どんな方法で資産運用を行うのがベストか?

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資産運用の具体的な手段となる金融商品は、①安全性、②収益性、③換金性という3つのポイントに関して、個々に特徴が異なっています。絶対に減らせないというお金を運用する場合は、①の安全性を最重視する商品と手法を選択するのが賢明でしょう。

対照的に、余裕資金を元手に効率的な運用をめざす場合は、②の収益性を第一に追求することになります。また、いつ必要となるかもしれない資金をその直前まで運用しておきたい場合は、③の換金性を最重視すべきです。

運用に費やす時間についても、1日のうちに取引を完結させるデイトレードから、10年20年といった歳月を費やす長期投資まで、目的や求める成果などの違いで様々なスパンのものが考えられます。また、株式のように値動きのあるものに対しては、あえて一度に全資金を投入せず、定期的な積立投資によって“時間分散”を図るという方法もあります。

結局、どのような金融商品を選んでどのくらいの期間、手法で運用するのかによって、期待できる成果や関わってくるリスクも異なってくるわけです。言い換えれば、それぞれのニーズに応じて、多種多様な運用が考えられるということでしょう。



初心者でも気軽に始めやすいのが積立投資!

では、いろいろな方法がある中で、資産運用の経験がまったくないという方でも気軽にチャレンジしやすいのはどんなアプローチでしょうか? 先程も少し触れた「積立投資」がその1つだと言えます。

株式のように価格が変動するものは、価格が低くなっている局面で買っておき、高くなった局面で売ることによって利益を得られます。しかしながら、そのタイミングを見極めることは運用のプロでも容易ではありません。

その点、積立投資の場合は毎月一定額ずつ自動的にお金が投じられていくため、タイミングを見計らう必要がありません。そして、一定額ずつ投資するため、価格が低い局面ではより多くを買い集め、逆に価格が高い局面では控えめに抑えられる結果となります。

こうしたことから、結果的に購入価格を平準化でき、うっかり高い局面で大金を投じてしまうような失敗を招くこともありません。加えて、最初に手続きを行えば銀行口座からの自動引き落として積立投資が行われていくので、挫折しにくいことも大きなメリットだと言えるでしょう。



国際分散投資は意外とカンタンに実践できる!

より本格的な資産運用をめざす場合は、国際分散投資がその理想形となってきます。国際分散投資とは、日本の国内のみならず海外にも視野を広げて、リスクを抑えたものから収益性の高いものまで、様々なタイプの金融商品にバランスよく分散して投じるというものです。

こう聞くと、「国内でもまだ預貯金しか利用したことがないのに、自分にはハードルがあまりにも高すぎるのでは?」と思ったかもしれません。しかし、グローバル化が進み、フィンテック(IT技術を駆使した革新的な金融サービス)も登場したことで、誰もが気軽に国際分散投資にチャレンジできる環境が整ってきました。

たとえば、投資信託やETF(指数連動型上場投資信託)には、世界の株式、世界の債券に幅広く投資しているものがあります。ETFは投資信託の一種で、株式のように市場において時価で取引されており、特定の指数(市場の平均的な推移)に価格が連動しているのが特徴です。

それらを組み合わせて運用すれば、手軽に国際分散投資を実践できるのです。金融に関する知識が乏しく、組み合わせ方やそれぞれの配分がわからなかったとしても、最近は便利なサービスが登場しています。

それは、ロボットアドバイザーと呼ばれるものです。簡単な質問に答えていくと各々の人が求めている収益性やリスクに対する許容度などに応じて組み合わせや配分比率を変えた国際分散投資のプランを提案してもらえます。



システムトレードのように、初心者でも自動的に取引を進められる方法も!

また、市場の短期的な値動きに着目するデイトレードやスイングトレードといった手法はかなり専門的で相応の投資経験が求められるものでしたが、それももはや過去の常識となりつつあります。特定の条件を設定するとコンピュータが自動的に売買を進めていくシステムトレードであれば、さほど投資経験を問われず、短期的な値動きに収益機会を見出せます

たとえば、為替レートは小刻みに上がったり下がったりを繰り返しており、システムトレードならその超短期的な値動きに寄り添いながら、「安く買って高く売る」という注文を繰り返して出し続けることが可能です。そうすれば、生身の人間が自分の判断で行うケースでは不可能に近い回数の取引を実践でき、手堅く獲得した小幅な利益をどんどん積み重ねていくことを期待できます。

このように、一昔前ならプロしか利用できなかった手法が今は広く一般に公開され、投資経験の浅い人でも資産運用にチャレンジしやすい環境が整っているのです。そうだとすれば、活用しない手はないと言えるでしょう。



初心者なら、少額からいろいろな方法を試して“経験値”を獲得していこう!

さらに特筆すべきは、本格的な運用を少額から始められるようになっていることです。投資経験だけでなく、資金の有無もほとんど問われなくなってきているのです。

前述した積立投資なら数千円単位からスタートできますし、ほとんどの投資信託が比較的少額から購入できるようになっています。また、FXは預けたお金の最大25倍にも相当する規模の取引を行えるので、少額で効率的な利益を追求できます。

このように少額から投資を始められることは、投資経験を重ねていくうえでも有利に働くことでしょう。少額なら、まずは試しに始めてみて感触をつかみ、投資を実践することで“経験値”を獲得していくというアプローチが可能となってくるからです。

どれだけ知識を蓄えたとしても、資産運用は机上の理論だけで上手くいくものではありません。やはり、最も重要なのは経験を積んでいくことです。

その意味でも、少額から様々な金融商品や手法を試せる環境が整ってきたのは願ってもないことでしょう。いろいろ試しているうちに、どの運用方法が自分には最も合っているということも掴めてくるはずです。



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