もっと稼ぎたい!時間がない人向けの副業方法とは?
副業で資産運用を始めようとする人は、働きながら余剰資金で利益を出したいという人がほとんどだと思います。一方で、兼業だと1日のうちで投資に使える時間は限られていますし、市場が9時〜15時の間しか空いていない株のデイトレードなどは休憩時間を使ったとしても常に見ておくことはできません。
今回はそんな時間のない社会人でも、空いた時間を使ってできる資産運用方法をいくつか紹介します。
株や投資信託で長期投資
株式市場が9時〜15時しか開いていないとはいえ、数週間〜年単位で価格の変動を考える長期投資のスタイルであれば、チャートのチェックは週に数回で済むため、注文さえしてしまえば兼業の方でも負担なく投資ができるでしょう。
例えば、化粧品大手の資生堂(4911)の株価は2013年初に1000円前後でしたが、2018年3月時点で約7000円まで上昇しており、2013年当時にこの株を買っていれば資産が5倍以上になっています。こうした銘柄を選ぶために、四季報などで業績を調べたりチャートを分析したりする必要がありますが、まずは身近な会社や業界などから研究してみましょう。自分が応援したい会社の長期の成長を見守りながら、利益を得られるというメリットがあります。
そうした意味では、投資信託も長期投資に向いた金融商品です。これは、投資信託は数ある株式や債券などからプロが組んだファンドに投資するため、個別の価格変動リスクを抑えられるからです。そのぶん、利益の幅も株投資などと比較すると少ないですが、長期で安定した運用をすることができます。
株や投資信託で共通しているのが、銘柄数やファンドが数多くあるため、利益を出せる対象を選ぶ能力が必要な点です。その点で、初めての運用であれば、投資家自身もあせらずにじっくりと経験値を貯めていく必要があるでしょう。
FXでスキマ時間や夜にトレード
その日のうちにトレードを終えるデイトレードで投資するのであれば、平日は24時間市場が開いているFXが適しています。FXは為替の交換レートに基づいた金融派生商品で、世界中の為替市場が連動しているため、日本の取引所が閉まっていても取引ができるのです。この特徴を利用して、仕事の出勤前や、移動の電車内、休憩時間や就寝前など隙間時間にチャートをチェックして売買するといったトレードが可能です。
また、FXでは世界中の投資家が取引に参加しており、なかでもヨーロッパ圏の注文が集中するロンドン市場(冬時間で17:00〜1:00)と、アメリカの注文が集中するニューヨーク市場(22:00〜7:00)が開いている時間は注文が増えるため、値動きが活発になります。加えて、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる22:00〜1:00(冬時間)は、1日のなかで最も値動きが活発になるため、短期間の売買に適している時間です。
日本であれば仕事が終わって、一息つける時間にFXのピークタイムが来るため、日中に慌てて取引する必要もないのがメリットです。
プログラムで売買を自動化させるシストレ
ここまで解説したのは、株やFXを自分の裁量で行うトレード方法です。こうしたやりかたと別のアプローチとして、プログラムに売買を自動化させるシステムトレード(シストレ・自動売買)があります。シストレは、自分でプログラムを組んだり、証券会社やFX会社が提供しているストラテジーを使うことができる売買方法です。あらかじめ設定した条件に価格が合致すると、プログラムが自動で売買を行ってくれます。特にFXでは各社がストラテジーを提供しており、選択肢が豊富です。
プログラムを動かす最初の設定をしておけば、売買を自動的に行ってくれるため、チャートチェックする手間も省けますし、時間の節約にもなります。
特にFX会社が提供するストラテジーの中でも、リピート系注文のループイフダンは仕組みが単純明快で初心者でもわかりやすいのでおすすめです。
まとめ
自分で取引をする裁量トレードでも、株を運用するなら投資する期間を長くとってみたり、FXなど夜でも市場が空いている金融商品を選ぶなら、忙しい中でも投資できる。また、別のアプローチとしては、プログラムで取引を自動化させてしまうシストレを使うのも一つの手ではないでしょうか。
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