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2018/07/06
シストレ活用事例

自動売買に任せっきりはNG。リピート系で手堅く資産運用

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自動売買に任せっきりはNG。リピート系で手堅く資産運用

自分で売買タイミングを見極める必要のある裁量トレードが難しいと思われるのは、仮に含み益が増えていても、そのトレンドが一旦落ち着くタイミング(「調整」といいます)で逆向きの動きになることが多く、動きが想定を超えて損切りラインに到達してしまうと含み益がなくなってしまう可能性があるからです。

常に値動きを追いかけられる場合には、調整が入りそうなタイミングで利確することも可能ですが、これからFXを始める人のなかには、時間的な余裕がない人も多いでしょう。また、そもそも「調整が入りそう」というタイミングを見極めるためには、チャートを読み取る技術が必要になりますし、そのレベルに至るまでには時間がかかってしまいます。

リピート系注文なら相場の調整にも細かく対応

では、初心者はどのようにFXを運用していけば良いのでしょうか。その答えの一つとして「ループイフダンなど、リピート系自動売買を使う」という選択肢があります。

リピート系自動売買は、新規注文と決済注文をあらかじめ設定した値幅に沿って自動で繰り返すシステムトレードの一つです。一度稼働させてしまえば、あとは相場の動きに沿って新規注文→決済注文を繰り返します。

裁量トレードでは、トレンドの継続や調整するタイミングを見極めながら取引をする為、時間的にも精神的にも負担がかかりますが、リピート系注文は自動で注文を繰り返す為、見逃しや迷いなどのミスがなくなります。

リピート系自動売買は「チャートをずっと見ている暇はないが、運用で効率的に利益を出していきたい」という欲張りな要望にもこたえられる運用方法なのです。

想定外の方向への反発の放置はNG!リピート系も相場の流れに合わせてメンテナンス

リピート系自動売買は相場が膠着している状態であるレンジに強いシストレです。経験豊富なトレーダーも売買のきっかけを掴みづらい場面で利益を積み重ねることができる仕組みになっています。

もちろん、リピート系注文でも損失を出してしまうことがあります。それは、想定する方向と反対に動き続けたケースです。

当然、下降相場で買いのシステムを動かしていると、下降中に買い注文があらかじめ設定した値幅ごとに注文されるため、含み損が増えてしまいます。

都合よく値動きが元の方向に帰ってくれれば含み損から一転、利確されますが、一度できたトレンドは簡単に反対方向に動かないこともあるため、基本的には含み損が広がる・損切り設定をしている場合は損切りラインに引っかかり損失が確定するといった状況になる可能性が高いのです。

こうした状況に陥らないためにも、稼働させているプランの反対方向にトレンドが大きく変わるようであれば、思い切って稼働を中止し、様子見・もしくは下降方向に進むようであれば売りのシステムを稼働させるなど、相場の動きに合わせてメンテナンスする必要があります。

ただし、相場が膠着してレンジに移行しそうな場合は、BタイプSタイプどちらともレンジには強いので、そのまま運用しても問題ありません。

値幅の設定や、資金も放置せずにチェックする

また、相場の方向が合っていても、いまいち利益が出せない場合は、基本設定が値動きと合っていない場合があります。

例えば、売買を繰り返す価格の範囲が狭すぎることにより可動範囲が狭まり取引機会を逃すことがあります。この場合は、過去の値動きの大きさを参考に範囲を決めていきましょう。

更に、注文間隔が広すぎて売買がほとんど繰り返されない場合もあります。せっかくの設定しても注文間隔が1円以上離れていたりすると1日に1回も売買されないこともあるので、注文間隔をある程度狭くしてもよいでしょう。

また、口座の残高が自動ロスカットにならない水準かなど、週に1回程度で問題ないので、定期的にチェックすると、より結果につながりやすいでしょう。

まとめ

一度稼働させれば、自動的に売買を実行してくれるリピート系注文ですが、完全に放置はNGです。週一回でもよいので定期的にチェックを行い、選択したプランの反対方向に価格が動いた場合や、値動きと損切り幅が上手くかみ合ってない場合などがあればその都度メンテナンスを行うようにしましょう。

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