3 証拠金利回りが約2倍になる

上で書いたように、「上がっても下がっても利益が出る」「取引証拠金は多い方の分のみで済む」という特徴の結果、利回りは約2倍になります。

実際に、私が豪ドル/NZドルで運用しているループイフダンでは、ほとんどの期間で買いのみであったポジションより、両建てのみで運用しているポジションの方が、利回りが約2倍になっております。

【私の豪ドル/NZドルの運用実績(ハイリスク版) 11/22時点】

2018年開始 2019年9月開始
確定利益 437,739 147,034
含み損 -152,620 -136,357
含み損込利益 285,119 10,677
年換算利益 426,066 670,843
利回り(年) 42.6% 74.5%

この2018年開始の方は、2018年11月から1年ちょっと運用しているのですが、2018年12月から8月までの約9か月間売りを切っており、ほぼ買いのみでの運用である一方、2019年9月開始の方は、開始以降今まで両建てで運用しており、その結果利回りは約2倍になってります(設定は同じ)

このように、運用利回りが上がるというのが、ループイフダン両建ての最大のメリットと言えます。



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ループイフダン両建てのデメリット

一方で、ではデメリットとしてどのようなものがあるのか見ていきましょう。

デメリットは、

  • 上がっても下がっても含み損が出る
  • ロスカットリスクが上がる
  • スワップ差額分マイナスになる

という3点があります。

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ループイフダン両建てのデメリット1 上がっても下がっても含み損が出る

はじめのデメリットは、上がっても下がっても含み損が出る、ということです。

例えば100円から両建てをはじめて、105円まで上がるとすると、

  • 買いのポジション:こまめに利確されてポジションがほとんどない
  • 売りのポジション:どんどん売りが溜まっていき、含み損が膨らむ

となり、上がると売りの含み損が膨らむことになります。

一方で、逆に今度は95円に落ちるとすると、

  • 買いのポジション:どんどん買いが溜まっていき、含み損が膨らむ
  • 売りのポジション:こまめに利確されてポジションがほとんどない

というように、下がると今度は買いの含み損が膨らむことになります。

このように、上がっても下がっても含み損が溜まるというのが、両建て自動売買のデメリットと言えます。



ループイフダン両建てのデメリット2 ロスカットリスクが上がる

このように、上がっても下がっても含み損が溜まるので、結果として、上がりすぎても、下がりすぎても、どちらにしてもロスカットリスクがあるということになります。

これについては、上がった時は売りのロスカットリスクが、下がった時は買いのロスカットリスクが出てくるので、買いと売り、それぞれどこまでいけばロスカットされるのかを事前に計算して、その上でポジションを持つ必要があります。

また、さらにいうと、このロスカットリスク、一方的に下げるよりも、「一度上げてから下げる」「一度下げてから上げる」という方がよりリスクが高まるという特徴もあり、例えば先ほどの例では、100円から95円まで落ちるとして、100円から一直線に落ちれば売りポジションは5円分のマイナスで済む一方、一度105円まで上げてから落ちれば売りポジションは10円分のマイナスとなり、ダメージがより大きくなります。

この「一度踏みあげられてからの下落」のダメージは意外と大きく、また計算から抜けやすいので、この点については特に注意が必要です。



ループイフダン両建てのデメリット3 スワップ差額分マイナスになる

 ループイフダンでは、買いスワップと売りスワップの間には差額があり、例えば執筆時現在のドル円では買い61円、売り-68円というように、マイナススワップの方が大きくなります(これを「スワップスプレッド」と言います)

このことから、仮に買いと売りのポジションを全く同額持っているとしても、マイナススワップの方が大きくなる結果、期待値的にはこのスワップスプレッドの分損する可能性が高くなります。



ループイフダン両建てのデメリットを解消する方法

以上がループイフダン両建てのメリット、デメリットでした。端的に言えば、

  • 上がっても下がっても利益が出て、証拠金も少なくて済むので、利回りが良い
  • 逆に上がっても下がっても含み損は出て、上がりすぎても下がりすぎてもロスカットリスクがある
  • スワップスプレッド分不利

と、要するに「ハイリスク・ハイリターン」ということで、「意味がない」とか、「デメリットしかない」といったものではないことが分かっていただけるかと思います。

では、その上で、このデメリットを抑えた上で、両建てのメリットを活かす方法を最後に解説したいと思います。

対策としては大きく3つあり、

  • レンジ相場になりやすい通貨ペアを選ぶ
  • 上がりすぎた時は買いを、下がりすぎた時は売りを止めて、両建てを解除する
  • 予想する方向に裁量ポジションを持つ(グルトレ的発想)

の3つです。

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レンジ相場になりやすい通貨ペアを選ぶ

ロスカットリスクが高い要因は、「上がりすぎても下がりすぎてもダメ」というのが原因なので、逆に言えば「上がりすぎたり下がりすぎたりしにくい通貨ペア」、つまりレンジ相場になりやすい通貨ぺを選ぶことで、リスクを抑えることができます。

私が両建て運用しているのは豪ドル/NZドルだけなのですが(笑)、この通貨ペアは、まさに「レンジ相場になりやすい通貨ペア」であり、個人的に非常にお気に入りの通貨ペアなので、興味があれば、下の記事もご覧ください。

関連記事:豪ドル/NZドルループイフダン私の実績と、自動売買における含み損の重要性【Yuki】



値動きのコアのレンジのみにしかけて、上や下に外した時は両建てを解除する

また、「一度上がってから落ちるとダメージが特に大きい」と書きましたが、これについては、「上がりすぎたレートでは、買いを止める」「逆に下がりすぎたレートでは、売りを止める」という運用でカバーすることができます。

私の両建て運用(豪ドル/NZドルのハイリスク版)でも、

  • 1.1を超えたら買いを止める
  • 1.04を下回れば売りを止める

というルールを決めており、相場の状況も見ながら、「いつ再開するか」ということを考えてやっております(例えば、今年の豪ドル/NZドルの下落時には約9か月間売りを止めており、1.07近くまで来てようやく再開させました)

関連記事:【利回り40%】ループイフダン豪ドル/NZドルVSコアレンジャー、360万円比較の設定

なお、この買いや売りを止めるというのは、上がり切った時であれば買いはポジションが少なく、しかも含み益、下がり切った時であれば売りはポジションが少なく、やはり含み益というように、ちゃんとしかるべきタイミングで止めるようにすれば、特にダメージなく停止できるので、きちんと相場を見ておけば問題はありません(逆に言うと、完全放置を前提にすると、両建て戦略は難しいのですが・・・・)



(中上級者向け)相場を予想して、予想の方向に裁量のポジションを持つ(グルトレ的発想)

これは中上級者向けになるかと思いますが、例えば今後長期的には上がると考える場合には、

  • 自動売買を両建てする
  • 裁量ポジションで買いを持つ

ということを両方やることで、上がった時には、裁量の買いポジションの含み益と、自動売買の売りポジションの含み損を相殺するという方法もあります。

これは川崎ドルえもんさんという有名なトレーダーの方が編み出した手法で、「グルグルトレイン(グルトレ)」と呼ばれる手法の一つのやり方なのですが、このやり方であれば、短期的な相場の上下は自動売買で取りつつ、長期的に思った方向にいけば含み損益を相殺して決済することで、プラスで終わることができます。

個人的には、グルトレの真骨頂はまさにこの「両建て自動売買の含み損問題を、裁量ポジションの含み益で解消する」という点だと思っており、かなり画期的な手法だと思っております。

このグルトレについては、これだけで相当な文字数を割かないと解説できないものなので、詳細な説明や、私の実績については以下の記事をご覧ください。

グルトレについての解説:グルトレ(グルグルトレイン)のやり方を解説 | メリット・デメリットや実績も公開

今運用中のポジションの解説:豪ドル/NZドルでグルトレ!私の設定、具体的なやり方、実績も公開

今回は以上です。このように、ループイフダンの両建ては、基本的には「ハイリスク・ハイリターン」な手法ながら、きちんとリスクをコントロールさえすれば、非常に高い利回りを得ることもできるものなので、興味があれば是非やってみてください。

 

なお、ループイフダンについては、この記事から口座開設+取引で3,000円のAmazonギフト券が貰える限定タイアップもあるので、もしまだ持っていない場合、口座開設はこの記事からしていただくのがおすすめです。

口座開設は、

アイネット証券

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からできます。

また、Twitterでも相場の見通しや、私のトレードも書いているので、よろしければそちらもフォローお願いします!

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・本レポートは筆者の主観及び経験に基づき執筆されており、内容の正確性や完全性を保証するものではありません。両建ては株式会社アイネット証券が推奨するものではありません。筆者及び株式会社アイネット証券は、本レポートの利用あるいは取引により生ずるいかなる損害の責任を負うものではありません。

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著者プロフィール

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Yuki
FX歴11年目のファンダメンタルズ派トレーダー。主に短期から中期でのトレードを得意としており、最近は自動売買やスワップ投資も行っております。
2010年より為替研究所を運営。相場の見通しや、FXでのおすすめの投資方法などを分かりやすく解説しております。

ループイフダンでは、豪ドル/NZドルやトルコリラ等を運用中。

為替研究所ブログ:https://kawase-fx-lab.com/

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