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2017/10/05
資産運用全般

積み立て式保険の罠?

#お金の知識

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友人との飲み会の席での話です。

酔いもまわり、話も一巡したところで、貯蓄についての話題になりました。

 

友人N「俺しっかり貯蓄始めたから、老後も安心だぜ。」

筆者H「へえ〜。Nが貯蓄なんて雪でも降るんじゃないの。貯金してるってこと?」

友人N「積み立てだよ。積み立て。毎月引き去りだから、めんどくさくないし。」

筆者H「ん?毎月引き去りって、現金を貯金してるんじゃないの?」

友人N「保険だよ。積み立て保険。毎月2万づつ積み立ててるんだ。もうじき一年だから24万うふふ。」

筆者H「ほえ?積み立て保険?それって生命保険だよね。いやいや24万じゃないって。」

友人N「24万だって。積み立てなんだから(怒)」

筆者H「積み立てって(笑)。保険なんだから保険料取られるに決まってんじゃん。2万ずつなんて貯まってないよ絶対。」

友人N「保険のおばちゃん言ってたもん。貯金するようなもんだって。絶対貯まってるって(激怒)」

 

程度の低い話ですみません。

実際あった話です。

ここまで酷くなくても、皆さんの周りにも同じような感覚の人いませんか?

この飲み会の後に積み立て式の生命保険に加入している数人と話をしましたが、程度は違えど、貯蓄をしているという認識は全員にありました。

 

解約返戻金の罠?

大抵の積み立て式の生命保険は、途中解約すると、それまで積み立てた金額より割り引かれて返戻されます。正式には違いますが、いわゆる違約金という感じでしょうか?もちろんその期間、保険も効いていたはずなので、保険料分としてもとられているはずです。

満期まで達した場合、払い込み額より、戻ってくる額が大きい商品もありますので、貯蓄と言えばそうなのですが、普通の貯金と同等に考えていると痛い目にあいます。

 

掛け捨て?積み立て?

生命保険には掛け捨て型と積み立て型がありますが、総じて掛け捨て型の方が月々の保険料が格段に安く、積み立て型の3〜10分の1ですみます。

もちろん掛け捨てなので、貯蓄という意味では0です。しかし保険料に大きな違いがありますので、その差額分をどうするかによって将来の資産は変わってきます。

積み立て型で満期まで払い続け、払い戻しに期待するか。掛け捨て型の安い保険料で浮いた差額で資産運用するか。まあ一長一短ですが、考える価値がある問題です。

ちなみに筆者は掛け捨て型で、差分は資産運用してます。

 

自分次第だが、誤解は危険

 

掛け捨て型でも積み立て型でも双方にメリット・デメリットはありますが、一番大事なことは、それぞれの保険商品に対して正しい認識を持つことです。

正しい認識を持った上で、自分・家族にとって最適な商品を選択することが一番です。

 

ちなみに先日また友人Nに会いました。

友人N「子供の中学入学で入り用だから、解約するわ。」

筆者H「じゃあ学資保険だっただろっ!っていうか貯金しとけ!」

※正確な保険商品の診断等はファイナンシャルプランナーにご相談下さい。

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